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「悪そのもののうちから、悪を癒すべき手段を探してみよう。」 (ルソー『ジュネーブ草稿』

2017-12-12

ああ、拉致されたわが子に会えぬまま亡くなって……母哀れ!

増本るみ子さんのお母さんが亡くなった。とうとう会えずじまいだった。庶民の親子の関係がとりもどされないまま、安倍政府はルートを作ろうともしない。自分の満足感だけで圧力、支持者の票に変えている。国民も怖いから安倍を支持し、拉致被害者家族のことなど同情をするふりだけして本音は仕方ないと容認しているのだ。
北朝鮮漁船の相次ぐ漂着にも、リベラル派は沈黙だ。漁民がどれほど困っているか見て見ぬふりをして、ナショナルの問題をスルーすることで支持者の票に変えている。
ネットで調べたが、普段リベラル派を決め込んでいるジャーナリストや学者が、北の問題にはほとんど沈黙している。貧困差別にはしつこいくらいどうでもいいようなことまであげつらっている。内向きのことしか関心がないのか。
拉致発覚のときと同じだ。自分のイデオロギーに不都合なものは言及しないようにしている。
漁民や庶民の素朴な困っている、不安だ、という声に答えられないようではネトウヨを増やすだけだ。
そして海保はてんてこまいしている。海岸線防御に船が足りない。武器もない。
防衛予算だけが、使えない兵器購入のため過去最大となっているにもかかわらず、現実の水際防衛の海保は船がたりず、漁民を守れず、沿岸の村人に不安を与えている。
野党もこの頓珍漢な防衛政策をほとんど追及しない。自衛隊が出動すれば戦火の口火が切られる、ならば海保の防衛能力を高めるしかないのではないのか。
これらの問題をまた右翼に依存することになるのか。
それでいいのだろうか。

2017-12-10

朴裕河教授の思想弾圧に世界的な支援団体が立ち上がる!

『帝国の慰安婦』の著者・朴裕河(パク・ユハ)世宗大学教授(60)に対する支持団体ができた。喜ばしい、韓国にも民主主義はあるのかと危惧していたが数少ない知識人がいた。
慰安婦を貶めたという理由で名誉棄損で慰安婦数人と支援団体に提訴された。一審は無罪、二審はこの10月有罪となった。何しろ慰安婦を使った反日運動は韓国の国家統合のアイデンティテーにまで押し上げようとしてきた。その中核が原告の挺隊協である。
私は出版直後から評価して、来日公演にも参加、上野千鶴子とバトルになったりもした。
この著作により、日本の慰安婦支援団体は韓国の支援団体(挺対協、マスコミ左派ナショナリスト政府など)との連携の見直し論が起きている。いまだにこの朴裕河を非難しているのは共産党系文化人と歴史修正右翼である。昨日の朴教授のツイートでも「いまや右や左という基準は通用しない」と批判者に返していた。学問はファクトの取り扱いそのものがイデオロギー性を帯びており、それは専門家の学説としていったんは普遍性として合意する。慰安婦問題は「吉田証言」の否定、事実発掘の成果などをもって、また説も可変的であらざるを得ない。それが学問であろう。それを硬直的な取り扱いで、自分達に気に入らない言説は、国家の裁判で禁圧しようとするのでは、研究と言論の自由は潰される。どこの国でも左翼原理主義歴史修正主義と並び、Wissenshaftに乖離していくものとなってしまうだろう。
しかも朴教授は、この著作は歴史書ではない、あくまで日韓の和解に向けた「言説」であると断っている。万一歴史学の方法論に問題があったとしても(私が見る限り問題ない)、それは「言説」である限り、学問と言論の自由として保証されなけれはならない。国家や裁判が決定するものではないのである。
朴教授によれば、和田春樹などが尽力し、村山首相謝罪手紙、見舞金などが贈られたことは韓国ではほとんど報じられていない。マスコミが握りつぶしているため韓国人はほとんど知らないと報告している。日本側のケアに不足があってもそれなりに誠意をもって努力する人達を韓国人は知るべきであると忠告している。
今回支援団体結成の動きが世界的規模で広がっていることは、歓迎すべきことだ。慰安婦像でサンフランシスコ市姉妹都市解消などという信用をさらに貶めるような右翼の方法ではなく、硬直したイデオロギーには柔軟な言説で対応する、まっとうな知の在り方に引き戻していかなる国のナショナリズムをも一旦保留し、政治利用を避けて真摯に救済の合意を模索すべきだろう。
そもそも戦後補償とは、日韓条約から漏れた被害には追加措置として被害者自身のケアを図っていくという主旨であった。
それが韓国ナショナリズムのシンボルに押し上げ、「日本人」=悪という表象を仮構して、政府、マスコミ、知識人あげて、異論の封殺をしてきた。この韓国内の言論の硬直性に一石を投じたのがこの著作である。
自分達のナショナリズムとしての慰安婦問題に疑義を呈した言説を国家、マスコミ、研究者、運動団体あげて潰そうとするのでは、朴教授が危惧するように日韓国民の将来には不幸であろう。

【支援賛同人】
金栄圭(キム・ヨンギュ)仁荷大学名誉教授(71)(弁護人)
金哲(キム・チョル)延世大名誉教授
ノアム・チョムスキー教授(89)M.T教授
大江健三郎氏(82)ノーベル文学賞受賞者
和田春樹・東京大学名誉教授(79)慰安婦日本支援者
上野千鶴子・元東大教授 慰安婦日本支援者
姜信杓(カン・シンピョ)仁済大学名誉教授
など98名、その内国外が48名。

姜信杓(カン・シンピョ)仁済大学名誉教授は、
「「慰安婦関連団体が名誉毀損(きそん)だと言って元慰安婦をそそのかし、こうすることで自分たちが持っている集団的権力を行使している。本でも、自分たちが見たいものしか見ようとしない」「(『帝国の慰安婦』は)どれほど多くの慰安婦事例があるのかを収集し、客観的に示そうとする努力。無罪判決が出た一審では、この部分を認めていた」と語っている。

知人の韓国記者が、今まで日本の記事を書くときは、先輩記者の書いた記事を丸写しして、常に紋切り型の日本悪玉論を書いて送っていた。
しかしそれも心ある記者は、自分なりの取材をして書くようになってきていると述べていた。

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