ネオナチスを追っかけるドイツのケルン市民!

 最近、キリスト教系の自由主義政党の代表であるケルン市議長が数億ユーロをかけて、大きなモスクの建設計画を伝えていました。この計画とイスラム傾向の広がりに対してネオナチスの組織が三日間の連続でデモ・集会を行うと伝えていました。この集会は20日から行われる予定だったが。賛同人に成っていたのはイタリア、フランス、オトリシュのネオナチスのグループでした。しかし、ネオナチスへのケルン市民の反発はあまりも強く、そのためフランスとイタリア側の組織が参加を撤回しました。そして、当日の予定だった町中でのデモ集会は中止になりました!一千人から一千五百人のネオナチスたちに対して四万人のケルン市民が彼らを向かっていたからです。石、ボトル等を持って、ネオナチス連中を追っかける形でです。集会所に集まれないネオナチスたちは止む得ず、船を借りて、長時間ケルン市の周辺を振り回っていました。一ヶ所で集まりが出来た五十名ほどのこの連中に対して、怒りでいっぱいの大衆は押し寄せましたが、三千人と動員させられていた警察に守られました。ケルン市民はネオナチスたちに対して、市のホールと泊まるホテルを含めて食材の販売さえも断っていました。集会の開催は出来ず、警察による見張りも難しく、ネオナチス連中は社会の隅にある自分たちの巣へ戻れざれを得ませんでした。このようにして、移民と難民の存在に反対するネオナチスムの動きは大衆の反撃で追い払われました。当日に様子のビデオを以下のアドレスで観れます(どなたかこの映像を石原知事に観せて貰えないでしょうか。本来、日本のこのネオナチもまた追っかけるべきですが)。
http://www.spiegel.de/video/video-36350.html
 さて、ケルン市民のこの闘いの背景には他にどんな経緯があったのでしょうか。
 実際、一方ではムスリムたちのためにモスクを建てようとするドイツ政府・ケルン市議長でありす。<移民・難民の見方をしている>ようで、この計画に賛成している旧い左翼と他の組織がいます。彼らはネオナチスに反対していますが、しかし、この両方の傾向に対して投げるべき疑問は一つあります。ネオナチスと同様で、反動な宗教傾向及びイスラム政治運動の方を何故許し、モスクを増加させるのかの疑問です。このイスラム政治運動とイスラム政権は幅広い範囲で多くの人間に対してどんな卑劣な扱いをしているのかはご存じではないでしょうか。ここで、新たに多文化共生の思想が問題になると思います。この思想によると、イスラム社会から流れて来ている人々は皆イスラム教を認めていると考え価値です。だが、事実はそうではありません。そもそもイスラム政権が支配する社会をイスラム教と呼ぶのは大きな過ちです。確かにこれらの社会で支配権を握っているのはイスラム族だが、それに反対する民衆は決して少なくはありません。そんな野蛮で独裁的な政権と闘う人々は、迫害を逃れようとしているこそ国外へ亡命を求めています。二つの反動な傾向の中から一つを選ぶって事は決して正しい選択ではありません。こんな選択の根本は、人間を宗教・民族と部族的な身分で解説しようとするところにあると思います。宗教・民族と部族主義は人類歴史の遠く腐ったものにすぎません。人種は一つであり、進歩は永遠です。このような進歩及び世俗主義社会(ヨーロッパなdふぉのように)中東などの地域でもありえますし、そのような闘いをする人々の側に付くのはより知的ではないでしょうか。
 ネオナチスイスラムナチスに対してEXムスリム・WPI・世俗主義で反ネオナチスでもあるドイツの組織と知識人(有名なラルフ.ジョルダノ)・社会主義組織の方は違う選択、つまり第三のポジションを取り、集会を行ったり、メディアでインタビューをして、注目を集めました。この第三ポジションこそドイツ及び世界にとって正しい傾向であり、それを強めるべきと思います。進歩的で人間らしい社会を求めて闘っている中東地域及び世界の労働者にとって、ネオナチスムのように宗教傾向の強まりは決して良いものではありません。21世紀の労働者にとっては、マールクスの示した労働者社会主義こそ地上で最も進歩的であり実現に向けて闘いを進めるべきです!こんな傾向の目標こそ、宗教とナシュナりズムを超えて新しい世界を作れます。

演説するEXムスリムの中心メンバーのミーナ.アハディさん(WPI)です。最近、自分の人生と闘いについて書いたミーナさんの本は出版されて、注目を集めています。以下には集会の関連写真がありますのでご覧下さい。
http://www.rowzane.com/0000_2008/e_m09/15-konferance.htm

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