お祭り

hirorize2007-04-15

昼前に家を出て電車で新宿へ。今日も暑かったので薄いシャツを着て出てよかった。
ちょっと本屋に寄って、コマ劇場前のロッテリアに行こうと思っていたら、吉野家に変わっていた。奥のロッテリアは混んでいたので、しょうがなく劇場前のマックに入る。友人が来たのでだらだらしていると開演時間近くになったので、慌てて劇場に入る。
観劇後、友人といつものパーラーで餡蜜を食べながら、ぐだぐだおしゃべり。
また電車に乗って帰ってきた。

演劇キックプロデュース(毛皮族)『天国と地獄』@新宿シアターアプル

毛皮族を観るのは昨年の本公演『脳みそぐちゃぐちゃ人間』ぶり。途中であった軽レビューは見てない。
初めての原作ありの作品。元々毛皮族のストーリーは大抵はよくわからないのだけど、せっかく原作があるんだからということで、ネットでオッフェンバック版『天国と地獄』のあらすじをちょこちょこっと調べて、大まかな話を知った上で観劇。なんて勉強家な自分だ。他のことにもこのぐらい熱心ならいいのに。ねえ。
出演は毛皮族お馴染みの面々とゲストに田口トモロヲ氏と小林顕作氏。それに加えて、どうやら演劇ぶっくのオーディションで選ばれたらしい役者さん(女性多数)。
劇場でイープラスでチケット購入者にはもらえるという劇中音楽CDをもらう。こまめにチケットサイトを覗いているからよかったものの、特に案内があったわけでもないし、知らないイープラス購入者もいたんじゃないかな?
座席は前のほうだけど左寄り。開演後、左のスピーカーからの音が大きすぎて、役者さんは舞台上なのに声だけが左側から聞こえるというちょっとした違和感。ストーリーを予め予習していたおかげか、舞台上でいったい何が起こっているのか全くわからないということもなく、大筋が原作から大きくそれなかったのはちょっと拍子抜けだったけど、逆に純粋に笑いネタやレビュー、演出に見入ることができた。
町田マリーさんや澤田育子さんの魅力はもちろん、その他のレギュラーメンバー(羽鳥名美子さん、武田裕子さん、和倉義樹氏)もソロがあったりして個性が出ていていい感じ。何より(自分の中では)宇宙レコードでお馴染みな小林顕作氏がこの毛皮族と一緒の舞台に立っているという状況自体がなんかもう可笑しくて。オーディションの役者さんも上手く使って、よくこの人数をまとめたなと思う。そしてフィナーレ(カンカン)の迫力。アンコールの拍手で汗ばむ程。
今日もやっぱり楽しいステージだった。
初めて毛皮族を観た時も思ったことだけど、これがパルコ劇場公演でS席8000円とかだったら「おいっ!!」という感じだけど、前のほうの席でこの迫力で劇中音楽CDもついて4800円なら、わははと思う。なんだか毛皮族は自分にとって観劇というよりも恒例のお祭りという位置かもしれない。
オリジナル作品だけではなくたまにはこういうプロデュース作品もいいかも。
次回本公演は10月に本多劇場。それまではCDをipodに入れて聴いて待ってるとするかな。

(参考)第14回公演『脳みそぐちゃぐちゃ人間』の感想
http://d.hatena.ne.jp/hirorize/20060724
(参考)第13回公演『銭は君』の感想
http://d.hatena.ne.jp/hirorize/20050730
(参考)第12回公演『キル!キル!「お化けがでるぞ!!」』の感想
http://d.hatena.ne.jp/hirorize/20041205