トークイベント:70年代日本音楽シーンの地下水脈

内容

11月28日、12月4日
70年代日本音楽シーンの地下水脈(園田佐登志)
入場料:投げ銭

今や「Minor Cafe」として海外でもつとに知られ、伝説と化した感のある東京・吉祥寺のライヴ喫茶「マイナー」。1978年から1980年の閉店に至るまでの その性急な足取りを残されたフライヤーとカセット音源で辿っていく試み。

  • 第1回 11/28 16時半〜「吉祥寺マイナーとその周辺(前編)」 

 マイナーに辿り着いたミュージシャン達はどこからやって来て、どこへ向かっていったのか……。

  • 第2回 12/4 18時半〜「吉祥寺マイナーとその周辺(後編)」

 この場所ではいったいぜんたい日々何が行われていたのか……。

園田佐登志プロフィール

1976年11月: 自身の主宰する明治大学現代の音楽ゼミナール(通称「現音ゼミ」)でEEU(高木元輝、近藤等則、吉田守夫)、イースト・バイオニック・シンフォニア(小沢靖、岡部馨、浜田和明、今井和雄、多田正美、越川和尚、椎啓、向井千恵、峰岸政春、服部達雄)、連続射殺魔(和田哲郎、浜野純、山本哲)、岩永多旗夫グループ(岩永たきお、河野優彦、皆川修)らのライヴを企画。
1977年4月: 「現音ゼミ」で服部達郎・芦川聡デュオ、Percussive Unity(小幡亮、中井正之、小沢靖)のコンサートを企画。
1978年1月〜11月: 佐野清彦・多田正美・曽我傑(GAP)、三浦崇史(ヴァイブレーション・ソサエティ)、小山博人(イヴェントアクシデント7711)らとFree Music Space=FMSのシリーズを発案・企画し、明治大学、(桐朋学園)、町田・カラビンカ、初台・騒、吉祥寺・羅宇屋、早稲田大学、江戸川河原等で実施(〔参加グループ・個人・団体〕: GAP、ヴァイブレーション・ソサエティ、火水風水、Spontaneous Improvisation Unity、エラムマレ、Mind Control、佐藤秀、向井千恵、吉村弘、小沢靖、連続射殺魔、第五列、藤井博通、小原浩、よしのまこと、西口グループ、こたつで吠えろ、Worst Noise、Galapagos、秋葉裕子、白石民夫、子供バンド、突然段ボール、大平亜紀とメトロポリス、イベント=アクシデント、ミュージック・リベレーション・センターISKRA、ダークデザイン・インステイテュート、FMC
1978年6月: 佐藤一樹(第五列)が主催した"ロボトミー執刀前夜"(不特定多数による集団即興演奏の夕)にて吉祥寺マイナー初出演。
1978年9月: 吉祥寺マイナーで行われた”Live at Minor”でガセネタのメンバー(浜野・大里・山崎・佐藤)とAnarkiss/アナルキスを臨時編成しリードボーカルをとる(2009年にCD化)。共演は、Speed、自殺、Pain。
1978年11月: 北村昌士、小沢靖とイベント企画団体OMNI-PRODUCTIONを設立。
1978年〜1980年: 吉祥寺マイナー、盛岡北天画廊、Black Pool 、GAP WORKS、明治大学等で<現代音楽と即興演奏><現代の邦楽><日本のアヴァンギャルドプログレッシヴ、ニュー・ウェイヴ、フリー.....ロッカー、パフォーマーたち><東京と関西のNew Wave>などのテーマでトークイベントやレクチャをおこなう。
1980〜1990: イベントやコンサート企画、演奏活動に加え、ノイズ・ミュージック試論執筆、CD制作、海外のラジオ局への音源提供、日雇い労働者への支援活動などを断続的におこなう。
1990〜1994: 写真やビデオによる視覚・映像作品、インスタレーションなどを集中的に制作する。
1994〜2008: 都内の不安定雇用労働者で作る労働組合(組合員数3000)に関わり、15年間脇目も振らずに奮闘する。
2008年: 所蔵VTRを元に制作した「篠田昌已 act 1987(1993/2008,VTR/75分)」の全国上映を手がけ、篠田とマヘル・シャラル・ハシュ・バズの共演アルバム「腰くだけの犬」をDVDでプロデュース、久しく中断していた諸活動を再開する。
2009年: 故・小沢靖(マージナル・コンソート、不失者)との演奏を含む自身の初期作品集「Early Works of Satoshi Sonoda(PSFD-186)」をリリース。
2010年: 呪いの発狂フォークデュオ、公魚の顧問に就任