『ネコソギラジカル(下)』

ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)

ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)

やっと読めた…やっと読みきったぞーッ!!

「いいじゃねえか、これでラストだ。みんなでヘタレで終わろうぜ」
P145


ちょ、ま…き、狐さんッ!!


ホント一瞬どうしようかと、どうしてやろうかと思った…。
でもある意味、彼も〝勝ち〟だったなあというお話。


ともあれ完結、終結、大団円。そんな一冊でございました。


大風呂敷は畳むのだって大変だ、というのを以前どこかで聞きましたが*1、これだけの大風呂敷、これほどの世界を畳むのはなかなか常人に出来ることではありませぬ。


いや、ホントお疲れ様。お疲れ様、みんな。


以下蛇足です(ちょっとネタバレ?)

*1:京極夏彦だったかな?

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『帝王の殻』

帝王の殻

帝王の殻


予定をこなしてまいりました〜。
ついでに読み終わりそうだったこちらを持参しましたぞ!
足湯につかりながら読破してまいりました…。


ん〜、ちょっと微妙判定気味?


毎回、毎回湯船につかりながらぶつ切りで読んだせいか*1
ストーリがめまぐるしく変化してゆくからか
視点の転換がちょこちょこあるからか…うーん。


PABの設定などけっこう面白かったし
最終的には「親子の話」として修練してゆく過程も良かったんだけど…。


ちょっと盛り上がりに欠けるだろうか?
『あなたの魂に安らぎあれ』の
アンドロイドの変容シーンのような圧巻!な見せ場がなかったのが敗因かと。


が、がんがって『膚の下』読んで火星三部作を見極めねばッ!

  • これもオススメ

*1:フィニッシュも足湯だったし

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