歴史的な資料が出てきたよ

ちょっと部屋のなかで探しものをしてたら、昔の写真が出てきた。
会社を辞めた直後だから、1993年4月後半か5月くらいだと思う。ということは26歳か。
場所はジュリアナ東京のロッカールーム、一緒に写ってる女性たちは会社の後輩と派遣社員の皆さん。いまみると、いでたちが驚くほど本当に90年代前半だ。


会社を辞める寸前くらいになぜか「伊藤さんって学生時代ディスコに通ってたんですか？　意外〜」とかそういう話になり、じゃあジュリアナ東京に行きましょうよという運びになったと記憶している。


とはいえ、実はここにはディスコミュニケーションがあって、オレが学生時代に通い倒したのは「ダンスホール」という、いまでいうクラブのはしりみたいな、当時としてはわりと特殊なニューウェーヴ・ディスコだった。もちろん名古屋なんだが、プロデュースが秋山道男と細野晴臣で、たぶん彼らのコントロールを離れて以降、ぼくらは毎週水曜日にやってた「UKナイト」に行っていたのだ。フロアでみんなでニュー・オーダーの"Blue Monday"を歌っちゃうような、U2の"New Years Day"がかかるような、そんなところだった。


もうバブルははじけた後だったけれど、まだその余韻が残っていた時代の歴史的資料ということで。


たしかKLFの "3:AM Eternal" はかかっていたんだっけか。とにかく男性はスーツ着用というドレスコードがあり、なんだかとにかく、アッパーで軽薄なサラリーマンの遊び場というところだった。そうそう、同行した女性たちがお立ち台に上がってしまったので、すごいなーと眺めていたら逆ナンされたんだった。だけど「どこの会社なんですか？」と訊かれ、正直に最近、退職していまは勤めてない（本当はすでに浦沢直樹氏のアシスタントをはじめていたが、説明が面倒なので言わずにいた）と答えたら、彼女ら（二人連れだった）はすーっとどっかに行ってしまったのだった！　会社名が重要なのか。まあ、そういう場所だったのだな。


※はてなキーワードの「ジュリアナ東京」の説明があまりにもあまりだったので、ウィキペディアにリンクを貼っておきます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%8A%E6%9D%B1%E4%BA%AC