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■「この戦争がいかように終わろうとも、おまえたちとの戦いは我々の勝利だ。(略)なぜなら我々はおまえたちとともに、証拠を抹消するからだ。そして何らかの証拠が残り、誰かが生き延びたとしても、おまえらのいうことはあまりに非道で信じられない、と人々は言うだろう。それは連合国側の大げさなプロパガンダだと言い、おまえのことは信じずに、我々を信ずるだろう。ラーゲルの歴史は我々の手で書かれるのだ。」(ナチスSS隊員談)─ジーモン・ヴィーゼンタール

2016-08-21

人口変化と老後の社会保障─近未来の若者老後地獄

何度も報じられている、政治が対応できていない喫緊の課題を忘備録として掲載しておく。
政治家や評論家が書いたものではなく、実務家のマネーコンサルタントが書いた点で傾聴に値する。
ただし、消費税を8%に値上げしても、国費の借金返済に回され、増収4兆円のうち社会保障には1.7兆円しか回されていない政治決断は説明されていない。
防衛費も7000億円が膨れ上がり1兆7千億円となったことに国民は許容している。
しかも米国からの武器購入は定価以上の高額の不思議にも異論がでない。
オリンピック予算しかり。
これらをスルーしていれば、国民が自分で未来を潰し、子供たちの生き難い社会を保証する。
以下の問題は、既に米国以外のヨーロッパ先進国がどこもぶち当たった解決して乗り越えてきた問題だ。なぜ日本はヒントがあるにもかかわらず、国民も政治家も放置しているのか?
幕末の日本人同様集団痴呆状態としか思えないのである。

夫婦で8万円以下の年金、75歳からの支給─
社会保障体制の崩壊の構図


 あと約10年で、まず年金積立金が底を突き始めます。2015年9月時点で135兆円あった年金積立金(過去の余剰分)は、すでに毎年6〜7兆円が取り崩され、株式の運用損もあり、今後またさらに負けが込み急速に減少していきます。先進国はいずれも戦後成長の限界に達し、経済停滞は常態化する兆候をみせているからです。

 年金受給年齢も、現行の65歳以降から70歳、75歳以降へと繰り延べされるか、現行受給額の半分以下の水準へと急減せざるを得なくなるでしょう。日本人のほとんどが満足な貯蓄額もないまま、「老後貧困」地獄に陥る恐れがあります。

 15年の医療費(薬剤費含む)は40兆円でしたが、あと10年で50兆円超に膨らみます。医療機関に掛かった際の現行の3割負担では到底賄えず、5〜6割負担になるともいわれています。高額な医薬品も増えており、現行では年10兆円の薬剤費が、大幅に増えていくと50兆円以内にとどまるかどうかも懸念されます。

 介護保険制度の報酬総額も15年の10兆円(税金投入2.8兆円)が10年後には25兆円になります。保険料もアップされたうえ、現行の利用者1割負担などでは到底制度は持たず、3〜4割負担の時代になるはずです。生活保護費も14年で3.8兆円を突破しもはや限界で(国75%・自治体25%負担)、8つの扶助のうち、すでに「生活扶助」「住宅扶助」の減額も始まっています。

 受給者の半数が60歳以上ですが、現行の1人世帯で10万円弱、夫婦2人世帯で20万円弱の支給額も、今後貧困者の激増が予想されますから、給付額は減らさざるを得ず、現行水準の半分程度にまで圧縮されるとの見通しも多いです。

 いずれにしろ約10年後の25年には、団塊世代(敗戦直後の1947〜49年生まれ、約700万人)の全員がすべて75歳以上の後期高齢者となり、そして65歳以上高齢者の人口比率が現在の27%から30%へ増加し、社会保障費の総額は現在の110兆円から150兆円規模になると推計されています。なかでも年金制度は莫大な負担に耐えきれず、現行の厚生年金平均受給額は夫婦で19万円ですが、将来的には5割以下の給付水準にならざるを得ないのです。

今の若者世代は今よりひどい老後地獄


 日本では90年代前半のバブル崩壊以降、少子高齢化の問題が浮上しつつありましたが、政府は本腰を入れることなく、事実上の放置状態を続けてきました。現役世代と65歳以上の高齢者世代の人口バランスが崩れれば、社会保障制度は機能不全に陥ります。子供の数は減る一方なのに待機児童問題は一向に解決しないまま、ただひたすら「少子高齢化・人口減少問題」は放置され続け、もはや「手遅れ状態」となっています。

 ところで問題は、社会保障体制が崩れ始める10年後だけではありません。現在20〜30代の人たちが65歳以上あるいは75歳以上の後期高齢者になる44年後の60年には、全人口に占める高齢者比率が4割を超えてしまいます(全人口は9000万人弱)。すなわち日本は、社会保障体制が崩れ始める10年後以降、高齢者が人口の半分近くまでに増えていき、ますます厳しい事態を迎えるわけです。

 日本人の平均寿命は男性80歳、女性87歳ですが、健康寿命は男性71歳、女性74歳です。つまり、男性80歳、女性87歳時点で半数が死亡し、男性71歳、女性74歳時点で半数が介護を必要とする状態になる可能性が高いということです。

 民間の有料老人ホーム施設に入るとなると、リーズナブルな施設の平均でも毎月1人分で25万円程度かかります。年金を1人で25万円分も受給できる人は今でも少ないですが、今後はもっと少なくなっていき、こうした民間の有料老人ホームですらビジネスモデルが成り立たなくなる可能性もあります。

 そうなると、6畳一間に布団を敷き詰めた部屋に高齢者を5人も6人も詰め込む「無届介護施設」が、月4〜5万円からありますが、日本の老人のほとんどが、こういう劣悪な施設で哀しい余生を送ることにもなりかねません。今の20〜30代の人はあと40年そこそこで、こういう施設で人生の終焉を迎えねばならなくなる可能性が高いわけです。こうした事態を避けるためにも、拙著『老後に5000万円が残るお金の話』(ワニブックス刊)では、現役時代からできるサバイバルの要諦を説き、自助努力を推奨しています。

現役若者世代こそが政治に物申すべき


 ところが現状では、世間の人々は平穏な世の中がこれからも続いていくかのように錯覚しています。
オリンピックなどやって浮かれている場合ではないのです。7000億円の東京オリンピック予算が2〜3兆円に膨らみそうな一方、社会保障体制が崩壊して国民の命が危険に晒される可能性があるのです。

若者世代は、せめて次のようなことだけでも、声高に政治に訴えるべきではないでしょうか。

・3〜4割も労賃をピンハネする労働者派遣業の全面禁止
 全労働者に占める非正規雇用労働者4割のうちの6%に相当。全労働者に占める割合は2.4%
 
・2人目の子供が生まれた世帯には一括1000万円のボーナス支給
 毎年2人目の100万人分支給で毎年10兆円・消費税4〜5%分に相当

内部留保を一定額以上貯め込んだ大企業には、定員割り当てで保育所施設の設置を義務付ける
 16年3月末で366兆円とGDPの8割弱、うち現預金だけで181兆円に上る

個人・団体とも政治献金を禁止するか、政党助成金制度廃止
 大企業による政治支配を根絶し、国民がもつ1票の権利に基づく国民主権を確立する

・年間80日程度しか議会活動(しかも所要は1時間以内が大半)がない全国の地方議員を、諸外国同様に夜間議会のボランティア制にして、現行の年間報酬総額3600億円(県会議員は平均2000万円、市は800万円、町村は平均450万円で総数3万5000人)をカットし、低所得世帯の就学援助金に回す

 少子高齢化・人口減少が加速するままでは、確実に今よりひどい老後地獄が襲ってきます。将来「ゆでガエル」にならないために、若者世代こそが大きな声を上げるべきです。
(「Business Jounal」文=神樹兵輔/マネーコンサルタント)

http://biz-journal.jp/2016/08/post_16303.html

2016-08-15

言論の抑圧と報道のねつ造が進む日本、壊れていく日本人

記憶のある限り従来にはあり得なかった言論の抑圧と、警察の「特高」化が進んでいることを。メモしておく。
地理的には散発的に起きているため、国民はピンとこず、問題を指摘すると「左翼」だとか、無知を棚上げしてそんなこと誰も知らないと否定しにかかる。

嘗ては天皇批判だけがタブーとされ、右翼の酷い暴力にさらされた。しかし今日本のなかに明らただの政権批判や社会批判にまで警察権力と、公務員表現の自由抑圧が露出してきたことは間違いないのである。

1,さいたま公民館俳句弾圧事件
昨年の今頃、市民の俳句が、さいたま市三橋公民館の公民館報に突然掲載を拒否された。従来句会互選の句を載せるコーナーがあった。
理由は、国論を二分する「集団安保法制」を詠んだものでふさわしくない、というもの。
 梅雨空に『九条守れ』の女性デモ」
俳句には時事ネタと呼ばれる領域があり、極めて時代の記録文学として大事な俳句である。ここの館長は、ネタだけをもって「公」にふさわしくないと、「創作表現」へ「公」的権力をもって排除したのである。
賛否両論があるという理由なら、消費税税制や、賛否両論あるネタは官報に一切載せてはいけない。
官報はある意見を推進をした側の意見反映ばかりを「公」として載せている。こと創作表現領域の公平性とは、「ネタ」を排除することではなく、市民の多様な言論、感情、痛苦、などの表現を保証することである。官の部局の誰かが決めた主観で均一性に線引きすることではない。
創作俳句というコーナーはそういう多様な表現を前提にしているのである。そうでなければ、初めから公民館報にコーナーを作らなければいい。

この館長は、自分の主観が絶対的正義として、「公」権力を行使した。
ファシズムがまずもって役人の中間管理職の「上」への迎合と自粛から開始されることは戦前でもあきらかである。ファシズムのバロメーターである。
いままで善しとしていた表現領域を排除したことはやはり特筆すべき事件である。
作者の提訴で現在裁判中である。
詳しくは、http://www.jicl.jp/hitokoto/backnumber/20151130.html

2,横浜市青葉区の高校へ警察が選挙調査
先ごろの参院選終了後、警察から某高校へ電話があり、次のような聴取を行った。
オタクの高校生は投票率が高かった、何か対策をしたのか?」と。
どうしてその高校だけ、他校より投票率が高いとわかったのか?
これでは投票の秘密は守られていない。何らかの方法で警察は個人情報を抜き取っているか、秘密裏個人行動を調べ上げているとしか思えないのである。
こういう警察からの教師への質問は、それだけで気の小さい小役人化した教師を委縮させ、政治への教育と投票への啓蒙を鈍られるだろう。
特高の開始として特筆される事件である。

3,長崎安倍総理ヤジ連行事件
9日長崎原爆慰霊祭で、安倍総理が登壇しようとした折「改憲反対」とヤジを叫んだ男性がいた。
慰霊祭が終わると、報道陣が男性にインタビューを始めた。すると警察がその男性を取り囲みどういう意図かといいながら警察へ連行してしまった。
このときマスコミは一切の注意も抗議もしなかったばかりか、この1件を一社も報じなかった。ヤジごときで個人をしょっ引く警察の「特高」化として特筆すべき事件であり、当然として見過ごすジャーナリズムの若い記者たちのファッショへの鈍感さとしても特筆すべき事件である。
他にも改憲反対のティーシャツやバッジをしていると東京ではしばしば職務質問をされる報告も上がっている。
こういう政権が締め付けているから、当然許されるという警察の個人表現の自由への抑圧はどんどん進行しているのである。

4,軍艦島歴史説明取り止め事件
軍艦島は有名な観光地化したあの元石炭と工場の島である。
地元のガイドの証言では、戦中多くの朝鮮人が連行されて働いていた、という歴史説明を最近取りやめたとのこと。
理由は、観光客のなかに、朝鮮人が連行されて働いていたという説明は、事実ではないという抗議が増えて、そのことでやり取りとりすることで他のお客さんに不快な思いをさせてもいけないからだと。
おそらく右翼の「歴史戦」(不都合な史実を書き換えていく運動)の先兵か影響を受けた輩が難癖をつけて困らしているのだろう。
地元では生き証人もおり、周知の事実である。これは今までの「官」のファシズムではなく民間の「草の根ファシズム」として特筆すべき事件である。
こうして虚偽の「心地よい自画像」にデフォルメしてイデオロギーを普及していくのである。
勇気のない凡庸な庶民はある閾値を超えると雪崩をうって「洗脳」へ同調快感を得てファッショ化していくのである。
それはあなたでありわたしなのだ。

5,大分警察監視カメラ事件
TBSから。

大分県警参議院選挙候補者を支援する団体の敷地内に無断でビデオカメラを設置していた問題で、この行為は建造物侵入罪にあたる可能性だけでなく、市民のプライバシーを侵害しかねないと批判の声が高まっています。
 「参議院選挙で野党を支援する団体が入る建物の敷地内に別府警察署の署員が無断で立ち入り、隠しカメラを設置していたことがわかりました」(記者)
 隠しカメラが設置されたのは、民進党社民党を支援する団体が事務所を置く別府地区労働福祉会館。大分県警別府警察署の捜査員2人が、参院選公示前の6月18日深夜、無断でこの敷地内に入り、ビデオカメラ2台を設置しました。
 「隠しカメラは、木の根元から1.5メートルの高さの場所に設置されていました」(記者)
 設置されたカメラは縦15センチ、横10センチ。人の動きを感知する赤外線センサーがついていて建物の入り口や駐車場を撮影していました。捜査員はカメラの設置後もSDカードを交換するため、複数回にわたり敷地内に侵入していたといいます。
 映像にはこの建物に出入りする職員の姿が確認されているほか、労働組合の関係者の姿なども写っていたといいます。映像を見た関係者によりますと、人の顔や車のナンバーまで判別でき、高性能のカメラで撮られたとみられるということです。
 団体関係者が隠しカメラを発見したのは参院選公示後の6月24日。」

もう絶句する事件である。
この21世紀にこのような露骨な「赤」監視は戦前の特高警察そのままである。

これらは特徴的な事件ばかりをメモったが、安倍政権になってこのほか報道されないこうした表現の抑圧はマスコミ業界には枚挙がない。
マスコミが委縮し、官房機密費の垂れ流しで汚染された記者たちに公正な報道は期待できない。

ネットでの現場当事者の発言を拾って時代がどこまできているかを知るしかない。
憂うべき時代がきた。

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