ORASトリプルアロマミストパーティ例アロマ尿瓶ネ - 姫子のプレイヤー以外グッドスタッフ

先日紹介した、アロマミストを使用したパーティの一例です。
いわゆる「勝てるように最善を尽くしたパーティ」ではなく、
「アロマミストを使おうとしたらこうなった」という内容です。
パーティの完成度は低いので、基本的に自分用メモです。

能力は理想個体で書いてますが、私は一部妥協個体で運用しました。
Lv.50フラット想定で書いてあります。

【ORASトリプルレートシーズン8】

・バトルルール：トリプルバトル
・使用できるポケモン：伝説のポケモンを除く、すべてのポケモン。
（図鑑No.が同じポケモンを、2匹以上エントリー不可）
（第6世代で捕獲、孵化、受け取ったポケモンのみ使用可）
・ポケモンのレベル：レベル50フラット

【パーティ】

・フレフワン＠ラムの実（アロマベール）
アロマミスト/光の壁/アロマセラピー/守る

・タブンネ＠防塵ゴーグル（癒しの心）
シンプルビーム/癒しの波動/トリックルーム/神秘の護り
（備考：Lv.47）

・シビルドン＠食べ残し（浮遊）
ドレインパンチ/雷パンチ/とぐろを巻く/影分身
（備考：Lv.48）

・レジギガス＠メンタルハーブ（スロースタート）
ドレインパンチ/岩雪崩/ワイドガード/自己暗示

・ルカリオ＠こだわりスカーフ（精神力）
インファイト/岩雪崩/この指とまれ/ファストガード

・ヤミラミ＠ヤミラミナイト（いたずら心/マジックミラー）
はたき落す/挑発/自己再生/自己暗示

【どんなパーティなの？】

地味技アロマミストを使いたい！

……とか思ったので、パーティを組むことにしました。

（正確には「使ってください」って言われた）

まずはこちらをご覧ください。

ポケモンの技、アロマミストについて - 姫子のプレイヤー以外グッドスタッフ

……というわけで、余儀なくフレフワンの採用が決定。
（ドーブルは1ターンで倒れる可能性が高く、重ね掛けできないため）

フレフワンを使う以上、トリックルームを展開する方が良さそうなのでトリパに。

次に単純ポケモン一覧を眺めたのですが、

・ドンメル
・ビッパ
・ビーダル
・コロモリ
・ココロモリ

と、少々耐久面が不安。

ならばビームを打ち込むことにして、まずはビーム要員を探します。
（当然のように書きましたが、「ビーム」とは当然「シンプルビーム」のことです）

ビームする前にトリックルームを張れて適性がありそうなポケモンは、

・タブンネ
・オーベム

の2種。

この2匹のうち、積み要員にSが近い方を採用することにします。
（すでに内心「タブンネであれ」とか思っている）

次に使用する積み要員を探します。

主な条件は、

・トリル下で最遅メガクチートにムリなく先手が取れる
・AB同時に強化できる技がほしい
・回復ソースがある
・弱点が少ない

です。
これを満たすポケモンは……

そう、シビルドンですね。

理由は、

・S種族値が50なので、ちょいとレベルを下げればよい
・とぐろを巻くを覚える
・ドレインパンチを覚える
・弱点がない。と見せかけてビームで落下するので、弱点は1つ

というわけで、無事にフレフワン・タブンネ・シビルドンまで確定。

次はコピー役です。

前回のベトベトタブンネの反省点である、

「積み要員とコピー要員の弱点被り」

を回避すべく、Sが48程度になる、新たなコピー要員を迎えました。

レジギガスです。

採用理由は、

・レベル50ながら、スロースタートによるS48の実現
・メガクチートをはるかに上回る耐久種族値
・自身もドレインパンチで回復できる
・全体技の岩雪崩も完備

と、もう文句の付けようがありませんね。

トリルが切れて少しすると、オートで加速できる点も評価が高い。

（そして間接的に実現する、「タブンネビームでスロースタートを解除する」という、最初からそれでいいじゃんコンボ）

コンボ要員は揃ったので、残りはコンボを成立させるためのポケモンを入れます。

まずは、この指とファスガができるルカリオを入れます。
怯まないルカリオであれば、猫騙しを受けてもこの指とまれを打つことができます。

もう1匹は自由枠だったのですが、

・メガ枠が空いている
・もう1匹自己暗示を使えると心強い
・トリル封印を阻止できる

などの理由により、メガヤミラミを採用しました。
いたずら心により先制で自己暗示ができる点、
あえてメガシンカをせずに戦うという選択もできる点、
メガシンカにより鬼火や挑発の対策が自然とできる点がすばらしいですね。

こうしてパーティが決まりました。

【よくある質問】

Q.レベルがヘンですね。

A.強豪の多いS種族値50の最遅ポケモンに、トリル下で攻撃される前に積みたかったからです。

47タブンネビーム→48シビルドン積み→レジギガス自己暗示

の流れが理想です。

【個別解説】

・フレフワン＠ラムの実（アロマベール）
アロマミスト/光の壁/アロマセラピー/守る
能力：207-x-132-x-115-30
（呑気 H244 B220 D44）

HP：ほぼ振り切って16n-1に
特殊耐久：C222ギルガルドのラスターカノン耐え
物理耐久：残り（132＝11n）
素早さ：最遅

アロマミストするポケモン。

能力は耐久に振り、なるべく2回は動けるように行動します。
素早さを最遅にすることで、トリル下のモロバレルより早く動くことができますが、正直微妙でした。
理由は、トリル下において

フレフワンのアロマミスト
→相手のモロバレルのキノコの胞子
→シビルドンは眠っている！

となるためです。
少し速めにして、最遅モロバレル以上の素早さにしておくと、

モロバレルのキノコの胞子
→フレフワンのアロマセラピー
→シビルドン積み

となるので、多少ケアできると思いました。

主な役割はタブンネと反対側に出し、隣からアロマミストでシビルドンの特防をあげることです。

また、特性アロマベールが非常に強力で、サポートするタブンネ、積むシビルドンを挑発やアンコールから守ることができます。

技にはコンセプトのアロマミストを持たせ、
シビルドンの状態異常をケアできるアロマセラピーも持たせます。
残りの2枠ですが、相手の横取りを考慮し、光の壁を入れました。

このパーティにおいて、シビルドンが積む際、一番の障壁となるのは横取りです。
この横取りをどう対処するか考えた結果、

「先にどうでもよい技を横取りしてもらう」

という結論に落ち着きました。
なので、相手の横取りが読めている場合には、シビルドンが能力を積む前に光の壁を抜かせ、その隙にシビルドンが積むことができます。

最後の枠には守るを入れました。
挑発もアンコールも効かないフレフワンは、トリル始動役と考えられやすく、
優先的に攻撃を受けたり、集中攻撃をされることがよくあります。
なので、1手目から守って様子を見たり、場に長く残ることができる守るが必要だと思いました。
先も書きましたが、場にいるだけで特性が活きてくるため、タイミング良く守ることで他の味方も守ることができます。

存在自体は悪くないと思いました。

・タブンネ＠防塵ゴーグル（癒しの心）
シンプルビーム/癒しの波動/トリックルーム/神秘の護り
（備考：Lv.47）
能力：197-x-143-x-101-46
（呑気 H244 B252 C6 D8）

HP：伸ばせるだけ伸ばして奇数に
物理耐久：振り切り
素早さ：47最遅

【ここから少し、ベトベトタブンネのほぼコピペ】

トリルしてタブンネビームするポケモン。

物理方面に強力なポケモン多いので、物理耐久に振り切り。
Lv.47ですが、特化陽気ルカリオのインファイトは急所に当たらなければ耐えますし（アイテム補正がない場合）、
特化陽気メガガルーラにアームハンマーを打たれても生存率は95％程度あります。
Lv.47の理由は先述した通りです。

主な役割は、初手にトリックルームを展開した後、シビルドンにタブンネビームをあて、
あとは癒しの波動と神秘の護りで防御を固めることです。

滅びパが相手の際はシンプルビームで相手のかげふみを解除したり、
手が空いたらメガガルーラの親子愛を解除する役割もあるので、意外とできることは多いです。

技にはコンセプトのシンプルビームと、S操作をするためのトリックルームは確定。
積み要員のシビルドン、コピー要員のレジギガスは大きな回復手段を持たないため、癒しの波動も持たせます。
あとは、不意に火傷や眠りにペースを取られないように、神秘の護りを搭載。
特性でも治せますが、確実ではないので、念のため。

神秘の護りもありますが、このパーティのタブンネは役割が多く、
間に合わないことも多いので、特性は癒しの心です。
実際何度も発動し、助けられる場面も多かったです。

【コピペここまで】

挑発をよくいただくので、ベトベトタブンネにおいての持ち物はメンタルハーブでしたが、
今回はフレフワンがいるため、防塵ゴーグルを持たせました。
キノコの胞子はもちろん、怒りの粉によるビーム吸収をすり抜けることができます。

・シビルドン＠食べ残し（浮遊）
ドレインパンチ/雷パンチ/とぐろを巻く/影分身
（備考：Lv.48）
能力：183-130-105-x-132-47
（生意気 H240 B74 D196）

HP：伸ばせるだけ伸ばして奇数に
特殊耐久：11nになるように厚めに
物理耐久：残り
素早さ：48最遅

積み要員として選ばれたポケモン。

※言いたいことは、だいたいベトベトンと同じです。

ベトベトンと同じく、具体的な耐久ラインはよくわかっていません。
特防は自力で積めないため、多少特防を厚めに、11nとなるようにしただけです。

最初のみ弱点がない点が優秀で、何もしなくても相手の地面ポケモンが1度引くこともあり、その隙に能力を積むことができます。
また、メガボーマンダやファイアローからの飛行攻撃を半減で受けられる点も優秀です。

タブンネ・フレフワンが2匹とも場に残っている場合、基本的に積むときにはとぐろを巻くから積みます。
大きな回復手段がある場合は、ダメージ量を減らすことが重要になってきます。
一方、タブンネが消耗しきっている場合は、影分身から入ります。
もちろん、これは相当分の悪い賭けですが、回避することで被弾回数を減らさないと、
食べ残しとドレインパンチだけではとても回復が追いつきません。

技は積むためのとぐろを巻くは確定。
単純であれば攻撃面も同時に強化できるので、大変強力な技です。
（なぜか回避合戦でも有利になるというメリットも）
このままだと被弾回数が増える一方なので、回避を上げる影分身も入れます。
回復ソースのドレインパンチを入れ、最後にタイプ一致の雷パンチを持たせます。

特性は浮遊一択。

持ち物は継続的に回復できる食べ残しです。

・レジギガス＠メンタルハーブ（スロースタート）
ドレインパンチ/岩雪崩/ワイドガード/自己暗示
能力：215-233-132-x-130-96
（H30 A31 B31 C14-15 D31 S3）
（勇敢 H240 A252 B12 S6）

HP：ほぼ振り切りで奇数に
攻撃：振り切り
素早さ：スロースタート発動時に48になるように
物理耐久：残り

自己暗示できて素早さがちょうど良くて耐久も高くて回復技と範囲技のあるポケモン。

レベル50にして素早さを48にできる、神調整された種族値と特性が最高にかみ合っています。
能力は素早さを調節した後、ほぼ攻撃とHPに振り切ってあります。

場に出たら、シビルドンの能力をコピーするところから入ります。
今回は火力の出るポケモンがレジギガス1匹だけなので、コピーしたらひたすら殴り続けます。
メガクチートと異なり、ドレインパンチで回復できるので、粘り強く戦うことができます。

また、直接タブンネビームを受けることで、速攻することもできますね。
（その方が強い）

技にはコンセプトの自己暗示、回復できるドレインパンチ、範囲攻撃の岩雪崩は確定。
最後の1枠にはワイドガードを持たせました。
1手でも多く積むために、シビルドンをハイパーボイスや地震から守るために使います。

特性は神特性のスロースタートです。

持ち物は何でもよかったのですが、レジギガスが出るころにはフレフワンの体力がかなり怪しくなっているので、
自己暗示を挑発やアンコールされないようにメンタルハーブです。

【レジギガスを厳選するときの注意】

戦闘時におけるレジギガスの特性の表示は、ステータス画面の表示に従います。
スロースタートが適用されるのは、特性の表示がされてからになります。タブンネ。

・ルカリオ＠こだわりスカーフ（精神力）
インファイト/岩雪崩/この指とまれ/ファストガード
能力：177-130-91-x-90-156
（陽気 H252 B6 S252）

HP：振り切り
素早さ：振り切り
物理耐久：残り

この指サポートができてファストガードもできるポケモン。

HS特化です。

多くは最初にタブンネと同時にセンターに出し、この指とまれで攻撃を引き受けてもらい、さっさと退場してもらいます。
が、タブンネ方向にマニューラ・ゴウカザル・コジョンド・ニャオニクス・ガルーラ・カポエラー・ヤミラミ・ハリテヤマ・スカーフドーブルなどの猫騙しが見えている場合は、ファストガードを選択します。
スカーフを持っているので、多くの猫騙しを防ぐことができます。

技はこの指とまれとファストガードは決定。
叩きパに対して一気に上から対抗できるように、インファイトも装備。

最後の1枠ですが、当初は命がけでした。
ただ、対戦を重ねて気付いたのですが、命がけを使う機会はありませんでした。
ドーブル・カポエラーにはファストガード、クチートは初手には出ない、ギルガルド・ヤミラミ・サマヨールには効果がない、などなど。
結果的に、「全体技のケアが甘いので、スカーフルカリオで怯ませる」という思考停止作戦により、岩雪崩が採用されました。
ファイアローやリザードンを大きく削る、このパーティはレジギガス以外はワイドガードを誘発しにくい、などの理由も幸いし、よく決まりました（怯みが）

特性は怯みを防ぐ精神力です。

持ち物は、素早く動けるスカーフです。

・ヤミラミ＠ヤミラミナイト（いたずら心/マジックミラー）
はたき落す/挑発/自己再生/自己暗示
能力：157-95-118-x-105-49（メガ進化時：157-105-173-x-155-22）
（呑気 H252 B102 D156）

サポートできて自己暗示もできるポケモン。

配分の詳細は、「ヤミラミ配分案（トリプル)」で検索してください。

能力は耐久に振り切っています。

とりあえず、「猫騙しする空気」を出しながら先発させます。
実際は初手からフレフワンに交代していきます。
そして中盤、能力を積んだシビルドン、あるいはコピーしたレジギガスをコピーしながらメガシンカし、変化技を防ぎながら戦います。
ただし、挑発で相手の妨害をする方が有効だと感じた場合には、そのまま居座ります。
その場合はなるべくメガシンカせず、中盤の自己暗示、あるいは自己再生に備えます。

技は猫騙しを切っています。
理由は、どうせファイアローに防がれる、結局他の猫騙し勢には早さが負けてる、などです。
なので、技はコピー用の自己暗示、相手のトリル封印に備えて挑発、攻撃技のはたき落すまでは決定。
残りの1枠には自己再生を入れました。
自身の回復用の技ですが、トリル下においてシビルドンよりも早く自己再生を出すことで
相手に横取りしてもらい、安全にシビルドンが積むこともできます。

特性はもちろんいたずら心、持ち物はヤミラミナイト。

【選出】

基本的な先発は、

タブンネ＋ルカリオ＋ヤミラミ

です。

初手の動かし方は、

タブンネ→トリックルーム
 ルカリオ→相手を見て、一番タブンネが生き残りそうな技
ヤミラミ→フレフワンに交代 or 挑発

です。

初手から 2 vs 3 となるのですが、初見であれば相手は
「ヤミラミは猫騙しを打つ」
として動いてくるので、そこが読めれば問題ないです。

2手目以降は、倒れたルカリオに変わってシビルドンを出し、
タブンネビームを当てた後、ひたすら積んでいきます。

あとはレジギガスとヤミラミで能力をコピーして、殴って勝ちたい。

【戦績】