脱積読宣言

日々の徒然に読んだ本の感想書いたり、カープの応援したり、小旅行記書いたりしてるブログです

対L○6-5

 序盤で帆足を攻略するも、後続にシャットアウト。連夜の西武の猛反撃に合うも、最強ストッパー雨野の活躍で辛くも逃げ切り。心臓に悪い試合が続きます。
勝佐々岡 S横山  先取決勝点栗原

雑感

 猿猴川の河童さまありがとうございます。2回までに6点取っても安心出来ないって、勘弁して欲しいです。鯉の季節が終わるとやっぱりいつものカープに戻っちゃいました。四月の鉄壁投手陣よ、かんばっーく。

MY MANAGER THROWS BASES

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/npb/headlines/20060517-00000014-spnavi_ot-spo.html
 金本魂未だ健在*1森以蔵事件とかプリキュア末永とかお茶目なカープがまたやっちゃいました。「真面目な」野球ファンは眉を顰めるでしょうが、こういうパフォーマンスは個人的に大歓迎です。楽しい野球を今後もお願いします。

*1:前科。森笠のプロフィールの好きな人にときメモ藤崎詩織と書かせる。誰かは忘れましたが、同じく好きな人欄に西山の奥さんと書かせる。

『涼宮ハルヒの退屈』

オリコン週間 シングルランキング 2019年01月14日〜2019年01月20日 | ORICON NEWS
リベンジならず。


ジャンヌ二曲連続オリコン二位おめ!彼らがこんなとこまで出世するとは思ってみませんでした。とは言え、肝腎の曲内容は非常に淡白で喰い足りなさを覚えます。もう7-seven-やchild visionのような異色作は期待できないのでしょうか。
 さて本題。vipperの暗躍空しく打倒ORANGE RANGEの悲願に遠く及ばなかった五位の「ハレ晴レユカイ」ですが、その他の上位陣のマスコミ露出の頻度とそれに費やされた莫大な予算を想像するに、凄まじい費用対効果の良さが窺えます。そりゃavexソニーもなりふりかまわずタイアップに群がるわけだわ。それはさておき、以下ネタバレ注意

涼宮ハルヒの退屈 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの退屈 (角川スニーカー文庫)

 

ホントが嘘に変わる世界で

 「涼宮ハルヒ」シリーズ初の短編集。肝腎の出来は、作者の資質があまり短編向きでないのと、長編一本だけの為にチューンされたキャラクターを長期連載用にリボーンする過渡期なのとが合わさって、個人的には首を傾げざるを得ない*1ものになってしまっています。単行本だけじゃ出版社の旨みが少ないのは分かりますが、明らかに向いてない人間に無理に連載させないで欲しいです。100の凡作より、1の傑作をこそ読者は望んでいるのですから。

涼宮ハルヒの退屈

つまりハルヒは、ただ退屈だったのだ

対上ヶ原パイレーツ○11-9
 先発涼宮が不安定な立ち上がりを攻められ9点を失う敗色濃厚な出だしも、4回表に前代未聞の11人連続HRで奇跡の逆転。リリーフのキョンが裏を三者三球三振で押さえたところで、大会規定のの90分ルールでゲームセット。エースの乱調に不安の残る勝利となった。
勝涼宮 Sキョン  同点朝比奈 勝越決勝長門


 「ネタに困ったら野球大会」は、格闘もののトーナメント並みにギャグものではおなじみの展開ですが、連載一回目から伝家の宝刀を抜いてる辺り、急遽連載の使命を負わされた作者の苦衷が想像できます。
 後知恵で見れば、この頃はまだハルヒの世界改変能力がメインテーマだったことが仄見える興味深い作品です。

笹の葉ラプソディ

「無矛盾な公理的集合論は自己そのものの無矛盾性を証明することができないから」by長門有希

 何故世界は平凡なんだろう。何故私が主人公ではないんだろう。宇宙人も未来人も超能力者すらいないこんな世界はもう飽き飽き。「私はここにいる」だから・・・

 朝比奈さん主人公編。ハルヒが物語の主題からすべり落ちた記念すべき作品。以降「世界改変の阻止」から「規定事項の遵守」に物語の主旋律が変調します。ジュブナイルなボーイミーツガールでは大長編の大黒柱には不足だったのでしょう。

ミステリックサイン

「武器の携帯は厳禁です。危ないです。」by朝比奈みくる

カマドウマ、キライ

 長門主人公編。憐れなハルヒは遂にヒロインの座すら失ってしまいました。ハルヒ自身は、青春期の懊悩や成長もキョンとの関係も『〜憂鬱』で完結してしまっている以上、悩み迷うべき存在が他に必要なのは分かりますが、ホンにハルヒ不憫な子。

孤島症候群

「事件があって探偵役が発生するのではなく、探偵役がそこにいるから事件が生まれるのですよ」by古泉一樹

 名もない島と夏の嵐、その二つが揃うだけで、纐纈城にパノラマ島、古今の名作に一歩も劣らぬ狂気の舞台がそこに現れる。今宵の生贄は若く美しい男女五人。

 古泉主人公編。物語の今後の展開に与えた影響には特筆すべきことなし。ミステリに興味ないので、詳述はパス。

答えはいつも私の胸に

 大長編と長編と短編、それぞれが要求するキャラクター造形や背景設定の違いが良く分かる非常に興味深い一冊でした。新たな舞台で華麗に羽ばたく朝比奈さんや長門はともかく、キョンハルヒにとっては『〜憂鬱』でハッピーエンドにしていた方が幸せだった様に思えて成りません。作者は彼等にあれ以上のフィナーレを準備してやれるのでしょうか。期待してもいいんですか?某作家みたく「期待は裏切り予想は裏切らない」なんてことにならないで下さいね。

今日の一行知識

七夕は元々裁縫や書道の上達を願う女性の祭り
願い事は綺麗な字で書きましょう

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*1:次巻『〜消失』ではキャラクターの再配置も完了して、傑作と評価していい出来に回帰してます。てゆーか、明らかに準備不足な『〜溜息』を除けば長編の出来は総じて素晴らしいものがあります。