シネサルの「映画のブログ」

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 『櫂』 ★☆

1985年、日本(東映)、カラー、1:1.85、134分、日本語
【監督】五社英雄【原作&出演】宮尾登美子
【出演】緒形拳、十朱幸代、名取裕子石原真理子井上純一、田中隆三、高橋かおり草笛光子真行寺君枝ハナ肇園佳也子白都真理島田正吾左とん平成田三樹夫片桐竜次島田紳助、他
2013/10/30鑑賞、BS-TBS放映
<ストーリー>
 大正時代、富田岩伍(緒形)は高知で稽古の芸妓・娼妓紹介業をしていたが、妻の喜和(十朱)は夫の商売を嫌っていた。
12年後、興行の世界にも商売を広げようとした岩伍は巡業の巴吉太夫(真行寺)と浮気して、それを知った喜和は実家に帰り、彼女が生んだ娘を引き取ることを拒んだ。
 2人の次男の健太郎(田中)が賭場に入り浸っているのを兄の竜太郎(井上)が連れ出そうとしてもめごとになり、竜太郎は賭場のヤクザに殴り殺され、逆上した健太郎が相手を差して警察に自首した。
 息子2人を失った喜和は巴吉の娘綾子に情がわいて、彼女を娘のように可愛がった。
 10年後、岩伍は新しい愛人(白都)を家に住まわせ、体を壊した喜和と彼女を実の母と思って慕う綾子(高橋)は家を出た。
 しかし、綾子の将来を考えて喜和は綾子を家に戻し自分は去って行き、岩伍は一人悔しがった。
<感想>
 実質的な主役は十朱幸代なんだけど、彼女に対する切迫感が乏しい。
 他の切羽詰まった女たちに比べれば、有力者の本妻という役が恵まれた環境にいるせいだろうか?
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