うーむというかまあ曖昧な表題というか

 ⇒サブプライム騒動おまけ(ふたつの金融危機&負債デフレ理論) : Economics Lovers Live
 大筋ではそういうことで、というか、先日のbewaadさんのレスと同じというか。

 いまのサブプライム騒動はまだこの段階とみるのが妥当ではないでしょうか。そして日銀まわりの認識は違うようですが、それ以外のFRBなど中央銀行の対応は、流動性リスクへの対応を初期段階でしっかりやるという確固たる方針をしめして、流動性の追加供給にも機動的です。

 そういうこと。
 で。
 ただ、ちょっと「流動性の追加供給にも機動的」が、なぜ欧州というあたりがたぶん理論的に捨象されるのかな、うーむ、やっぱ経済学の人は、みたいな印象はわずかに。
 で。

しかしもしsvnseedさんが懸念するように、リフレ派的なこの種の智恵が無視されるならば、シュウォーツは2)の真の金融危機に陥ると警告しています。

 陰謀論ではないのだけど、「リフレ派的なこの種の智恵が無視されるなら」が微妙で、というか、理論を外れたアートの国家経済というのは、かならずしもそう動かないが原理なんで、その無視リスクは最初から織り込まれているというか、逆にいえば、バーナンキ僧正耐久力テストになるわけで。
 であれば、ここに、政治とか権力の要素は大きいのではないか、と。
 で。

 このとき真の金融危機によってマクロ的な経済変動が激しくなったとき(例えばデフレ不況の発生)にどうするか? それにモデル的な説明をしたのが、僕と藪下先生の共著論文だったわけで、その解答は、マネタリーベースの増加、公衆がデフレ期待をもたないような期待をコントロールすること、のふたつでした。

 で、ここが、膝ポン! で、つまり、「公衆がデフレ期待をもたないような期待をコントロールすること」。つまり、それって何?
 ここで、私のお里が知れるようなコメントはちょっと控えておくのでした。