(メモ)取手市への要望書/阿見議会の議事録/牛久市 PM2.5

3つの話題の関連性は、全く無いです。一つの記事にするほどではないので、まとめただけです。

取手市への要望書

すべての小中学生(?)への甲状腺エコー検査と心電図検査を行うことを求める要望書を取手市の団体が提出するそうです。


心電図については、5月に小中高の1年生への検査が行われるのですから、その結果を早急にまとめてから判断しても良いのではないかなと思います。(そもそも心臓疾患の増加は変動の範囲内だと説明できそうですし)


甲状腺の検査についても、何かを発見しても放置する(経過観察する)場合が多いようですから、心理的負担を増すだけに終わる可能性もあります。(http://www.cnn.co.jp/world/35028954.html CNN.co.jp : 福島原発事故の心的外傷、がんリスクより大きく WHO )
データの収集を目的としているのならともかく、希望者以外にも受けさせるのは反対です。(国全体のレベルできっちりとデザインした大規模調査なら反対はしませんが)

http://nettoride.blog.fc2.com/blog-entry-119.html 放射能NO!ネットワーク取手|健康調査を取手市独自で実施する事を求める要望書
健康調査の実施を取手市に要求することにしました
☆3/13日11:30〜市長と話し合いをします☆
要望事項
1、甲状腺のエコー検査を小中学生に対し行うこと。当面、早期実施のため、来年度から希望者に対し検査費の補助をおこなうこと。
1、心電図検査を各学年で行うこと。




追記 福島県以外での甲状腺検査の結果(速報)
3月9日

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130308/k10013054841000.html 子どもの甲状腺検査 福島県以外と同じ NHKニュース
原発事故の影響が小さい青森県弘前市甲府市、それに長崎市の3か所でも同じ検査を行いました。
その結果、検査した3歳から18歳までの合わせて4365人のうち、福島の検査で確認された小さなしこりなどが56.6%で見つかり、福島県とほぼ同じ傾向だったということです。
これについて、環境省は「福島の結果が原発事故の影響によるものとは考えにくいことが分かった。この結果が不安の解消につながることを期待したい」と話しています。

http://mainichi.jp/select/news/20130309k0000m040024000c.html 甲状腺県外調査:しこりの割合、福島県と変わらず− 毎日jp(毎日新聞)
福島県では今年1月までに0〜18歳(震災時)の13万3089人が甲状腺検査を受け、小さなしこりなどが見つかった人は41%、要精密検査は0.6%だった。県外での数値が大きかったことについて環境省は「(しこりが見つかりにくい)0〜2歳を対象にしていないことなどが原因」と説明した。より詳細な分析結果を月内に公表する。

http://www.asahi.com/national/update/0308/TKY201303080179.html 朝日新聞デジタル:子どもの甲状腺「福島、他県と同様」 環境省が検査結果 - 社会


去年のニュース http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2012/02/post_3160.html 【子どもの甲状腺検査】良性しこり 通知で波紋 保護者「診てもらいたい」 福医大「検査の必要なし」 | 東日本大震災 | 福島民報



阿見議会の議事録

阿見町の議員さんのブログに、阿見町議会での町長のすごい発言が記載されています。本当かいなと思っていたのですが、本当でした。


阿見町議会議事録
平成24年第3回定例会(9月11日〜9月28日) (6.71MB)


これまでの経緯や発言のニュアンスもあるでしょうから、一方的に批判することはしませんが、少なくとも、文字として読むとひどい発言ですね。
議事録の全体を読んでも、町長と異なる意見を持つ議員さんにとっては、大変な議会のようです。


牛久市は独自に PM2.5 の測定をするそうです

http://www.joyo-net.com/kako/2013/honbun130302.html 常陽新聞
独自に「PM2.5」を測定―牛久 今月にも測定器導入、市民に情報提供
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130304/ibr13030402070001-n1.htm PM2・5飛来で独自に測定器購入 茨城・牛久市 - MSN産経ニュース
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20130302ddlk08040086000c.html PM2.5:測定器を牛久市が購入へ /茨城− 毎日jp(毎日新聞)
http://www.nhk.or.jp/mito/lnews/1075959661.html?t= 牛久がPM2.5独自測定へ - NHK茨城県のニュース
http://torideda.blog.fc2.com/blog-entry-197.html ブログ新聞とりで PM2.5の測定器購入を決めた牛久市と「QT延長症候群」に反応鈍い取手市

http://www.city.ushiku.lg.jp/news.php?code=348 お知らせ  | 牛久市公式ホームページ 微小粒子状物質PM2.5)に関する情報(2013/02/20掲載)


測定をしただけでは健康被害は防げませんし、一定レベルを超えなくても健康への影響はありうるのですから、500万円(と今後の維持費)を出せるのならば、低学年の教室に空気清浄機などを設置するとか、大気汚染状況を常に表示するパソコンを各学校に配置して教員の判断で窓を開け閉めするなどのほうが健康被害は減らせるのではないかと思います。
とはいえ、牛久市長は放射線に対しても同じような判断をしているわけで、一貫していることは立派ではあります。


これまでの牛久市放射線
この記事の最後のほう http://d.hatena.ne.jp/hyakubann/20121228#p1 2012-12-28 - ひつじのメモ (ひつじの日記)
http://togetter.com/li/183997田豊文氏の講演@牛久市 - Togetter


参考情報など
PM2.5 について検索すると、「国が急にPM2.5 を言い出したのは、放射線による健康被害を隠蔽するため」と疑っている個人ブログが多いようです。
PM2.5 に過敏に反応している人は放射線に寛容(問題は少ない)で、放射線を心配している人は PM2.5 を許容する傾向にあるそうです。日本と中国という政治的な意識も影響しているということでしょう。
牛久市長の立場は珍しいのかもしれません。

http://einstein2011.blog.fc2.com/blog-entry-742.html nuclear allergy 〜福島の悲劇を二度と繰り返さないために〜 続・胡散臭いPM2.5の報道(御用学者編)
他のデータも見ると、道路沿道8地点のPM2.5 質量濃度は、7〜66μg/m3 の範囲で変動していた。
平成21年の東京都と、24年の北九州がほとんど同じではないか。
それでもマスコミは、今になって中国から来るPM2.5を悪玉のように報道し続けている。
国やマスコミは何故PM2.5をことさらに騒ぎ立てているのだろう。
私達は何を信用して情報を得たら良いのだろう。

http://ameblo.jp/kennkou1/entry-11467200348.html 何故、今頃騒ぐのか?PM2.5の測定値は10年前から大して変化していない!中国大気汚染問題 |正しい情報を探すブログ


PM2.5 の環境基準値の根拠を示している論文。
長期的には 20μg/m3 程度から健康影響が見られ、短期的には 39μg/m3 程度から影響が見られることなどから、決められたようです。
http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/air/attachement/22sympo_1.pdf



http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20130326/245650/?P=4&mds “細かさ”こそが脅威となるPM2.5日経ビジネスオンライン




追記 5月8日 測定を開始し、結果を公表しています。
http://203.183.95.205/ 牛久市/微小粒子状物質PM2.5)に関する情報