天気が悪いと気分も悪くなる、お薬29日目。 あー、どんより。
しっかし、出かけようと思った矢先に雨がふるって。 なんか俺悪いことしたんかい! とか天気にののしりたくなりますな。 くそっ、天め!
八つ当たり先がむちゃくちゃです。
そういえば、70年後半〜80年代生まれの作家を「綿金世代」と呼ぶという話を耳にして少し吹きました。 「綿金」って!
語感が完全に「コサキン」とか「欽ドン」とか「ひょうきん」とかのお笑いのノリじゃないですか。 なんですかこのたちの悪い冗談は。
地味に開きました
「ライトノベル・ファンパーティー」のサイトがようやく開きましてございます。 なんかどこかで見たような名前が「企画」とかで出ていますが、そんなにたいした事はしてません。 これからしますから許してください。(誰に謝ってんだ)
感想 木村暢 『舞-HIME 第一巻』
<久行宏和、深野洋一:メガミ文庫:550円:ISBN:4059035025>
内容を要約すると「副読本?」
位置的には「舞-HIME」のメディアミックス商品です。 なのでファン向けです。 その辺は割りきりって行きましょう。 内容はざくッ割り切ったキャラ中心の話で、きちんとキャラの味が出せています。
これはこれで結構いい、けれども。
第二巻でるのかなぁ?という雰囲気があって怖いですね。 怖いといえばこの巻最後の話を見て、本編がまた怖くなりました。 サンライズ、やる気なのでしょうか。 やっちゃうんでしょうか!? 意味不明ですが不明のままでいい事もあります。 というか不明のままが良かった・・・っ!
言えざるものとしての「萌え」
現象としておきうる「萌え」には2パターンの存在があります。
一つは、キャラクターへの萌え。 これは比較的分かりやすいと思います。 あるキャラに「萌え」を感じる事です。
もう一つは、シチュエーションへの萌え。 これはちょっと難しいので解説しましょう。 燃える状況とかエロいシチュエーションがあるならそういうのもあるだろうという事です。 たとえば「ツンデレ」といわれるものがあります。 これは「デレ」になったキャラに萌えるのではなく、「ツンケン→デレ」への移行フェイズに萌えるというシチュエーション萌えの典型です。
さて、パターンわけはそれくらいにして「萌え」とは何かについて語りません。 語ろうと思えば、己の中の近似値を語る事は可能です。 しかしそれはあくまで近似値でしかなく、「萌え」の境地には程遠い。 千言万言尽くしても「萌え」を語りうる事は私にはできない。 己のうちのそれは、全てを言い表せないなら言葉にした瞬間に「嘘」になる。 それは「萌え」に対してあまりに不実だ。
ならばどうするか。 私は「萌え」という言葉を己からは使わないというシンプルな掟を自分に科すことにしました。 これで自分から他人に説明する必要がなくなります。 なにせ使ってないんですから。 沈黙は金、雄弁は銀と申します。 ここは銀なる雄弁ではなく金の沈黙を選ぼうと思います。
それだと、他人に聞かれたらどうするか、という問題も残ります。 これは相手が「言葉でなくッ、心で分かったッッ!」にならないと余り意味が無いので、感覚体験を聞きだしていく方法をとって「萌えと思った時ッ! その感情は既に完了しているんだねッ!」と分かってもらうしかなかろうと思います。
以上、私の萌えへのスタンスのお話。