ひかりTVビデオざんまいプランで2010年7月に見た作品は9本
ヒネリのない、新タイトルでお送りします。
(3)ハイテンション(2003)
フランス製スプラッタ・ホラー。ブロンドベリーショートのヒロインは魅力的だし、さすがおフランス、衣装や小道具などの美術センスが、いかしてる。伏線もドスが効いてるし、最後まで、心臓がドッキンドッキンした。
ただ。黒髪の、ヒロインの親友女性が、「みんなに愛されている。性的に。」な設定なのに、
「そうかぁ?」
と突っ込みたくなる、ガリ系ぶさいくなのだ。顔がな、「刑事コロンボ 構造の死角」に登場する、犯人さんをユスるブサイク女にそっくりなんだ。それがもう、気になって、気になって。
(4)追跡者(1998)
「逃亡者」では、容疑者キンブリを追いかけるほうだった刑事、ジェラードを主人公に配した、いわゆるスピンオフ作品。失敗例。ジェラード刑事の最大の特徴である「しつこさ」を描ききれていない。
(5)ザ・インターネット(1995)
サンドラ・ブロック主演で、過去に何度か見たが、1995年当時のインターネットとパソコンは、今と比べて、どんなふうやったやろかー?という学究心で、見直してみた。
フロッピーやし。回線はアナログやし。俺はネットやパソコンに、さほど詳しくはないが、そんな俺でも、今見ると、
「そんなはずねーやろ。」的な突っ込みどころイッパイ。
(7)うつつ(2002)
これは、いい。宮沢りえちゃんと、佐藤浩市にーさんがW不倫して、地獄に落ちてゆく。ひかりTVの目次では、ホラーのカテゴリーに入っているが、この作品は、俺の好きな、心理サスペンスである。
物語の冒頭で、佐藤浩市の部屋の、天井から壁に、うなぎのタレが、ダラ〜リ、ダラ〜リ、垂れてくるという、「???」シーンがあります。これが大大大、伏線だったとはねん。
うなぎが、お話しの随所に出てくるのですが、それが伏線だとは気が付かないで見ていた俺は、佐藤夫妻がマイホームで、うなぎの夕食を食べるシーンで、本筋とは7海里離れたポイントに、激怒しました。
会社から帰宅したダンナ、浩市さんは、まずお風呂に入り、お風呂あがりに、ビール(冷)を飲み、うなぎ(熱)を食べ、お味噌汁(熱)をすすり、ごはん(熱)をもぐもぐし、またビール(冷)を飲みよるのです。
…俺の夕食哲学では、考えられません…!!ビールとうなぎで、ビール飲み干してから、ネクストごはんに行けやーッ!
このシーン、映画では「サラッと」流れただけでしたが、俺は見逃さないッ!冷たいビールとお味噌汁を、同時に飲むなよ山岡ぁっ!
(8)仁義なき戦い 広島死闘篇(1973)
フカギン(深作欣二)の、広島のヤクザさんシリーズ第二段。今回の主役は北大路欣也。若い頃の彼を始めて見たが、なんちゅう猫科な顔やろか。
前作で主人公だった菅原文太さんは、呉で、くず屋さんをマジメ〜に営んでいました。
そして、確か、前作で死んだはずの、拓ボンこと川谷拓三さんは、今回も生き返って、また死んでいました。まあ、違う役で出てるからですが、ある意味、拓ボンこそ、不死身やないかぁーと思いました。
若衆頭の、成田三樹夫さんは、ふだんはヤクザらしい広島弁なのですが、北大路欣也を、なだめたり、さとしたりするときに、急にオネエ口調になるので、爆笑しました。
ああ、これが、ダウンタウンの松ちゃんが、辻たけしのコントで演じた口調の元ネタなんやなあと思ったから。
成田「やっちゃんはここにいるじゃない。だから、もういいじゃない。」
松本「辻ちゃん、もういいじゃない。やまない雨はないじゃない。」
(9)北陸代理戦争(1977)
フカギン作品。松方弘樹も不死身です。撃たれても、斬られても、死にません。舞台が北陸ということで、越前ガニを食べるシーンがふんだんにあり、ああ、おいしそう。おなかがなります。