BeBook (E-Ink デバイス)

Kindleの代替にBeBookを購入。$270+送料$15。水曜に http://MyBeBook.com から注文して土曜に届いた。

BeBookは中国Jinke社製のHanlinという電子リーダーの同型品。品定めにあたってまず考えたKindleの対抗馬ソニーの電子リーダーは国内ではすでに滅んでいるし、読めるフォーマットが限定される。WiFiXGA解像度などKindle DXなみに高機能なIRex社iLiadは日本円で買うと7〜9万円にもなる。BeBookとほぼ同等の機能・価格をもつCyBookというのもあるが、どうもBeBookのほうがインターネットコミュニティで評判が良い。OpenInkPot ( http://openinkpot.org ) というオープンソースファームウェア開発も活発である。ということでBeBookにした。

画像の通り、日本の文庫本より大きくてアメリカのペーパーバックより小さい。本体はとても軽く、薄めの文庫本程度。同梱のジャケットを装着するとペーパーバックくらい。


CyBookにある、書籍を読みながら単語を辞書検索できる機能がBeBookの現時点のファームウェアにはないことに注文してから気づいた。が、OpenInkPotやウクライナで売られている同型機LBookのファームウェアを使えばよいことがわかった。

BeBookのE-Ink(電子ペーパー)

解像度は800x600画素、8段階グレースケール。Kindle下位モデルと同じ。バックライトなどはないので、薄暗い所ではコントラストはかつての藁半紙か反射型液晶のよう。明るい照明下では電子ペーパーの面目躍如。紙に近い読みやすさになる。日なたで見えなくなるバックライト液晶とは反対。また、ディスプレイはページ書き換え時にしか電力消費しない。よってこの類のデバイスのバッテリ能力は駆動時間ではなくページ書き換え回数で評価される。BeBookは一回の充電で7000回。

技術論文などA4・レターサイズのPDFは全体表示すると厳しい。横表示を使うと一段組みの技術論文は問題なく読める。二段組みはちょっと読みにくい。

BeBookへのeBookのコピー

USBでPCにつなげると外部記憶として見えるのでPDFファイルなどをコピーできる。

Mobipocket Desktop ( http://www.MobiPocket.com ) というソフトウェアを使うとiPodに対するiTunesのように使える。Mobipocketが対応するeBookの同期、RSSによるニュースの同期などができる。下の画像はBBC Newsの記事の例:

(書きかけ)