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「悪そのもののうちから、悪を癒すべき手段を探してみよう。」 (ルソー『ジュネーブ草稿』

2018-11-11

沖縄基地は静かな戦時体制

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辺野古の海、横切るフェンスが埋め立て滑走路ライン。遠景にキャンプシュワブ。
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埋め立ての対岸から全景をみる。左が漁港、手前の入り江は死滅するだろうと。
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普天間基地に隣接する沖縄国際大学のヘリ墜落メモリアル。横にあった校舎は今は撤去された。この焼け樹はわずかに残った部分のみ。
観光客、学習の高校生などが頻繁に訪れているとのこと。
守衛さんが、親切に対応してくれる。
「われわれの親分が、気が弱いもんでダメさー、地位協定がどうやこうや」と気軽にタクシー運転手と喋っている。
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普天間基地が、噂通り住宅地と密着している。
近くの丘の上から見ると、その密着度合にヒヤヒヤさせられる。
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最大の基地嘉手納、オスプレイが飛んでいた。
九州の高校生が社会見学に来ていた。この高校教師の指導は素晴らしい。
滑走路は3キロほどある広大な基地だ。

2018-11-09

文庫版で3年ぶりに再販!!―佐野眞一『唐牛伝』小学館

よく売れました、

ついに出ました。

小学館編集者と佐野眞一氏より文庫版『唐牛伝』を拝受、感謝に耐ええません。

単行本が、3年を費やして大幅に追加加筆し、1.3倍になっています。

消えていこうとする昭和の「偉人」たちを佐野氏は哀惜をもって何度も何度もなぞるように書き加えたようだ。

この3年で、昭和60年の当時を生きた思想家社会運動家を再総覧したとのこと。
改めて、右左などという区分けを超えて、当時の人物のスケールの大はさを讃え、いまの安倍晋三を筆頭とする卑小さばかりか、精神と知性の劣化に最大限の危機感を表明している書となった。

加筆部分には、拙著『俳句アジール』の「擦過のひとり―唐牛健太郎」の一節を大幅に引用して紹介してくれている。

嬉しく思ったのは、唐牛の「マザーシップ」が普遍性をもてたという指摘を、正当に理解してくれている点だ。

太宰治吉本隆明が訪れた折に、太宰は吉本に男の本質は「マザーシップ」だよと言った、という吉本好きには有名なエピソードがある。

佐野氏は誤読なく、太宰、吉本、唐牛とつながる精神の系譜を照射したとして評価してくれている。

ここは、すこしも唐牛の担った時代的表象の内面を剔抉する表現に届かなくて、何度も書き直し、ある朝夢現のなかに立ち昇ったことばであった。

佐野氏のこの照射に共感を寄せてくれた見識にただ嬉しかった。

単行本をお持ちの方も、ぜひ改めてリニューアルの文庫版をお読みいただきますよう、愚生からもお願い申し上げます。

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