セイザーXサントラとか、今さら劇場版レビューとか

レンタルすりゃあいいのに、わざわざ衝動買いしゃいました。

だが後悔は全くしていない。セイザーXだからだ。(※重症)
下巻は、6月発売予定とのことー


エンディングの振り付けが載ってるってことで期待したんですが、残念ながらサビ部分だけでした。
ううむ、他部分は自力で覚えるしかないか。カラオケで踊るために!(笑)
……イントロの「ウッ! ハッ!」のトコくらいは、図解欲しかったなぁ。


で、もっと危惧されたのは。
昨年リリースされた、劇場版サントラ収録曲との兼ね合い。

こちらはレンタルで済ませたのですが、案の定聞きまくりです。
だからこそ、気になってたわけなんですが。


結論から言えば、カブりまくりです。
せっかくだから、リストなんて作ってみます。

音楽集(上) 劇場版サントラ
1. 超星艦隊セイザーX メインテーマ 01:47 31. 超星艦隊セイザーX メインテーマ 01:47
2. オープニング 00:15 -
3. アバン 00:48 -
4. 超星艦隊セイザーX(TVサイズ) 01:31 14. 超星艦隊セイザ-X(映画サイズ) 01:31
5. サブタイトル 00:12 -
6. 3将軍のテーマ 01:36 2. 3将軍のテーマ 01:36
7. 安藤家の食卓 01:16 -
8. 拓人とブレアード 01:19 -
9. 秘密 01:20 12. 秘密 01:20
10. 遠い日の思い出 02:18 15. 憂鬱 02:18
11. 春子と由衣 01:07 -
12. 謎 01:30 9. 海底に潜む闇 01:30
13. 調査開始 01:16 -
14. 忍び寄る恐怖 01:36 23. 蘇る邪悪 01:36
15. サスペンス 01:24 21. 戸惑い 01:24
16. 敵現る! 01:31 11.ボスキート復活 01:31
17. X装着 01:11 4. X!装着!! 01:11
18. 戦闘開始 01:26 13. 死力を尽くせ! 01:26
19. ライオセイザー 01:23 -
20. ピンチ 01:25 22. タイムサスペンス 01:25
21. 仲間参上 01:32 24. ユウヒ登場 01:32
22. イーグルセイザー 01:38 -
23. ビートルセイザー 01:21 -
24. アイキャッチ 00:09 -
25. 胸に秘めた思い 01:47 20. 胸に秘めた思い 01:47
26. 信じる心 01:46 10. 夜空を見上げて 01:44
27. 宇宙の歴史 02:38 32. 宇宙の平和のために 02:38
28. 悲愴な決意 01:32 -
29. 恐獣出現! 02:00 5. 恐獣出現! 02:00
30. 暴れる恐獣 02:08 29. 最強の敵 02:08
31. 発進 01:51 27. スクランブル発進 01:51
32. 大戦闘 01:42 18. 大戦闘開始! 01:42
33. 再びピンチ 02:09 30. 大ピンチ! 02:09
34. 大ピンチ 01:30 26. ピンチ! 01:30
35. グレートライオ 01:36 6. グレートライオ 01:36
36. ウインドイーグル 01:35 7. ウインドイーグル 01:35
37. マグナビート 01:33 8. マグナビート 01:33
38. 必殺技 01:40 -
39. 平和への願い 01:47 16. この星の輝きを 01:47
40. 安らぎ 01:42 -
41. ジャンプだ!僕らのセイザーX!!(TVサイズ) 01:22 -

全41曲中、25曲=約60%が再録。んーー、どうかなーー
劇場版サントラお持ちのかたは、手を伸ばすのに渋って当然かと。
一方、劇場版サントラにしかない曲は、

の5曲。うち3曲が主題歌、1曲が他からの引用。
純粋なサウンドトラックとしては、劇場版冒頭、拓人&アド&ケインが妙に仲良くバスケットやってたシーンで流れた「ゴーゴー拓人!」のみ、上巻に未収録になります。
うん、今買うなら、音楽集上巻のほうがいい。(笑)


ポイントは、音楽集上巻の「26. 信じる心」。
劇場版サントラの「10. 夜空を見上げて」と同じ、かに聞こえるのですが。
実はリミックスされてます。ギターメインだった曲から、ピアノとか伴奏が着いて豪華に。個人的にこの曲好きだったので、嬉しい限り。劇場版では、ケインがリキ*1に故郷の星のこと話してるシーンで流れました。好きなんですよあの場面。


タイトルセンスは、劇場版のほうが好きかなー。
ほら、「X装着」より、「X!装着!!」のほうが気合入ってるじゃん!(笑)
あと「サスペンス」と「タイムサスペンス」が違う曲だったり。
何より、劇場版では「大ピンチ!」だったのが「再びピンチ」に格下げされて、一方単なる「ピンチ!」だった劇場版の曲がTVでは「大ピンチ」と、何故か入れ替わってます。
ドウイウコトダ剣崎! 俺にわかるわけないディスよダディャーナザァーン。


純粋に曲が好きなのは「22. イーグルセイザー」。
妙にカッコいい曲です。アドってこんなんだったっけ?(笑)
「38. 必殺技」も、待ってましたの収録。
一番聞きたかったのはシャーク隊長の曲なんですが、それは下巻収録かな。よし、買おう。(笑)



果てさて、話は変わりますが。


東宝公式ページに、劇場版のDVDリリースが告知されてます。

「劇場版 超星艦隊セイザーX戦え!星の戦士たち」セルDVD&VHS 5月26日発売!!

セルDVDには超充実の特典映像収録!


http://www.toho-a-park.com/character/SAZERX/dvd/moviesr1.html

セルDVDに、らしい。

「劇場版 超星艦隊セイザーX戦え!星の戦士たち」レンタルDVD&VHS 5月19日リリース!


http://www.toho-a-park.com/character/SAZERX/dvd/moviesr2.html

こっちは何だか寂しいし。
……わかったよ、買えばいいんだろ買えばぁ!(※末期症状)


2回見に行って、結局レビューしてなかったので、今ちょろっとだけ。
結構、酷評を聞いてヘコんだりしたんですが。求めてるものの違いだと思うんです。


例えば、コレが「超星艦隊セイザーX VS ジャスティライザー」だったらアウトですよ。
6人で一列に並んで、『装着!』ってやってくれなきゃ暴動起こしますよ。自分だって。
でもそれじゃあ、戦隊Vシネマシリーズと何が違うの? と。


こないだ、よーーやく「マジレンVSデカレン」を見ました。やっとレンタルできました、3ケースいっつも貸し出し中でした。よっぽど子供たちに人気なんでしょう、いいことだ。
今年も映像特典が異常に気合入ってて、食い入るように見てました。
……どうやったって、コレは超えられないでしょう。スタッフの、キャストの思い入れが違う。歴史も違う。


で。
コレは「超星艦隊セイザーX」の劇場版、なんですから。
スポットを当てる対象が、セイザーX中心になるのは当然です。


自分が一番好きなシーンは、リキを疑うアドを、春子さんがたしなめたシーン。リキはいい子だ、この子が悪いことしてるなら原因がある、その原因を叩くのが貴方たちの役目よ、と。
……子供を決して疑わない。コレこそ、春子さんの夫にして、拓人の父・俊作さんの信じる道。
劇場版の脚本はいつもの人じゃない、愛が足りない。そう思われるかたは、レンタルでいいから、もう一度見直してください。ちゃんと地続きですよ、劇場版とTV版は。


そしてカプセイザーG2までも、リキをなぐさめてあげていた。G2にまで尺を裂いたのは、現在放送されているヒーロー・セイザーXを持ち上げるためでしょう。
セイザーXを持ち上げるために、セイザーXを取り巻く人々の姿を描いた。本編と何が違いますか?
そのためだったら、ジャスティライザーグランセイザーが戦闘員扱いになっても、まぁ、しょうがないかなって思います。悔しいけどね。
ロギア&デモンナイトの共闘は見たかった、いっつも言ってるけど!(笑)
個人的には、国防省内での共演――グランセイザーの御園木さんに、ジャスティライザーの九条&白河とか、地味なところも期待してたりしましたよ。五式支援機士ユウヒ出すなら、操縦は沖田さんじゃなきゃダメだって思いましたよ。
けど、それより優先すべきもの。伝えたいものがあったんでしょう?
変身前のグランセイザーが登場しなかったのは、予算やスケジュールって現実的な問題もあったろうし。さんざ前期響鬼(以下愚痴なんで削除)


自分的には、ちゃんと「セイザーX」だったと思います。
ただまぁ、宇宙海賊の扱いは悪いけど。初期の頃の設定、ってことで一つ。
ブレアードの性格が違うのは、ホラ、初期型だから!(笑) 「拓人」って名前呼んでたのに、平気で卑怯な手を使ったのはどうかと思うけど。
問題点はある。けど、お祭り作品は、お祭り作品として楽しんだ者勝ちですよ、とも言えますしね。


それはそれとして、デモンナイトファンの自分として。
当時思いついていた補完(?)ネタ+αを一発。

九条ひかりシャイニールミナス》
「……誰ですか、あなたは!」

インパクター・ロギア(『超星神グランセイザー』)
「我が名は復讐鬼ロギア。セイザールミナスよ、ホロスナイパーの威力を知れ!」

ひかり
「セイザーじゃなくて、シャイニーなんですけど……」

ロギア
「プリキュアに数えられてもいないくせに、劇場版で見せ場があった貴様は許されない。劇場版で変身後の姿すらなかった、我らインパクターの恨みを思い知れ、ルミナァス!」

????
「待てっ!」

ロギア
「!? 何者だ!」

神野司郎(『幻星神ジャスティライザー』)
「俺の名はリゲル! その娘に手を出すな!」

「4つのチカラ / 小島健二」(作詞・作曲:小島健二、脚色:神野司郎)

(スリー、 ツー、ワン、「クラストオン!」)

3つのチカラが ひとつになると
神野司郎の 立場がない

デモン デモン デモンナイト(×4)

このままじゃ 諦められない
出番なくても 忘れられても立ち上がれ
束になって 飛び出して行く矢は
4本なくても 3本あれば充分届く

俺のことも 思い出せ
知恵*2と勇気*3と優しさ*4 俺の属性は何?

(「クラストオン!」)

見えない存在に おびえないで
神野司郎は ここにいるよ
3つのココロは 俺のそばで
輝き続けるよ 永遠に

デモン デモン デモンナイト(×4)

神野
「ジャスティライザー・リゲル、泰然!」

ひかり
「……あ、あの。ごめんなさい、下のテロップには『デモンナイト』ってあるんですけど」

神野
「気のせいだ。DVDでは修正されたという噂もあるがな」

ひかり
「それで、今の唄は何ですか?」

神野
「俺のテーマソングだ」

ロギア
「フン、今更何をしに来たデモンナイト」

神野
「償いだ。同じことを繰り返してしまった、不甲斐ない自分へのな……」

ひかり
「償い?」

神野
「……俺はまた、取り返しのつかないことをしてしまった。TVではライザーパワーを魔神ダルガに奪われ、劇場版でもジャスティパワーをボスキートに奪われてしまった!」

ロギア
「なら貴様も俺と同じだ。劇場版で存在を抹消された者として、奴らに復讐の火を放て!」

神野
「それだけではない。ロギア、貴様は肝心なことを忘れている」

ロギア
「何?」

神野
「ジャスティライザー第46話『未知なる力』を思い出せ。あの話では、国防省に無視された本宮麗香が独り、自分の役割を見失い去っていこうとしていた」

ひかり
「その次の話で、ライザーパワーを奪われるんでしたっけ」

神野
「本宮家は代々、ジャスティパワーの秘密を握る天堂家を守る使命を帯びた一族だったが、劇場版では天堂澪を守ることもなく存在を抹消されていた。国防省に続いて、劇場版スタッフまでも、あの女を無視したということになる。俺はまた取り返しのつかないことを――」

ひかり
「……そ、そんな! 神野さんのせいじゃありません!」

神野
「覚えているかロギア、お前の番組のエンディングテーマを」

ロギア
「ああ、『きみをつれていく / 安倍麻美』。丸々1年流れた割に、番組のイメージと最後まで合致しなかったあの唄だな」

神野
「『「夢を叶えられた日には 君をきっと迎えに行く」 そんなもう風化した約束が 僕を支える』――
 俺は思う。あれは、あの女のための唄だったのではないかと。
『いざ君を振り返っても 約束の場所には 君はもう…いない』。だが俺は違う、ライザー星復興のために旅立った俺のために、好物のシュークリーム断ちまでしたあいつを見捨てるわけにはいかない!」

ひかり
「でもエクレアにハマったとも、スーパーバトルメモリーで言ってませんでしたっけ」

神野
「麗香は復讐など望んでいない。ロギア、俺たちは未来を見ねばならない。復讐の前に、やるべきことがあるだろう」

ロギア
「何だと」

神野
「俺たちの後輩への指導だ。俺たちと同じ過ちを――」

ロギア
「……ジャッカルなら、先週散華したハズだが」

神野
「…………」

ロギア
「…………」



風将軍サイクリード(『超星艦隊セイザーX』)
「ご焼香はこちらになります」

ひかり
「あ、ありがとうございます」

火将軍ブレアード(『超星艦隊セイザーX』)
「ジャッカルゥゥゥゥ!!!!」

神野
「お、俺は三度も、取り返しのつかないことをぉぉ!!」

ロギア
「……安心しろジャッカル。俺は一回爆死したがあっさり復活し、その後宇宙空間を漂流したがやっぱり復活した。お前だって帰ってくる可能性がないわけじゃない。
 あれだけ丁寧に作品を創っているセイザーXのスタッフが、お前を犬死のままで終わらせるはずない。もし違ったとしたら、俺がお前に代わって、あいつらに復讐してやる。
 だから今は、ゆっくり休むんだ……」

ブレアード
「おおお、お前いい奴だなぁ!!」

ロギア
(ラディア、ルシア。あれからもう2年も経つんだな……)

*1:劇場版に出てきた子供。水将軍アクアルに騙されて、セイザーXのスパイをやらされていた。

*2:「智」。平賀真也=ライザーガント。

*3:「勇」。伊達翔太=ライザーグレン。

*4:「仁」。真田ユカ=ライザーカゲリ。