2011-06-26 『嘘みたいな本当の話』

去年の10月23日の日記でも書いたけど、アマゾンだけで読める「Web文芸誌 マトグロッソ」の 『嘘みたいな本当の話』 【日本版】ナショナル・ストーリー・プロジェクトというコーナーに、1000字足らずの短い話を投稿して採用された。
選者の内田樹と高橋源一郎のお二人のハンコをもらっての採用だったので大喜びしたのだが、今度、このコーナーが書籍化され、イースト・プレスから6/23に発売となった。
〜そっくりな人の話〜 の「あんた、半身買わんか」が私のです。
嘘みたいな本当の話 [日本版]ナショナル・ストーリー・プロジェクト
- 作者: 内田樹,高橋源一郎,ほしよりこ
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2011/06/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- クリック: 27回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
書籍化されると聞いて、わーい、ラッキー、本になるんだあー、と喜んでいたのだが、本ができあがってみて、さらに、びっくり。
『今日の猫村さん』の著者である、ほしよりこさんが、私の話にイラストをつけてくださり、そのイラストが本の表紙を飾っている。
自分の書いたものに、イラストつけてもらえるだけでも感激なのに、あの「ほしよりこ」さんに描いていただけるなんて!
大きな大きなご褒美をもらった気分。うれしくってしかたない。
魚屋さんでの、内田百ケン似のおじいさんと私とのやりとりを書いた内容なので、イラストも、百ケンと買い物姿の女性が描いてある。
この女性が、私に似ているような気がして、さらに驚いている。
2011-05-25 長谷川潔展

横浜美術館の生誕120周年記念「長谷川潔展」は、久しぶりに行ってよかったと思えた美術展だった。
単なる銅版画の手法名である「メゾチント」という言葉に、詩的で幻想的な意味を迷わず感じてしまうのは、長谷川潔とセットになっているからだ。
長谷川潔の作品をこんなにたくさんまとめて見たのも初めてだが、長谷川潔がどんな一生を送った人だったのかを知ったのも初めてだった。
裕福な家に生まれ、早くに両親を亡くし、瀟洒な洋館に弟と住み、大正7年に渡仏して、昭和55年に亡くなるまで日本には一度も戻ってきていない。
展示のいちばん最初にこのことを知り、深く感じ入る。
まったく知らなかったことをこう言うのもおかしなものだが、ああ、やっぱりそうなのか、と思った。
戦時中にもフランスに留まることで、苦労も憔悴もあったようだが、それでもやはり「お話」のような人生だ。
才のある人の人生は「お話」だ。
楽しいお話だけでもないし、嫌なお話もあるけど、やはり皆「お話」なのだ。
六十年以上、日本に帰ることのなかった長谷川潔は、写真を見るとまるでフランス人のよう。けれども、晩年の文章を読むと、詩的な内容が、美しく狂いのない日本語で綴られていることに驚く。
これは一家に1セットあるととても便利。たいへんおすすめ。
あ、今気がついた、夢野久作、澁澤龍彦、岡本かの子、久生十蘭が品切れだ。内田百輭や鏡花はあるのに。ふーん、そういうものなのか。
写真の犬は、今、うちで預かっているかわいこちゃんのキキ。
こんなかわいい犬を捨てるって、どういうこと? と思うが、どんな犬も捨てられるときは捨てられる。
一年と数か月、飼育放棄犬を預かり、里親さんを探すお手伝いをしてみて、よーくわかったことである。
2011-01-18
■[日常]一月はいぬ

「一月はいぬ」と書いて、いまさらながら思ったのだが、これって日本中の人がこう言うの?
「一月はいぬ。二月は逃げる。三月は去る」
「いぬ」って「往ぬる」って動詞だろうけど、でも、現代語ではこれって方言?
故郷では、家に帰ることを「いぬ」と言う。
「○○さん、おってですか?」→ 〇〇さん、いらっしゃいますか?
「はあ、いんじゃったよ」 → もう、お帰りになりましたよ。
「消え失せろ」 → いねや。
なんて使い方もする。
いや、まあ、使い方なんかどうでもいいんだけど、「いぬ」を使わない地方では「一月」にはどんな動詞をつけるんだろう。「一月は行く」かな。
なんで「一月はいぬ」ってタイトルつけたのか、忘れるところだった。
半年ぶりくらいに、はてなアンテナであちこち巡ってみたら、変わらずみなさんちゃんと、観たり読んだり食べたり書いたりしてらっしゃる様子。そして、当然ながら、なにもしてない自分にがっかり。
だらだら、だらだら去年も過ごした。
今年も、だらだらしている。
そして、もう一月がいのうとしている。
写真は、ただいま我が家に滞在中の個性的な保護犬。
幸いなことに、里親のご応募をすでにいただいている。
体重7キロのMIX♂。
チョコマールの毛並みが美しく、マール特有の眼の色はいくらみてもあきない。
ツボにはまるかわいさ。
どうして捨てられちゃったのだろうね、こんなに良い子なのに。
隣に写っているパピヨンは一足先に幸せを掴んで、新しいおうちにもらわれていきました。
蒼
寒中お見舞い申し上げます〜。
二月は逃げる以降は知っていましたが、一月の部もありましたか。知らなかった…。南関東では、たぶん、「いぬ」という言葉がないと思います。
harunakajima
蒼さん
なるほど、一月には言及しないという可能性もあるわけですね。「いぬ」っていかにも西の言葉だなと自分でも思います。
蒼
実家の母親(長野県人と新潟県人の掛け合わせ。長野に疎開経験有りの南関東育ち。)に訊いたら、「一月は行く」でしょ、とのこと。やはりありました。さすがに、四月以降はないようですが。
harunakajima
蒼さん
やはり「一月は行く」ですか。なんて言ってるうちに、二月も半分逃げてしまいましたね。
2010-12-19
■[映画][SF] SPACE BATTLESHIP ヤマト

行こうかな、どうしようかな、やっぱり行こうかな、でもな、なんて、行くような行かないようなこと言いながら、やっぱり観に行ってしまいました。エヘエヘ。
観に行ってよかったです。
充分、楽しみました。
突っ込みどころ満載映画と言われてますが、元々、私が中学生の時に毎週欠かさず見たTV版『宇宙戦艦 ヤマト』だって、ご都合主義のてんこもりみたいな話で、でも、素直な中学生だった私はツッコミ入れるなんて思いつきもせず、とにかく夢中になって見て、ヤマトがあったから、ガンダムも、エヴァも、パトレイバーも、攻殻も、ずっと順調に見続けるような大人になれたわけです。
最近の劇場版のヱヴァとか、攻殻機動隊2.0 とか見てる目でみると、いやそんな大作を出すまでもなく、ケロロと比べたって、ヤマトはなにもかもダサい。
今回、なぜ、観に行くのためらったかというと、そのダサい話を中途半端に技術力で洗練して、かっこいい絵面にしてあったらやだな、と思ったから。
しかし、そのへん、きっとわかっていたんでしょうね、作った人は。
昭和のヤマトが、きっちり再現されていた。監督に山崎貴を起用したのって、このためだったのかと、思わず感心。
艦橋でラブストーリーとかって、平成の今では、リアリティ追求しちゃうからありえないわけでしょ。でも、古代と雪はやっぱり、艦橋で寄り添ってしまうわけです。
でも、それでいいの、ヤマトだから。
ツッコミ入れられることなんかヤマトは元から恐れていないのだ!
さて、昭和のヤマトと平成のヤマト、いちばん違っていたのはどこかというと、もちろんガミラス星のみなさんがミドリの顔でなかったことも大きな驚きではありましたが、史実の「戦艦大和」に平成ヤマトがその存在を重ねていたことではないかなと思います。
昭和のヤマトは、確かに存在するとわかっているコスモクリーナーを手に入れるためにイスカンダルへ向かいます。作戦失敗はあるかもしれないけど、作戦が成功すれば人類は確実に助かるわけです。
しかし、平成ヤマトはそうではありません。確信を持たないまま、人類の希望のために発進します。人類が絶望の中で死んでいかなくてもいいように、一縷の望みを持つために出撃するのです。
かつて、大和があのような出撃をしたように。
かぶってるの当たり前だろ、戦艦大和を宇宙戦艦ヤマトにしてるのだから、と言われそうですが、TV版のヤマトでは、「戦艦大和」の史実を思い出すことはあまりなかったように思います。
TV版のヤマトが始まった頃、もちろん、戦争はもう遠い話ではあったけど、でも、戦争はいまよりずっと身近でした。兵隊さんだったおじさんたちが、そここで現役で元気にしていた頃です。
あの頃には、ヤマトに暗い影をつけることは、まだ悲しすぎ、しのびなかったような気がします。
「ヤマト」はひたすら、人類の希望と未来へ向かって飛ぶしかなかったし、だからこそ、平和教育をシャワーのように浴びた世代の私も、安心して夢中になれたのです。
「大和」に寄った「ヤマト」……それが実現したのは、たかがアニメの話だけど、やっぱり、1945年、1974年、2010年という歳月が過ぎていったからだろうな、と思ったのです。
最後に、疑問をひとつ。
誰か知っていたら教えてください。
ヤマトの乗組員たちは、全員、例の胸に手を当てるヤマト式敬礼をします。キムタクはなかなかかっこよくこの敬礼をしていました。
ただ、古代守と沖田艦長だけは、いわゆる昔ながらの敬礼をそれぞれ映画の中で一回ずつします。
これって、どうして二種類の敬礼が存在するんでしょう。もしかして、沖田艦長や古代守の世代と、それ以下の世代の間に、なにか敬礼が変わるような断絶があるのでしたっけ。
あ、もしかすると、加藤の最後の敬礼も昔式だったかな。
アニメでも、たしか混在してたような気がするんだけど、もう、記憶があやふや。
しかしなあ、やっぱり、ひとつだけツッコミ入れとこうかな。
やっぱ、艦長代理がワープ中にあんなことしちゃ、いけないんじゃないかなあ(笑)
蒼
『ヤマト』まだ観ていません。でも、あの世代の一人としては、ぜひとも観ておかないとねえ(^_^;。
広島と大和の縁は深くて、ついでに、つかこうへい作『広島に原爆を落とす日』の中の大和の挿話の印象も強烈で。結果論として、戦略的には意味に乏しかった大型戦艦ですが、精神性の象徴なんですねえ…。
harunakajima
あちらの感想も拝見しました。戦略的には意味のなかった大型戦艦を宇宙で活躍させたことが、最初のヤマトにあった気持ち良さだったけど、もう、いまや、そういうセンチメンタルはないので、「大和」と「ヤマト」を重ねることができるのでしょうね。
書くの忘れましたが、真田さんがよかったですね!
2010-10-23
■[日常][創作]同級生

中学高校の同級生四人が集まった。
時々会っている人も、ずっと会ってない人も、会った途端に昨日の話の続きのように会話が始まるのが同級生のいいところだ。
宴会始まってすぐ、「ちゃんと書いてる?」と訊ねられ、「それが、最近あんまり書いてなくて」と口ごもると「ブログ書かないから、他のものも書けないんだよ」との指摘。
いや、ほんとヒガミの言う通りだ!
書くことが面倒になってるかもしれない。
そして、いつも犬のこといろいろ教えてくれる友人にも「夏の間、ペットブログさぼったでしょう」と指摘された。
実は、預かり犬日記を、7月はずっとサボってしまったのだ。
「うん、夏風邪ひいて、そのままなんか……」「ブログ書かないで、里親さんみつからないとか言ってもダメだよ」
ほんと、その通りで返す言葉もない。
書く事って習慣だなと思う。
しかも、ある程度まとまっていて、オチのあるものを継続して書いていないと、私の場合、習慣はすぐなくなるようだ。
ツイッターですかしたようなことを、投げっぱなしの言葉でつぶやいたところで、私のためには全くならない。
本を読んだ感想なんて、どれほど長いこと書いてないだろう。
マンガも。
だいたい、本をろくに読んでない。
時々同級生に会って、つついてもらわないとだめだなと思った次第。
それで、ちょっといいことがあったので報告します。
「Amazon.co.jpだけで読める Web文芸誌 マトグロッソ」の 「ナショナル・ストーリー・プロジェクト日本版 内田樹+高橋源一郎」というコーナーに、以前このブログに書いた日記にちょっと手を入れて投稿してみた。
すぐには載らなかったので諦めていたら、今日になって、掲載されていることに気づいた。
第21回発表の5編の中に入った。
アマゾンの画面がでるので、右の方の「マトグロッソ」のとこから入ってください。
二つめに掲載されてる
「あんた、半身買わんか」が私のです。
tiger
読みました。ハンコ2つおめでとう。魚に詳しい人らしい文章ですな(笑)。ちなみに、私もどの魚も頭に浮かびました。風景が見えるような作品に拍手。
harunakajima
tigerさん
お、早々に読んでくださってありがとう。っていうか、こんなに放置してあったこのブログの更新に気づいてもらったことに大感謝。同級生はありがたいです。こっちの魚屋さんて、あんまり魚種置いてないところ多いです。マグロとイカとサケみたいな品揃え。メバルとかイサキみると懐かしいです。でも、赤いメバルすら高いのです。
shino
読んだよ〜。はんこいいね。で、こういうの好きだ。「書くのは習慣」そうなんだよね。私もがんばる。広島に帰るとメバルだ!あと小さいカレイ。イサキの塩焼き。ううう。また会おうね。
harunakajima
shinoさん
ありがとう! みんな魚に反応するのが、地域性かなあ。こっちじゃ魚に苦労するよね。向こうにいた頃は釣ってたような魚に高いお金だすのいやよね。って、釣ってたのは私だけか(笑 また会いましょう。まずはコンサート楽しみにしてます。tigerさんもこっちにいれば絶対聴きにいくだろうにね、残念。
蒼
おお、はんこが二つ並んでいる。おめでとうございます〜。
魚屋。一人暮らしをしていて、しかも、台所がおよそ焼き魚なんぞには向いていない造りとなると、丸の魚なんて買わなくなりますわあ。とりあえず、仕事帰りに近所の食料品店の刺身コーナーを覗いて、イサキやら、カワハギやら、ちょっと変わったものが入っていると買いますが。
AS
*ぼちぼちと、やってくださいませ! 去年のTQ忘年会ではお世話になりました?⇒か、お部屋にご案内したかな?
harunakajima
蒼さん
ありがとうございます。カワハギの薄造り、おいしいですね。キモがついてればさらに! カワハギが自分でおろせるようになるといいのですけど。
harunakajima
ASさん
これといった成果も出さず、また一年が過ぎてしまいました。今年は早めに忘年会する予定でいます。
2010-09-24
■[創作メモ][日常]やっとちょっと余裕がでてきた

「創作メモ」……こんなカテゴリー作ったことすら忘れていた。
せっかく思い出したのでメモしておこう。
どうして人は、いちばん大切なものを手にいれることを、何かの後回しにすることがあるんだろう。
運がよければ、後回しにしても手に入るかもしれないけど、たいていは永遠になくしてしまうのにね。
一昨日の暑さが嘘のような寒さ。
今年って、春もあまりなかったのじゃなかったっけ。
秋もないのかな。
預かり犬のハウルは、まだうちで里親探しをしています。
顔立ちもかわいいけど、こんなにかわいい犬はみたことないくらい、性格のかわいい犬です。
ハウルの話を始めると、ついつい、かわいいを連発してしまいます。
里親応募はこちらから。
http://catnap.coco.co.jp/satooya/jyouto.html
ハウルの預かり日記はこちら。
2010-06-15
ルッコラ婦人
擬人化にはついていけないですか? 7年もたつのによく帰ってきたねとほめてやりたい、でも、もうちっとお土産もって帰れよって言いたい気分です。
すずみき
お久しぶりです。
この写真・・・感動しました。
萩尾望都さんの、漫画の原画のよう・・・って思っちゃいました。
たなか
ほんと、SF が現実になったんだなーとしみじみしました。
わたしらは未来に生きてんだなーと。
すごいことをやってのけたよ、きみは、はやぶさ。
harunakajima
ルッコラ婦人
トラブルなく、当初の予定の四年で帰ってきたら、こんなにみんなに応援してもらえたかな、と思うと複雑です。擬人化全般が苦手ってわけじゃないんですけど、今回はちょっと。
harunakajima
すずみきさん
萩尾望都さんの絵のよう、というのは実に言い得て妙ですね! 間違いなく初めて見る写真なのに、よく見ていたような気がします。ここで出会う写真だったのか、と思いました。
harunakajima
たなかさん
最後にこんな写真送ってくるとはね。なんとSFだと思いました。予定のことだったのでしょうが。未来にまで生き延びたなーと。
2010-04-26
■[映画]『第9地区』

この映画からメッセージを読み取るのは、そう難しいことではなく、うちの高校生の愚娘ですら、見終わっていっぱしのことは語っていた。
だって、場所が南アフリカだし、難民である宇宙人が、甲殻類的特徴を備えているとはいえ、二足歩行の人型エイリアンなのに、「エビ」と呼ばれて、難民キャンプに押し込められ、虫けらみたいな扱いを受けていたり、生体実験されていたりする映画なのだから、そこに意味を読むなというほうが無理だ。
それはそうなんだけど、これって、もしかして、ミリタリな興奮呼ぶ映画じゃないの?
というのが、劇場出て真っ先に思ったこと。
「恋愛もの」とか「動物もの」とかと同じようにこの映画を分けるなら「戦いもの」
まだ公開中の映画のことをあんまり話すと、すぐにネタばれだと言われちゃうので、ほどほどにしておくしかないのだが、エイリアンにはエイリアンしか使えない武器というのがあって、それがものすごい威力な上に、パワードスーツまであるのだけど、対する傭兵は、装備としてはそんなにSF的な目新しいものは持っていない。
それにもかかわらず、傭兵が使う火器の方が注意をひく。
あの白く塗ったライフルはなに? 特別なようで特に変わったところがないようで、もうちょっとよく見せて、という気になる。それから、薬きょうをバラバラたくさん落としてたあれはなに? 新しいんだか古いんだかわからない。それから、それから、最後のほうで傭兵が指令船に向けて撃つのにつかったランチャー? あれも、もう一度見たいんですけど。だいたい、発射したロケットだかミサイルだか、パワードスーツに捕捉されて、その後どうなったの? ランチャーに目を奪われてるうちに見逃しちゃったよ。
いや、もう一度見たからって、マニアじゃないのだから、なにがわかるわけでもない。クセみたいなものだ。軍用機が飛んでれば、輸送機なのか戦闘機なのかもろくに区別がつかないくせに、条件反射のように見上げて、どっちからどっちへ行ったか確認するのと同じ。
主人公はあまりにいけすかない小物の男で(でもなぜか世間知らずの奥さんには愛されているんだけど)、話が始まってすぐこいつが痛い目に合うんだなということがわかる。それにしても、傭兵の傍若無人ぶりがすごい。そんなことしてたら、絶対痛い目に合うってばあ、と教えてあげたくなる無法ぶりだ。
ランボーもどきが、器の小さい男と、子連れインテリエイリアンにぼこぼこにされるような話といえばいいのかな。いや、全員が、それぞれ誰かにぼこぼこにされる話なわけだけど。
器の小さい男が、最後の最後に覚悟決めてふんばるところとか、ばらばら現れたエイリアンたちに救われるところとか、キタキタキタ、って感じでよいです。
というわけで、これからの人、ゲロッ、グチャッ、ベチャッと、楽しんできてください。
あ、老婆心ながら、ブラジャーも見逃さないように。
蒼
ピーター・ジャクソンのプロデュースなんですね。そりゃ、確かに、変な映画でしょう。
今日は、実に久しぶりに映画を観ました。それも、家族で。ティム・バートンの『アリス・イン・ワンダーランド』。少女から大人へと足を踏み出すアリスの成長物語なのですが、ティム・バートン作品としては、ちょっと毒気が足りないかなあ。
ちなみに、ジャバウォッキーの声が! あのお方だとは〜。
harunakajima
蒼さん
『アリス〜』観に行くつもりなので、観てからお返事しようと思っていたら、連休終わっちゃいました。ジャバウォッキーの声、気になるよー。でも、調べたりせずに観に行きますね。
2010-04-04
■[日常]モア、元気でね。

二ヶ月ほど、我が家で預かっていた保護犬のモアに、新しい飼い主さんがみつかり、4月1日にもらわれていった。
こういう場合、まずは、公園やドッグカフェでお見合いし、もらってもらえることが決まると、飼育環境を確認するために、必ず新しい飼い主さんのお宅まで、犬をお届けすることになっている。
レスキューした犬が再び不幸な目に合わないように、各保護団体は手間を惜しまず、できる限りのことをしている。
モアを是非にと言ってくださった飼い主さんは、お届けにあがると、準備万端整えて、今や遅しと待っていてくださった。
12年間飼ったマルチーズを去年の暮れに亡くされ、悲しみからなかなか立ち直れずにいるところに、お友だちから、保護犬たちのことを聞き、里親になることを思い立ってくださったとのこと。
新しく犬を飼うときには、子犬から飼わないとなつかないと思ってる人も多いが、そんなことはない。
子犬から飼っても、成犬になってから飼い始めても、犬のかわいさや、忠実なことに変わりはない。
モアもすっかり新しい飼い主さんになつき、ずっとぴったり後をついて歩いているそうだ。
幸せがみつかってよかった。
ただ、たった二ヶ月とはいえ、共に暮らした犬を手放すというのは、こんなに心配で寂しいものかと思った。
たった二ヶ月ですらこうなのに、何年も飼った犬を捨てたり、保健所に持ち込んで処分を頼むというのは、一体、どういうことなのだろう。
モア、元気で幸せにね。
poillon
モアちゃん!! お写真、笑ってますね! しあわせになるといいなぁ...。
harunakajima
poillonさん、応援ありがとうございました。新しい飼い主さんが、こまめに写メを送ってくださるのですが、モアはすっかり新しいお家にも馴染み、幸せそうにしています。
ティアラママ
モアちゃん、おうちが決まってよかったですね。
たしかに、犬を飼うのには、仔犬からでないと、と思っていましたが、
そうではないんですね。
harunakajimaさんのおうちでのモアちゃんの生活、とてもしあわせそうでした。
これから、もっとしあわせになりますね。
里親になるってほんとに、大切で素敵なことなんですね。
harunakajima
ティアラママさん、そんなふうに言ってもらえてとてもうれしいです。
私もモアの預かりをして、もう若くはない犬の里親を申し出て下さる方は、ほんとに犬好きで優しい方だなと思いました。
でも、それとは別に、ティアラちゃんみたいに、特別な才能を秘めた子は、それを発揮できるように小さい時から手をかけて、それなりの育て方をしてあげたいですよね。ティアラちゃん、いつも、生き生き輝いてますね。
本屋さん
お久しぶりです。かわいいワンちゃんですね。我が家も妻の実家に1匹里子に出しています。妻にせがまれて飼ったものの赤ん坊にはよくないとのことで、里子に出してもう3年です。僕自身もともと犬を飼うことに興味はなかったのですが、散歩したり風呂に入れたり、考えれば子供と同じくらい世話してました。いい育児の訓練になったのかもしれません。今住んでいるマンションはペット禁止なので、早く一緒に住める家を手に入れなければなりません。
harunakajima
本屋さん
どうして子どもが生まれれば飼えなくなるのがわかっていて、急いで犬を飼う必要が奥様にはあったのでしょうか。そもそも当時もペット禁止のアパートにお住まいではなかったですか? そして、そんな状況の中で、夫であるあなたはどうして犬を飼うことを認めたのでしょうか。奥様の機嫌が悪くなるのが恐かったから? 結婚や、離婚や、出産や引越し等、様々な人間の理由で犬や猫は里子に出されたり処分されたりします。育児の訓練用に使い捨てにされ、信じていた飼い主と離れ離れに住むことになったワンちゃんが気の毒です。もし奥様の実家に預けることができなかったら、あなた方はどんな選択をなさったのでしょうか。そんなことをしておいて奥様は今も犬好きを自称なさっているのかしらん。犬はおもちゃではありません。小型犬は15年くらい生きます。一度よく、奥様とお二人で一つの命を飼うということの責任について考えてみてください。少し手厳しい言いようになりましたが、きっとわかっていただけますよね。
2010-03-23
■[コミック][SF]完全変態と不完全変態

子どもたちと昆虫のことを話す時間は愉しい。
蛹になる昆虫と、蛹にならないで幼虫から成虫になる昆虫がいるね。
うん、知ってる、知ってる!
蛹にならない虫は、あんまり体の形が変わらないけど、蛹になる虫は、体の形が大きく変わるから、口の形も変わっちゃうんだよ。
口の形が変わるから、エサも変わっちゃうね。
図鑑を見ながらそんな話をしていると、あっという間に時間が過ぎる。
友人に、年末に貸すといったのに、いまだに貸してない『虫と歌』引っ張り出してくる。
この友人は虫嫌いなんだけど、完全変態型と不完全変態型の兄弟の話を読んで、涙ぐんだりしてくれるだろうか。
切れたところから芽や根が出る植物の話も好きだけど、体細胞の入れ替わらない昆虫の話も悲しくてすてきだ。
- 作者: 市川春子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/11/20
- メディア: コミック
- 購入: 50人 クリック: 1,344回
- この商品を含むブログ (263件) を見る
後二冊、これとこれも持ってくよー。
- 作者: ヤマザキマリ
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2009/11/26
- メディア: コミック
- 購入: 112人 クリック: 3,378回
- この商品を含むブログ (665件) を見る
- 作者: 芳崎せいむ
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2009/10/29
- メディア: コミック
- 購入: 7人 クリック: 150回
- この商品を含むブログ (40件) を見る
貸そうと思って出してくると、必ず自分も、も一度読んでしまうというワナ。




イラスト、うん、何となく似てるよ。表紙ってすごいじゃん。
印税なんか、入らん、入らん(笑
本屋で見てもらっただけで感謝です。そっちの本屋にも並んでるんだね。
いろいろラッキーな書籍化でした。