Rewrite感想

プレイ時間は29時間。クリアしました。
#おまけ要素はほとんどやっていません。2週目からは完全に無視。
クリア順は、
小鳥→静流→ルチア→ちはや→朱音→M〇〇〇(伏字)→T〇〇〇〇(伏字)
とりあえず終えてみて。
キャラ別のシナリオやっているときに思いました。
これKeyのゲームじゃねぇなぁ……。と。
体験版から、あれ、これバトルものになるのかな?って感はあったけど、まぁなんだかんだいってKeyだし、せいぜい1シナリオあたり、10分くらいでおわるだろうなー、と思っていたら。割とあったのが驚きです。特に朱音ルートは多かった。
ニトロプラスの新作っていっても信じられるくらいにはあったかと。
真シナリオ2つに関しても全体の構成はたしかにKeyっぽいといえなくはないですが…どっちかっていうとやっぱりニトロだなぁ、と。
シナリオ全体のテーマとしてあがっているのは、「宗教」や「エコテロリズム」ですし、とりあえずKeyの新作としてとらえると違和感があるような内容じゃないかな、と思いました。



点数は80点。
評価がわかれる作品だろうなぁ、という印象を受けました。
以下ネタバレ感想

・キャラクタ共通感想
とりあえず今までのKeyだったら多分全員味方なんですよね…。ヒロインごとに勢力がわかれているなんてありえなかったと思います。それと超能力を全面に押し出したり、上でも書きましたがバトルがキャラによっては全体の5割くらいあったり。
いろいろ挑戦した作品だったな、という印象をうけました。
以下シナリオ感想、および点数。




・小鳥(6点)
セカイの命運を握る「鍵」を守る少女の話。
小鳥の内面をもう少し書いてほしかったかな、と思います。
死んでしまった父親と母親を魔物にして、父親と母親を自分の思う存在にしてしまって、心が壊れてしまった少女というのは、ネタ的に面白いと思うのですが、描写がもっとほしかった。
最後の方になっていきなりそう語られて(まぁ予想はついていたけど)、いきなり主人公が昔優しくなかったとかいわれても急過ぎて。最後の方に詰め込むだけ詰め込んだ印象が。
Terraをやるとこの辺よくわかるのですが、小鳥シナリオの中でもう少し描写がほしかったかな、と。
それが残念でした。流れは好きなんですがね。




・静流(10点)
主人公が最後に世界を守るために樹になったりしたあたり、ある意味今回一番Key作品していたのではないかなーと思わないでもない。
しかしほんとに静流シナリオは、まさか52人の人類を残して世界が全滅するとは思わなかったな…。
だからこそ、なんともいえない余韻がすごくいい作品でした。


でもこのシナリオは積んでいますよね。
52人で世界は再び作れるのでしょうか、すでに消える運命にしかないような。
#すでに大分しんでいるし
仮に世界を継続するにしても、静流もまた、生殖要因として扱われるでしょうしね…。





・ルチア(6点)
とりあえずぜったいに言っておかなければならないことが。
前半反則。
竜ちゃんがシナリオかいているってことで、信頼できない語り手は疑ってはいたのですが、まさかやらないだろうと。
・・・やりやがっていたし。
これはダメでしょ。
そして主人公の性格が他シナリオとくらべてずれている印象がつよかったです。


恋愛色が一番つよいシナリオだったかな、と。
醜い部分を含めた愛を求めたんですよね。フルーツバスケットの夾を思い出しました。
彼と反対にあたります。どちらが正解というのはないですが。


しかしそれにしてもいろいろとひぐらしとかおおかみかくしとかその辺に近かったような気がせんでもないw
あと、ところどころ、文章が完全に竜ちゃんだったしw
いや、シナリオ自体は結構好きな方なんですよ。ちはやと静流とルチア3人のバトルでの会話が好きだし。




・ちはや(7点)
バトル描写が多かった。
バトルものの王道展開といってもいいんじゃない?という展開だったな、と。
ラストの咲夜との再会シーン(と、いえばいいのか)とか割と好き。
特に書くことがないw




・朱音(9点)
攻略終えて時間がたつにつれ、印象が変わっていくシナリオでしたね…。


唯一、しっかりした意思で世界を滅ぼそうとするキャラ。
世界を滅ぼすというあまりにも大きい罪を背おった朱音と罪を一緒に背負うことで一緒にいることにした主人公。
ようやくここまでして朱音はすくわれた・・・のだけど、他の人からみるとたまったものではないわけで。
書き方は悪いかもですが、数十億人ころしておいて、自分は恋人とイチャイチャですからね…。
ヒロイン全員ころした(と思われる)のはそういう視点のため?
いや、なんで、他のヒロインが全く出なかったのか、わからなかったのですよ。理由を模索していったら上記解釈がでてきたわけで。
なんかすげーブラックですよ…。


このシナリオはおそらく十万人くらいは生き残っているはずですが、それくらいいれば世界は存続できるのかな。





・MOON(5点)
世界の再構成の話。
「鍵」のために全員ががんばるっていうあたり、Keyらしいのかな、って思います。でも最後の結論は…どうなんだろうか。
結局未来を不定という形にしたってのは…まぁ未来は不定だから、がんばれって結論をだすしかないのかな、と思いますが。
個人的に、友愛数のラブレターのシーンがすごく好きでした。
けどなんか釈然としない…。

咲夜HBには大爆笑させていただきました。
あと、ようやくこのシナリオになって、ヒロイン全員が味方になって戦いましたね…。




・TERRA(6点)
主人公の過去の話。
そしてMOONにおける世界の構成の正解を選ぶ話。
選択肢の演出がわかりやすいですね、この辺。
あと各シナリオにばらまかれた謎は、個人的には大体解けたかと。
シナリオ自体にはまぁ特に思うことはないわけですが。