お歳暮セレクト

久しぶりに再開したセレクト合戦。今度のお題は「身も心も温まるセレクト」。お題が決まってすぐ選曲ができちゃったのですが、大幅に方針変更することにしました。とはいえ最初の選曲もかなり気に入っていたので、「お歳暮セレクト」として発表することにした次第です。

1)鬼怒無月鈴木大介見上げてごらん夜の星を

The Duo

The Duo

ジャンルを超えて活躍するギタリストのデュオ・アルバムから。アルバムは結構ラテン色が強いのですが、今回はしっとりした曲を選んでみました。

2)Marcelo Resende「Mayor Of Simpleton」

MILK BOSSA eighties

MILK BOSSA eighties

珍しやXTCのカヴァー。しかもボサ・ノヴァで。これが意外とはまっているから愉快です。ロベルト・メネスカル・ファミリーによる80年代の曲のカヴァー集から。

3)XTC「King For A Day」

オレンジズ&レモンズ(紙ジャケット仕様)

オレンジズ&レモンズ(紙ジャケット仕様)

で、本家です(笑)。XTCファンならすぐお分かりの通り、実際のアルバムまんまの曲順でつないでみました。

Choro Club Feat. Senoo「AQUA」

ここで場面転換のインスト。渋谷タワレコのヒーリング・コーナーにも置いてあったこのアニメのサントラ、確かに快適な音にあふれています。今年一番繰り返して聴いたアルバムですよ。水面のきらめきのようなバンドリンの調べが心地よく、クラリネットの使い方がうまい。

5)Taiguara「Samba Das Cinco」

イミーラ・タイーラ・イピ・タイグアラ

イミーラ・タイーラ・イピ・タイグアラ

ブラジル版“Song cycle”と呼びたい大名盤からの曲。エルメート・パスコアールの全面的なサポートが光ります。これはちょっとひねったサンバですね。

6)Caetano Veloso「Love, Love, Love」

ムイト

ムイト

ブラジルつながりで、カエターノ70年代の名作から。リズムにちょっとレゲエが入っているかな?

7)Donny Hathaway「Love, Love, Love」

Extensions of a Man

Extensions of a Man

タイトルつながり。70年代ソウルを語るときには欠かせない大名盤からの曲ですね。ダニー・ハサウェイはどの曲もいいなあ。

8)Stevie Wonder“Send One Your Love (Instrumental)”

シークレット・ライフ

シークレット・ライフ

ニュー・ソウルつながりで場面転換。個人的にスティーヴィー・ワンダーではこのアルバムが一番好き。今回収録したのはヒット曲「愛を贈れば」のインスト版。実に洗練された典雅な曲想にうっとり。

9)岡田徹「Daddy Boy In The Mirror -星のきれいな夜になると-」

架空映画音楽集

架空映画音楽集

ムーンライダーズ一のメロディー・メイカー、岡田徹1stソロからの愛らしい曲です。

10)Mike Oldfield「Saved By A Bell」

ディスカバリー(紙ジャケット仕様)

ディスカバリー(紙ジャケット仕様)

マイク・オールドフィールドによるポップ・ヴォーカル・アルバムから。このアルバム、どうしてもマギー・ライリーが歌う曲が目立っちゃうのですが、この曲を歌っている男性ヴォーカル、バリー・パーマーも悪くありませんよ。

11)The Kennedy Choir「Across The Universe

ヘヴンリー・ビートルズ

ヘヴンリー・ビートルズ

アルゼンチンの合唱団によるビートルズ。女声だけで歌わせたことが効を奏して、この時期にふさわしい清らかな仕上がりになりました。

12)羽田健太郎「右から2番目の星」

デイズニー・ピースフル・ピアノ・メロディ

デイズニー・ピースフル・ピアノ・メロディ

ラストは羽田健太郎さんの追悼の意も込めてしっとりと。ハネケンさんの弾くディズニー・ナンバーでは「題名のない音楽会」での「星に願いを」が忘れがたい名演でしたが、今回はピーター・パンからのこの曲を。星を見上げて始まり、星を見つけて終わるセレクトでした。