Grand Theft Auto -- San Andreas
旅行中某Srdjanに教えてもらったビデオゲームGrand Theft Auto (GTA)シリーズ。最新作San AndreasはLos Angeles, San Francisco, Las Vegasを模した街(Los Santos, San Fierro, Las Ventura)が構築されていてビデオゲーム史上最大の仮想世界を誇るらしい。
巨大仮想世界と聞くと妄想してしまう世代の私は、現地で6月末の発売日に購入してしまっていた。帰国してうちのジャンクPCにインストールしてみるとイントロムービーまでしか見られない。どうもポンコツビデオカードAll-in-Wonder Rage 128では力不足らしい。そこで先週末GeForce 6xxx搭載のビデオカードを淀橋カメラで9800円で購入。GeForce を装着するとちゃんと動いた。ついでにバスケットボールゲーム NBA Liveでもプレーヤーの肉付きや肌つやがよくなった。
GTA San Andreasの世界はまさに広大。LA, SF, Vegas近辺の名所をもれなく配置している。LA近郊のSanta MonicaはSanta Maria、Venice BeachはVerona Beach、Orange CountyはRed Countyなどとして名前を変えて存在する。ダウンタウンLA近くのGlen Parkなる街はさしずめ某よしきの住むGlendaleだろう。Terminator 2のカーチェイスで有名になった枯れたコンクリ護岸の河までみつけた。
プレーヤーC.J.はギャングのメンバーなのだが、ボスのいいつけが急用でないときは散歩してパブで賭けビリヤードしたり、ストリップクラブにいったり、トレーニングしたり、お買い物や床屋や食事にいったりできる。つねに男を磨かないといけないらしい。
タイトルが車大泥棒ということで、プレーヤーは停めてある車を簡単に拝借できる。走ってる車を停めて奪ってもいいが、そういうことをすると運転手が強かったり、警察がまわりにいると懲らしめられる。それと、警察の注目度が上がると活動がしにくくなる。
数週間前にこの3都市を実際に訪れたばかりなので見たような景色ばかりだ。ゲーム中ではLos Santos (LA) での使命が終わるまではSF, LVへのハイウェイや航空便・電車・バスも使えないらしいのでまだLA近くしか観光できていない。
暴力表現や汚い言葉遣いなどで悪名高いGTAだが、他のアクション映画やゲームに比べて特別どぎついということはない。
ストーリーは前作Liberty City (模擬New York)に登場したチンピラの一人が母の死の知らせを受けてLAに戻り、ホームタウンの乱れた裏世界の秩序を取り戻すべく活動するというところからはじまる。主人公たちは基本的に不死身で何十発銃弾を受けても死なない。ダメージは食事や自宅で休憩すると回復する。体力が0になると近くの病院から丸腰で治療費請求書とともに街にもどれる。
今回の主人公がアフリカ系でハリウッド化してない生のアフリカ系スラング連発なのだが、字幕モードがあるのでストーリーを追うのには困らない。声優たちもいい仕事をしている。カーラジオで流れるトークショーや、街中の人たち同士のお喋りなどのバラエティーも豊富でリアリティーがある。
ちょっとやった感じは立体Nethackで職業Rogueで舞台が模擬LA-LV-SFという印象。設定された仮想世界の大きさ、緻密さと情報量が魅力。
ATI All-in-Wonder と Linux
GeForceにAGPスロットの座を譲ったAll-in-Wonderを会社に持ってきた。仕事では独自形式の動画データを扱うのだがビデオキャプチャー環境もあると資料作成などに便利なのでAll-in-Wonderを会社で使うことにした。
IBMのIntelliCentre というデスクトップPCに挿そうと思ってあけてみるとなんとAGPスロットが無い。そこで仕方なくミドルタワー型Linuxマシンに装着し、フリーソフトで動かしてみることにした。
調べてみるとLinux標準のVideo4LinuxフレームワークよりもGATOS ( gatos.sourceforge.net )というシステムがATIのビデオデバイスとは相性がよいらしい。
XFree86のバイナリーモジュールをGATOS版に置き換え、ビューワーavviewのインストールに取り掛かる。Tcl/tkを8.4にアップグレードせよと言われるのでそうする。そうしてavviewをコンパイル、インストールするととりあえずビデオを画面表示できるようになった。
ビデオキャプチャーにはさらにGATOSのkmなるモジュールのインストールが必要らしい。