先従隗始・温故知新

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2014/02関東豪雪被害 小鹿野町の社協は「泥棒や詐欺師と区別がつかないから、うちで登録しない人はボランティア雪かきに来るな」


はっきりそう言われたので。


厳密には「そこまで極端な『表現』はしてないが、意味はあってるからそうとってもらうなら構いませんよ」
と、社協の職員にはっきり言われた。


相当にこいつ挑発的で
いかにも公務員らしいマニュアルトー
『相手を挑発して怒らせ、「アナタが悪い、私たちは被害者かわいそう」へ話をミスリードしていく』
常套手段。


昨日、参考までにと除雪依頼がある地区の地図をもらった。両神地区。小倉地区。
「手伝いに行くかも」と告げると
「お願いします」と返答。


翌日、昼ごろに両神へ行ってみるともう終わっていた。
社協は時間を教えなかった。
なんせ山奥だ、5kmも凍結路面を慎重にオートバイで進んで到着したらこれだ…
たった2軒だからか、朝一番で終わったらしい。


社協に立ち寄り抗議すると、
その「かなり挑発的な」男の職員が、公務員らしい自己防衛トークかましてきたのだ。
「あんたが勝手に行くからでしょ」
最初はそれでやっつけられると思い込んで笑み満面だったが、こいつは昨日おれが来た時は立ち会ってない。
地図を渡したのが社協側だとわかると
「あ、やべ…負ける」という表情になって=公務員っていつもそう。勝ち負け、やっつけるか負けるかしか考えてない。


小鹿野町はイナカだ。優秀な人間が就職するような役場ではない。
さらに災害復旧ボランティア募集というのも、他の自治体からの猿真似でしか無い。
だから優秀ではないイナカの公務員は、ロボットみたいに、借りてきたボランティアシステム通りに応答することしかできない。
応用性がない。独自性を発揮するほど能力がない。


あげく飛び出してきた発言が
「除雪して金を取る詐欺師と区別がつかないから、登録してないやつはこないでくれ」
要は、小鹿野町では断りなく除雪をしてると小鹿野警察署に逮捕されるということだ。極論。


何度も再確認を問いかけたが、冒頭である。
「そこまで極端な『表現』はしてないが、意味はあってるからそうとってもらうなら構いませんよ」


みなさん、小鹿野町には近寄らないでください。逮捕されます。
除雪の助けにはいるなら、秩父市横瀬町にしましょう…


ただでさえ、津波などで活躍した災害ボランティアシステムは
関東の除雪ボランティアには『不向き』だ。
・依頼がないと何もしない、『役所体質』
・じゃあ依頼がないときは?余ってるボランティアは既成事実づくりのため社協付近を除雪してみせる=『役所体質』


いちいち役所体質ばっかりなんでイライラしてくる。
オンデマンドなんていう受動姿勢で、依頼を待って座って遊んでるぐらいなら
こちらは自家車両で能動的に探索して除雪作業を重ねたい。能動的だ。遊撃ともいう。


このくそ挑発的な男に聞いてみた。
「じゃあ、登録ボランティア以外には、どこが除雪すべきかといった情報は一切出さないのか」
「そうなりますね」


ダメだこいつら…


そんなだから今回の豪雪で、「ひたすら無能で頼りにならなかった」と言われてんだよどこの自治体も、まして都庁県庁や政府は。
ごく一部、有能な首長がいた新潟県などを除いてね。


確かに日々の対応で役場は大変だろう、完璧を求めても無理なのはわかるが
受付の女性は口論の怒号にビビってすすり泣き始めていたが


このあほ男職員が
・お前が悪いという逃げトークを最初にかまして攻撃してきた
・人を泥棒詐欺師呼ばわりしたと取られるような失礼説明を繰り返した


役場側に落ち度がありすぎておれにはフォローできない。


オンデマンドだと、仕事が無い。
いつもひましていたり、ろくに作業量が増えなかったりで、
今回の豪雪にはちっとも有効ではない。町内の雪山が減っていかない。
待ってるだけだもん…
しかも、どこを除雪したらいいか聞きに来た人は「登録しないなら帰れ」だもんな。


あんな暇してるような、人数も集まらないような(秩父より交通の便が悪いし)、
誰が登録するかよ。人数が集まらないってことは大した大掛かりな作業はできないってこと。
街路まるごととかいった大規模な一斉作業は永久に無理だ。それじゃ雪なんか減っていかない。
小鹿野町内で、大勢で除雪してるのを見たことがない。通行人はいつまでも不便そうに車道を歩くばかり。
公道公有地にもどんどんボラ部隊を派遣してる秩父市とは大違いだ。


地域=自治会が機能するほど平野部で人口が多ければ、自治体なんかほうっておいて自治会で人集めてやっている。
当然に自治会がやる除雪は生活に密着した中身が濃いものだ。役所仕事とは違う。
『勝手にきたボランティア』としては、彼らに付随して作業していたほうがずっといい。


自治体にどうしても頼むのは、山奥で老人ばかりで過疎化の地区だけだ。
だから仕事が無い。既成事実づくりのために社協近くでいつも除雪ごっこばかりしている。


非効率。無意味。ポーズばかりの役所体質…


今後、小鹿野に足を踏み入れることは殆ど無いだろう。二輪でたまに来ることはあったがもうゴメンだ。


すぐさま帰路につき、秩父市内の車道をひたすら除雪した。
R299は拡幅除雪しないとすぐ大型ダンプがすれ違えず交通麻痺するから。
小鹿野町は「そういうのは泥棒と間違うから迷惑だ、来ないでくれ」以下略


秩父社協にいりびたるボラグループが
10時過ぎても社協ツイキャス=リアルタイム中継してるから
嫌な予感はしてたんだよ。
一日8時間、休みなくやるしか無いはずだ「ほんとうの除雪」とは…あの豪雪量では。


まだ秩父市は有能な方だが、それでもみなさん
「なるべく、登録制の除雪ボランティアは行かない方がいい」
装備だけ手に持って、電車か車で向かうといい。
ただし、自家用車の場合は駐車場所には気をつけて。


自治体ボランティアは、ほとんど敷地内と歩道しかやらない。
公務員の内規では、公道は国交省や、県市町村の建設部になるから…
だからおれは、公道ばかりやる。


公道はローダーさえ派遣すれば「仕事したもん!」という人種が公務員だ。


ローダーは道幅をいびつにする。これでは大型トラックはすれ違えないので停止が重なって大渋滞になる。
だからほんとうは、ローダーが来た後は人海戦術で整形し直さないとダメなんだよ…
関東の大雪を知らない自治体はそこがわかってない。


きのうおれが整形作業を行ったR299の飯能市井上では、
おれが整形=氷塊を壊しまくってる最中にもダンプが急ブレーキし、後続の軽トラックが間に合わず衝突しかかり、80度近くスピンターンして何とかなってた…
それみろ…


おれは誘導警備員やバイク便や新聞屋や、ルール作りのプロであるシステムエンジニアなど
色々実務経験があるからね。
交通社会に関しては、すぐわかる、すぐ気づく。


結局、役所というのは何でもかんでも監督管轄してるので
ガサツだ。大雑把だ。相手が有能だろうが、提案が優秀だろうが、扱いきれない。使いこなせない。田舎に行くほどそうだ。
警察官だって役場の職員だって、いっぱいいっぱいだーって顔してるでしょ。いつでも。


役所の正式認可に基づいて、ボランティアが公道の除雪をできるようにするには
途方も無い手間と時間がかかるだろう…何年もかかるかもしれない。
おれは国政や財界などを口先一つで納得させ動かしてきた経験者だから、そういう面倒なこともいちいちわかっている。


だが、遊撃的に除雪ボランティアをしたい人向けのサポート業務を行う自治体は
これは自治体の所在地や、首長や職員の有能次第であるので
すぐにでも実現する自治体はきっとある。小鹿野は絶対無理だけど。


とにかく、
もう小鹿野には立ち入らない。
ウンンザリッだ。


過去エントリーの通りhttp://d.hatena.ne.jp/geasszero/20140219/1392730864
関東の素人と比較して100人分除雪できるエキスパートだ。
そのエキスパートに無駄足をさせ、2時間近くも除雪させなかった「ミス」だけでも万死に値する。
つまり、おれが一回教えるだけでも、1人分しか除雪できない素人が、5〜10人分働けるようになる。
おれはときに軍司令官や各省次官や総理すら『ご指導』して動かす、いわば指揮統制のエキスパートでもあるから。


 ◇


なんと奇遇な…おそらく社協ボラの除雪中にはヘリが来たんだな。
秩父は今でもヘリがひっきりなしに通る。自衛隊、県警、消防…

http://www.nhk.or.jp/shutoken-news/20140222/5448221.html
22日午前、埼玉県小鹿野町で雪による孤立した状態が続いている地区に住む76歳の男性が腹痛を訴え、県の防災ヘリで救急搬送され手当を受けています。
埼玉県によりますと、救急搬送されたのは、小鹿野町両神地区の76歳の男性です。
積雪で道路が通れなくなり救急車が入っていけないことから22日午前7時、県の防災ヘリを使って救急搬送したということです。