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マネー・ヘッタ・チャン 物語るモノガタリ

2016-08-15 ひと粒でいい! お金の種を植えなさい

[]ひと粒でいい! お金の種を植えなさい

こんにちは、ヘッタ・チャンです。

週末、お盆休みに読んだ本が、お金について良いことが書いてあったので紹介です。

私も含め、投資を専業でしている方は、資産運用は得意な投資は株一本という方も多いと思います。

そして、ある程度の資産が出来ると一部を不動産などに移し、安定したキャッシュフローを得た上で、さらに投資に邁進する。。。

もちろんそのやり方でも問題はないと思うのですが、今回読んだ一冊「ひと粒でいい! お金の種を植えなさい」の以下のエピソードでもう少し選択肢を増やすべきだと考えるようになりました。

以下抜粋です

グローバルが当たり前の環境にあるシンガポールでは、事業投資が盛んである。

 投資といえば株式債券や外為、ファンドなどの金融投資不動産投資を、まず思い描くかもしれないが、最も多いのが事業投資なのだ。

 日本人には、事業投資はなじみがないかもしれない。

 しかし、シンガポールでは起業をするビジネスに投資をする意味として、事業投資が位置付けられている。

 シンガポールでは、所有と経営を分離して考えるため、その事業投資する「一投資家としての自分」と、投資家から経営の委託を受けた「取締役という立場の自分」を切り分けて考える。

 事業投資によって、高級車40台を保有している人や、大学教授か投資家になっているケースもあるくらいだ。

 日本では起業したとき、自分自身の概念が事業を立ち上げるという点にフォーカスするため、労働兼マネージャー兼取締役役員にというように、4者それぞれの立場を分けて考えていない。渾然一体である。

 だが、シンガポールでは、自分一人の中に、四者の役割を截然として、分けて持っている。

 自分の労働者としての賃金、マネージャーとしての給与、取締役としてのマネージメント評価に対する報酬、事業が大きく成功したときの株主への配当というように勤労所得だけでなく、成功報酬投資所得を分別して認識している。

 これは東インド会社設立の、英国流の考え方が浸透しているものと思われる。

 その事業を、株主として、株式を売却するという事業譲渡から資金を積み上げていく人が多いのが実情である。

 そこから事業投資をして、株主として、また、投資家としての立場で事業を考えるというシンガポール流の錬金術を私は学ぶことができた。

抜粋ここまで

いかがでしたでしょうか?

証券ディーラーとしての利益は、あくまで給料に近いものです。

現状では、所属する会社がいくら利益が出てもボーナスは付加されませんし、配当もありません。

今のところ勉強中の中長期投資の配当以外の投資所得もないです。もちろん他の事業所得もほとんどありません。

今後のヘッタ・チャンとしては、本当の意味での事業所得や配当以外の投資所得を持った方が寄り人生の選択肢が増えるのではないかと思いました。

ちなみにこの本の後半に事業所得第一歩として、

・最低投資金額は1ロ1万シンガポールドル(約80万円前後)一括支払。

・元金と最終リターン支払が契約で明確(不動産区分所有権を契約で決まった額で買い戻す)

投資期間は24ヶ月。

・リターンは、


    投資から12ヶ月後に7%のリターン。

    24ヶ月目には21%のリターンと投資元金。

 

という、本当ならすごいぜ!という投資案件が載っています。

気になったので詳細を調べようと著者のホームページに飛んだのですが(この投資を推奨するわけではないので、詳しく知りたい方は著書を買って巻末から飛んでください)

すでにこの案件は完売とのことでした。

嗅覚鋭い人の行動早い…

というわけで、お盆に読んだ当たり本「ひと粒でいい! お金の種を植えなさい」がオススメ!というお話でした。

2016-06-30 君は選ばれるか?今年すでに資産を3倍にした「1勝4敗でもしっかり

[]君は選ばれるか?今年すでに資産を3倍にした「1勝4敗でもしっかり儲ける新高値ブレイク投資術」

こんにちは、ヘッタ・チャンです。

我らがエンジュクの稼ぎ頭DUKEさんの処女作「1勝4敗でもしっかり儲ける新高値ブレイク投資術」、新宿の先行販売で一足先にゲットしたので、ここで紹介したいと思います。

結論から言うと、この本は人を選ぶ本ですが、選ばれた人はかなりの確率で資産家になれる本です。

読めば読むほど、DUKEさんが利益を得られて、私が得られないのがわかってしまったという、、、

何人かの方がエンジュ クで、この本はお薦めですと書いていますが、私は万人向けのオススメ本とは思えませんでした。

DUKEさんのやり方は、ルーチンワークを実行できる勤勉さと、株価のカタリスト(相場を動かすきっかけ)を理解する想像力、要はクリエイティブな能力が必要とされるからです。

かくいう私はルーチンワークは得意ですが、クリエイティブさがかなり欠けているので、この本の通りに出来る自信がかなりありません。

ですが、この本の内容がはまる人は本当にあっという間に稼げる魔法の本です。

この本に選ばれるかどうかは貴方次第です。ぜひ、この暴落相場でも資産3.5倍にした魔法を習得してみてください。

個別銘柄のエピソードに、手法を明かしたページに魔法のエネルギー があふれていること請け合いです。

読み終わって、習得できたなら、その魔法、不出来な私にも教えてください(爆

ヘッタ・チャン

2016-06-17 「幸せをお金で買う」5つの授業

[]「幸せをお金で買う」5つの授業

こんにちは、ヘッタ・チャンです。

尊敬する投資家さんの一人が勧めてくれた

「幸せをお金で買う」5つの授業 がとても良い本だったので、ここでも紹介したいと思います。

一般的に、幸せはお金で買えないと言われます。たしかにあるデータでもそれは出ているのですが、この本の著者は、「では、どうやったらお金で幸せは買えるのだろうか?」と大まじめに研究することにしました。その結果、お金の使い方を以下のように意識すれば幸せになれると気付きます。

50頁 時間が幸福に与える影響度

どんなタイプの経験でも、払ったお金に対して最も大きな喜びを得られるのはおそらく次のような4つの基準を満たすものでしょう。

・他の人々と交わることによって、社会的なつながりが生まれるような経験。

・この先何年にもわたって楽しい気持ちで繰り返し語ることができる思い出話につながる経験。

・あなたが感じている自分という人間、あるいはあなたがなりたいと思っている自分像に密接に結びつく経験。

・他の選択肢と簡単に比較することができないめったにないチャンスを与えてくれる経験。

 同様に興味深いのは、経験の時間的な長さは関係ないという点です。

抜粋ここまで

お金ができると、まずは物質的な充足感、ブランド品や家を買ったりすることが多いと思うのですが、そういった行動の満足感は長続きしないとこの本にはあります。

そうではなく、良い経験にお金を使うことがもっとも満足度が高いと。しかも、良い経験であれば、時間の長さに関係なく満足できるのです。(3泊4日の旅行も2週間の旅行も満足度は大きく変わらないというデータが本にあります)

これを知らずに旅行などではなく、家やカバンや宝石、服などにお金を使う人のなんと多いことか。

投資で財をなされた上で良い人生を歩まれているなと思う方の多くが旅行や様々の体験に積極的なことがよくわかる一冊でした。

ここ最近の相場でお金がヘッテルな人も多いと思いますが、ある程度資産を築けるよう頑張るためにも、ぜひ読んでほしい本一冊です。

「幸せをお金で買う」5つの授業

他にも面白いエピソードがあるのでまた改めて近々紹介しますので、気長にお待ちください。

みなさま、良い週末を!

2016-05-24 現役株式ディーラーのぶっちゃけ話

[]現役株式ディーラーのぶっちゃけ話

こんにちは、ヘッタ・チャンです。

現役ディーラーが書いているということで業界で話題の上がっている「株式ディーラーのぶっちゃけ話」を読みました。

良く業界事情が表も裏も書かれていて、とても楽しんで読めました。

今まで、ディーラーってどんなお仕事なんですか?って聞かれて説明に困っていたのですが、この本を読んでもらえば一発で解決です。

以下は、そうなんだよなぁと思った部分、感心した部分の備忘録です。

P.26 月間1億円の利益を得るために、30億円という運用資金を数十パーセントを使ってトレードに励む。訓練すれば可能なようで、僕を含めた過去のディーラーには不可能であった。

→ この後にあるなぜできないかに激しく同意しました。玉が大きくなる精神的重圧と、大きい故の投げ場の無さ。これ本当怖いのです。

P.35 11時08分、第一値幅8620円に達成したためサーキットブレーカー発動。11時25分、第二値幅8200円に達成したためサーキットブレーカー発動。それでも売りは止まらずに、7800円まで下落した。

→ 5年前の3月15日、原発水素爆発したときの値動きは今も鮮明に覚えています。私も同様に飛びかけました。。。

P.107 毎朝のレーティング情報を、楽天証券個人投資家配信するのは、9時10分頃だと思う。しかしディーラーの手元には8時40分頃には届いているはずだ。

→ 昔は本当に個人投資家ディーラー情報格差がありました。他にもいくつも当時使えた技が載っています。今はほとんど使えなくなり、むしろ個人の方が早いことも…。

先日紹介したジャックさんの著書「普通のサラリーマンがスキマ時間を利用して株で1日1万円儲けた スマホ投資術」と合わせて読むと、良いと思いました。

ディーラーになりたい方、私の仕事がどんな感じか知りたい方必読です。

嗚呼当時の簡単に儲かった時代に戻りたいなぁ。(ノスタルジーに浸りながら・・・)

2016-05-20 総資産25億の不動産投資術

[]総資産25億の不動産投資

こんにちは、ヘッタ・チャンです。

最近の新興銘柄の暴騰暴落はすごいですね。

2ヶ月で株価10倍になったと思ったら、数日で半分以下になったりと、上がってるときはともかく、下がり始めたら心が安まりませんね。

今回のような暴騰暴落で上手く高値で逃げられた方にオススメなのが不動産投資です。

ある程度資産を築いたら不動産投資というのは、金持ち父さんから今ついに大統領になろうとしているドナルド・トランプ氏、あのBNFさんまで、共通しています。

そこで、個人的におすすめなのが、最近エンジュクさんで不動産投資手法公開している三浦氏の投資手法です。

氏の経歴と実績はかなりすごいです。

まず経歴ですが、社会人1年目から不良債権処理の会社に勤め、その後不良債権及び不動産を対象に投融資をする投資会社へ転職

15年以上、債権投資および不動産投資(主にB級不動産)に携わってきました。

自分も株の世界に入って12年くらいですが、やはり長いこと同じ業務を続けてきたことでの知識・経験の蓄えは、身を助けてくれます。

そして、三浦氏が本当にすごいのは、そうした中で不動産投資を始めたタイミングがリーマンショック後の不動産バーゲンセールになったときだったという事実。

株でも不動産でもあの100年に一度のバーゲンセールで買えた方は実はあまり多くありません。その行動力に脱帽です。

そして、そこから氏の快進撃が始まります。

2009年から2016年までに40物件、総戸数545戸総額25億という偉業を成し遂げます。

そしてまだ会社員を継続するという石橋を叩いても渡らない盤石ぶり。敬意を表す以外ありません。(そしてめっちゃうらやましいです)

今回のDVDでは、三浦氏がどんな物件に投資してきたかを全て公開。

バーゲンセール時代から今のマイナス金利による不動産バブル時代まで、天国と地獄の地合全てを経験した事による、時代別投資手法の話は必見です。これでどんな時代も不動産で利益を得られるなと。

また実際買うまでの業者の付き合い方、購入後の管理方法についても詳細に解説。

税金対策まで対応してるところが、かゆいところに手が届くを体現しています。

私も不動産投資がしたくて、何十冊と本を読んできましたが、これだけ網羅的に解説してあるものは初めてでした。(なお、私の不動産投資は、現在土地を決めて進行中です。)

今回の新興市場でプチお金ができた方、そろそろデイトレに疲れた方(私のことですw)に三浦氏の25億の不動産をゲットできた投資法、おすすめです!

2016-03-02 不安やストレスに悩まされない人が身につけている7つの習慣

[]外資系金融産業医が教える不安やストレスに悩まされない人が身につけている7つの習慣

こんにちは、ヘッタ・チャンです。

知人の外資系金融産業医の武神さんの新作「不安やストレスに悩まされない人が身につけている7つの習慣」を読みました。

今日は600円以上の上げでポジションの利益が増えてホッとしている方がほとんどだと思いますが、

1月末の日経平均は17518.3円、2月の日経平均は16026.76円と9%超下がって、多くの方が不安やストレスを抱えていたと思います。

実は、自分は今年の下げていても、不安やストレスはあまり感じていませんでした。

この本に載っている不安やストレスに悩まない習慣を自然に身につけていたのが大きいようです。

以下、私なりの相場ストレス対処法を本書より抜粋

・不安とストレスに上手に対処している人たちは、「想定内の範囲が大きい」という特徴を持っています。

相場で10年食べていると、暴落も暴騰もテロ大地震金融ショックもだいたい経験したので、だいたい想定内になります

・仕事以外のアイデンティティを持つ生活をすること、つまり意識して好きな軸を増やすことが大切です。

→専業投資家さんなどで、株だけが人生のような方は、暴落相場などで大きくストレスを持つ方が多いようです。折角お金があるのでと、色々とやっている方はそうでもない気がします。


・人に話すことで、不安の9割は解消できる。

→やられたときほど、飲み会やオフ会で話すことで、気持ちが浄化されるというのはあると思っています。というか私などはやられたら美味しい、飲み会のネタになるくらいの気分だったりします。(もちろんリスク管理をしっかりした中でのやられだからというのもありますが)


他いろいろと紹介しきれないためになる話が多い冊でした。1−2月の下げで不安やストレスを感じた方は、一読をオススメします。

2016-03-01 普通のサラリーマンがスキマ時間を利用して株で1日1万円儲けた スマ

[]普通のサラリーマンがスキマ時間を利用して株で1日1万円儲けた スマホ投資

こんにちは、ヘッタ・チャンです。

JACKさんの新作「普通のサラリーマンがスキマ時間を利用して株で1日1万円儲けた スマホ投資術」を読んだのですが、今の個人投資家は工夫次第で、ディーラーよりも情報収集が早くなってることを実感させられました。

以下ディーラー辞めた時用の備忘録

スマホ投資に適した証券会社

「SBI証券」「カブドットコム証券」「GMOクリッ証券」「松井証券」「楽天証券

週刊誌アプリ 「週刊誌まとめ!全巻無料!」

株式新聞WEB プレミアムコラム 月々4000円

アプリ「FISCO」

楽天証券 iSPEED 四季報無料閲覧

ツイッター有名投資家フォローリスト

他いろいろ

とてもためになる一冊でした。おすすめです。

2016-01-26 外資系金融より、国内証券ディーラーの方が10倍以上もらえる!?

[]外資系金融より、国内証券ディーラーの方が5倍以上もらえる!?

ざっくりいって、フロントオフィスの社員の適正な取り分は、会社にもたらした利益の5%−10%くらいだ。つまり年収5000万円の社員だったら5億円〜10億円ぐらいは稼ぎ出すことを期待されている。

しかし毎年10億円稼いでくれる社員がいたとして、会社が自動的にそれに見合った報酬を払うか、といったら絶対にそんなことはない。毎年10億円稼いでも、他社に引き抜かれない社員なら、会社は容赦なく最低の賃金を支払うのだ。そういうものなのだ。結局、会社側はこの社員を引き留めるのにいくら支払わなければいけないかを考え、そのぎりぎりの水準を払おうとする。

外資系金融の終わり 年収5000万円トレーダーの悩ましき日々 藤沢数希/著 ダイヤモンド社より

上記の部分を読んだのは去年だったのですが、運用という仕事に対してインセンティブがここまで違うのかと、びっくりしたので、ここに載せてみました。

というのも、ざっくりいって、ディーラーの取り分は、会社にもたらした利益の30%〜50%くらい。つまり年収5000万円のディーラーになりたかったら、1億円〜1.5億円ぐらいで稼ぎ出すことで、目標が達成可能なのです。

もちろん、外資系金融だからこそ、得られる情報、得られる経験などもあるのでしょうが、それでもこの差は看過できないレベルです。

ちなみに、裏を取ってみました。

ゆたか証券 ディーラー募集要項 ← 約30%

アーク証券 ディーラー募集要項 ← 約30%以上

三田証券 ディーラー募集要項  ← 約40%以上!?

どんな仕事でも、1番自分を高く買ってくれるところで働くに越したことはないですね

(この考え方は同書でも書かれていますので、興味のある方は読んでみてください)

2015-11-13 フラッシュ・ボーイズ 10億分の1秒の男たち

[]フラッシュ・ボーイズ 10億分の1秒の男たち

こんにちは、ヘッタ・チャンです。

最近「フラッシュ・ボーイズ 10億分の1秒の男たち」を読みました。

「世紀の空売り」の作者マイケル・ルイス氏の著書です。

この本を読むと、金融市場での「金取りゲーム」は、一般人には理解できない想像も出来ない方法で、無知な人からお金を掠めて取っていることがよくわかります。

またウォール街の人間がどれだけ、自分の利益を優先し、他者に対して冷酷かも。

特に、メリルリンチバンクオブアメリカの話は噴飯モノでした。

以下は、私が気になった部分の備忘録です。

46頁 売ろうとした瞬間に買い注文が消える

 ジェレミー・ソロマーがブラッドの人生に入り込んできたのとちょうど同じころ、アメリカ株式市場がおかしな動きを見せるようになった。この最先端のはずの電子商取引企業をRBCが買収する前は、ブラッドのコンピューターはきちんと機能していた。ところが、いきなりうまく動かなくなったのだ。

カーリンテクノロジーを使うようになるまで、ブラッドはコンピューターに現れる取引画面を信頼していた。その画面にインテル株式一万株が一株二十二ドルの売り気配で表示されていたら、ブラッドはインテル株式一万株を一株あたり二十二ドルで購入できた。そのためにはボタンを押すだけでよかった。二〇〇七年の春を迎えたころ、取引画面にインテル株式一万株が売り気配二十二ドルで表示されているのでブラッドがボタンを押すと、その一万株が消えてしまった。トレーダーとして働いてきた七年の間、デスク上の画面を見れば常に株式市場がわかった。ところが画面に現れる市場は幻になってしまったのだ。


112頁 捕食者の手口

 システムの奥深くに巣食っていたのは、一種のモラル麻痺の問題だった。内部の人間すべてがシステムからわずかでも利益を得ている限り、たとえシステムがどんなに腐敗した悪辣なものになろうと、内部変化を求める人間は現れない。もっとも“腐敗した”や“悪辣な”といった言葉は、使うだけで真剣な人々を不快にするので、ブラッドは使うのを避けた。ブラッドが投資家と話すときにいちばん気を遣ったのは、陰謀説を振りかざす妄想家がまた現れたと思われないようにすることだったかもしれない。


120頁 メリルリンチは、最悪中の最悪のサブプライムモーゲージ債をせっせと生み出していた銀行の一つだ。メリルリンチが市場の裁きを受けていたら、つまりバンク・オブ・アメリカが彼らを救済しなかったら、メリルリンチ職員は通りへ放り出されていたに違いいない。ところが実際には、買収の直前、自分たちに巨額のボーナスを与えることに決めていた彼らは、結局それをバンク・オブ・アメリカに払わせた。

「とんでもなく不公平だ」とシュウォールは言う。「それにとんでもなく不当だ。九年かけて築きあげたこの銀行でのおれの株はくそにまみれ、そのくそをひり出したやつらが、記録的な額のボーナスをもらっていた。あんなのはろくでもない犯罪だ」。

さらにとんでもないことに、元メリルリンチ組はその後、バンク・オブ・アメリカ株式部門の管理職に就き、職員の大量解雇に取りかかった。対象となった者の多くが、善良で、義理堅い行員だった。「ウォール街は腐ってる、とおれは思い知った」。シュウォールはのちにそう語った。「従業員への誠意なんてどこにもありゃしない」 


198頁 ウォール街の売り込みトークに慣れている投資家たちは、他人を信用しない性分だったし、信用する性分だったとしても、環境によって変えられていた。ウォール街で働く人たちは、嘘をつき、真実を隠し、ひとをごまかすことで大金をもらっているようなものなので、金融市場で信頼感が生まれても、そのあと必ず延々と疑念が続くということになる。


288頁 壊れたスロット・マシン

 テクノロジーウォール街とは、特殊な形で衝突した。テクノロジーは効率を高めるために使われるべきもので、かつてはそのとおりの使われ方をしていた。ところがそれはまた、特殊な種類の市場の非効率を作り出すのにも用いられた。その新たな非効率は、金融市場が簡単に正せるものではない。たとえば大口の買い手が市場へ来てブレン原油の価格を上げたあと、投機家が市場へ跳びこみ、北テキサス原油の価格も上げるのは、健全でよいことだ。トレーダー原油価格と石油会社の株価との関連を見て、株価を上げるのも健全でよいことだ。抜け目ない超高速トレーダーが、シェブロンエクソンとの株価の問に必ずある、統計的な関連を予想し、関連が乱れたら反応することさえ、健全でよいことだ。

しかし公共の取引所が注文形式やスピードの優位性を導入し、超高速トレーダーがほかの全員を食い物にできるようにするのは、健全でもなければよいことでもない。この種の非効率は、発見して対処した瞬間に消せるものではない。

いわば壊れてコインが出っぱなしのスロット・マシンだ。誰かが何か言うまでその台は出続けるが、プレーヤーが得をしている限り、壊れていると指摘する人間はいないだろう。

 ウォール街テクノロジーを使ってしてきたことの大半は、ただ金融市場の外の人間が知らない何かを、内部の人間は知っているという状況を作るためだった。かつてどんな投資家にも理解できない、サブプライムモーゲージ債にもとづく債務担保証券をもたらしたのと同じシステムが、今では、どんな投資家にも理解できない注文形式を駆使した、危険な速さで行なわれる、一ペニー単位の取引をもたらしている。

他の多くの人々が理解できるようにものごとを説明しようとするブラッド・カツヤマの態度が、体制の秩序を乱すとみなされるのはそのためだ。ブラッドは自動化された新たな金融システムの核心を攻撃した。それはシステムの不可解さから生みだされている金である。

抜粋ここまで


この本を読んで感じたのは、テクニカル、ファンダンメンタル、システムトレードなどのトレードとは全く違う発想の収益方法、それはシステムの隙間から絶対に負けないトレードを考え出す人たちの強欲と執念の凄さでした。

チャートや統計的に考えるでもなく、企業の財務など全く気にしない注文のシステムルールを徹底的に自分に有利持ってくるための飽くなき挑戦には、逆に敬意すら頂きそうになります。

そして、そのシステムが回り始めたら、自浄作用はまず働きません。誰かが気付かない限り。

東証も本作で紹介されるコロケーションシステムを実施しています。同じ形ではないにしても、一般の投資家が、気付かれないまま搾取されているのではないかと、心配になります。

週末または来週の3連休に、ぜひ「フラッシュ・ボーイズ 10億分の1秒の男たち」読んでみてください。

2015-11-06 いい女はドMが9割

[]いい女はドMが9割

こんにちは、ヘッタ・チャンです。

最近「いい女はドMが9割」という本を読みました。

ただのナンパ本と思われそうですが、ホストナンバーワンの男性視点で、女性の扱い方を心理学経済学生物学的に説いてる珍しい本でした。

この本で、いくつか投資と女性は同じだという紹介があり、なるほどなぁと思ったので、ここに書いてみた次第です。

以下抜粋

・「これは脈がないな」と思ったらあっさり切り上げることも重要だ。株で言えば、いわゆる”損切り”である。

・女性は恋愛において、良くも悪くも”投資家”になってしまう。男のことを”金融商品”としてみてしまうのだ。

・女性は男性を「ディスカウントキャッシュフロー法」で現在と未来の価値において天秤にかけるという考え方をする。

投資家の方で、投資も女性関係も上手くやっている方が何人もいますが、「一時は万事に通ず」 投資法と人間関係相通じるモノがあるようです。

読書の秋によろしければどうぞ。