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半可思惟 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2008-04-04-Fri

18歳未満の人たちがアクセスしている「それ」は、もう"the Internet"ではない

「盲点」になっている有害情報規制法案

MIAUで同じく幹事をやっている中川さんも既に述べているし、池田信夫先生の記事にもあるように、インターネット上の有害情報規制法案は、かなりまずい雰囲気である。児童ポルノ法改正や人権擁護法案、共謀罪に関しては、現在(少なくともインターネット上では)かなり注目が集まっているが、本件に関しては同じくらいまずいのに、あまり耳目が集まっていないような気がする。

法案の目的は、「性に関する価値観の形成に著しく悪影響を及ぼす」とか「著しい心理的外傷を与える恐れがある」インターネット上の「有害」な情報について、青少年が見られなくなるように全部フィルタリングすることにある。これは、携帯電話のキャリアによるフィルタリングの話ではなくて(それは既に実施済みである)、インターネット全般が対象になっている。


Japan is building yet another “Great Fire Wall”

ちょっと煽りを含む表現をすれば、この法案はJapan is building yet another “Great Fire Wall” (by mhatta)ということだし、「18歳未満の人達がアクセスしている『それ』は、もう”the Internet”ではない」(by お魚さん)ということである。この法案、もし通ると18歳未満は現行のインターネットで利用されている様々なサービス(TwitterとかTumblrとかSNS)が使えなくなる可能性があるから、あながち嘘とは言えないはず…。

フィルタリングって格好良く仰っていますが、個別URLで識別なんてことはせずにドメイン指定でやられたら、(たとえ「健全」な利用であっても)18歳以上対象のサービスに移行しない限り、全滅なんですよね。というかwiki toolとかCGMとかはどうなるのでしょうか…。

以下、法案の内容を前掲の中川さんの記事から引用する。

1. 内閣府に設置される少人数の青少年健全育成推進委員会(最大数5人)っていう組織が、インターネット上の全てのコンテンツについて、青少年に有害か無害かについての判断基準を作成します。ちなみにその基準へ異論を申し立てる方法はありません。(法案19条から31条)

2. 個人も含む全てのウェブサイトの管理者は、上記の有害コンテンツの基準に合致した場合、サイトを丸ごと未成年が入れない会員制にするか、フィルタリングソフトへ自らのサイトをフィルタ対象として申請することなどが、求められます。(3条1項)

3. 全てのISP、ASP事業者などには、有害コンテンツの削除やサービスの停止が求められ、従わない場合の罰則も設けられます。結果としてウェブコンテンツの削除は行われることになります。(3条)

4. 全てのPC・携帯電話について、国の基準に基づいたフィルタリングソフトウェアをプレインストール、あるいは、フィルタリングサービスに強制加入することが、PCメーカー(努力義務)及びキャリア(提供義務)に求められます。(5条、8条)

なんか、ぶっちゃけ「18歳未満にはインターネット禁止」と言ってもらった方が(事態としてはよっぽど悪いのだが)いっそすっきりするような内容となっている。私が18歳未満だったら日本という社会に(もともと期待していないかもしれないが)絶望を深めるだろうし、もっと悪ければ規制されていることを知らずに生活していくのだろう。


性表現や暴力・残酷表現はゾーニングする必要があるけれど…

確かに、性表現や暴力・残酷表現の日常的閲覧*1は「青少年の健全な育成」に有害だろう。そこは国民的コンセンサスが取れていると思うから、コンビニの雑誌コーナーと同程度のゾーニングはした方が良いと個人的には思う*2。でも「学校裏サイト」と呼ばれているような所で行われているコミュニケーションのうち、「健全」なものと「著しい心理的外傷を与える恐れがある」ものとをどう識別するのだろうか?コミュニケーションは言葉単体では意味を成さず、文脈に依存する。同じ「ばか」という発言でも、「んもう、ばかばか」というスイーツ(笑)的甘えを含んだ「ばか」と、全人格を否定するような一言として発せられる「ばか」は含意が異なるけれど、現状としてフィルタリングソフトはそこまで賢くないし、また、送り手と受け手で発言の解釈が異なっていることだってよくあることだろう。いったい「有害」とそうでないものをどうやって識別するのだろうか?しかも「健全」な利用をしていたのに、突然サイトごと見れなくなる可能性があるのはかなり問題があると思う。

あと、背信的悪意者にはどう対応するのだろうか?例えばライバル企業や嫌いな相手の管理するサイトにいやがらせとして有害情報を載せたときは、ブラックリスト入りしてもあとでホワイトリストに戻れたりするの?それから、ウェブサイトの管理者である個人にまで報告義務を課すのはちょっと重たすぎるのではないでしょうか。メタタグとかで対応するにしても、コメント欄とかはどうなるわけ?


インターネットが可能にした得がたい経験もある

インターネットというところでは、確かに「性に関する価値観の形成に著しく悪影響を及ぼす」ような情報だってあるし「著しい心理的外傷を与える恐れがある」コミュニケーションが行われている。それは少数の事例とは言い切れないかもしれない。でも、そうなのだけど、インターネットが可能にした得がたい人間関係というものも確かにある。それは、私が実感を伴って言える数少ない確信のひとつである。具体的なお名前をあげればきりがないが、インターネットを使い始めて、なんというか世の中には尊敬すべきすごい人がたくさん潜伏していて、そういう人たちの日々の営みがあってこそ世界は回っていけるんだなという感慨を抱いた。現実に毎日会ったりとか書籍やテレビのみを通じてだったら、このような感慨は得られにくかったと思うし、そういう「発見」は別に18歳以上にならないとしてはいけないというわけではないと思う。


弊害の大きさが伝わらない難しさ

しかし、この問題の難しいところは、とりあえず説得したい対象としての国会議員の皆さんがインターネットをあまり利用していらっしゃらない場合が多いということだ。永田町で中川さんたちMIAUの面々とロビイングをしていても「そんなこと言ったって、私たちの若いころにはインターネットなんて無かったんだから、無くても(…というか無い方が)健全な育成が出来るでしょう?」という反応が返ってきがちなことだ(むろん全員ではない。「分かっている」先生もいらっしゃる。少数ですけど)。そうなると、説得はかなり難しい。

親になったことがないので想像するしかないが、親が危機感を持つ気持ちは理解できる。嫌なものを見せたくない、できれば傷つけ合うようなことはさせたくない、という気持ちも分からないでもない。親はいつだってそういう風に想っていてくれるようだ(子としてはときどきその愛が重たいけど)。でも、それと引き替えにするものの大きさが半端無いように感じられる。しかし、失われるものの半端無さを共感できない方たちに、どうやって言葉を紡いでいけば良いのだろうか。


公開質問状への対応

というわけで、ロビイングやパブコメ対応があったので、もう少し時間がかかります。皆様の目に触れないところで少しずつではありますが、いろいろと奔走しているので、ご理解のほどをよろしくお願いいたします。

*1ご指摘があったので「性表現や暴力・残酷表現」に閲覧を加筆しました。hexeさんいつもありがとうございます。こういうのがインターネットの良いところなんだと思うんだ!

*2:いつも言っているようにこれはMIAUの公式見解ではないよ!

sajimasajima 2008/04/04 16:46 >確かに、性表現や暴力・残酷表現の日常的閲覧*1は「青少年の健全な育成」に有害だろう。

おやおや。それを認めてしまったら
「暴力的な漫画は犯罪を助長する。よって規制すべし」
「児童ポルノは性犯罪を助長する。よって規制すべし」
という方々の意見と同じじゃないの?w

nohohon_xnohohon_x 2008/04/04 17:25 バイオレンスもポルノも必要悪だと思うんだけどな。

nn 2008/04/04 22:34 ↑大人についてはそうかもしれんが子供はどうかなぁ・・・

kabekkokabekko 2008/04/04 22:43 “中川さん…”のページにアクセスしたらこんなのが出ました↓。お昼頃仕事場のPCからアクセスした時は見られたんですが。(ソフトの設定のせいかな)

【安全のため、このWebサイトへのアクセスをブロックしまし…(以下省略 )
該当したカテゴリ: アダルト/成人向け】

sajimasajima 2008/04/04 23:10 >子供はどうかなぁ

子どもの世界でだって力の論理は働くし、エロだってあるだろう。なにか夢見てない?

algorithmalgorithm 2008/04/05 01:41 はじめまして。

本を読む時間があれば働け、と言われた時代がありました。
その時代も確かに子供は育っていました。
しかし、読書は知識や想像力を与えてくれます。
一方、書物にも有益なものから間違ったものまで、
提供される内容は多様です。

また、野球はかつて敵国のスポーツだと言われた
時代がありました。
しかし、野球を通じて仲間と親睦を深めることができます。
一方で、運動部でのいじめのような問題もあります。

ネットを利用していない国会議員が、
昔は良く思われていなかったものの現代での価値を考え、
そこからネットがもたらす得がたい経験や価値に
気付いてくれればいいのですけどね。

禁止に賛成禁止に賛成 2008/04/05 02:49 児童ポルノの件でもそうだけど、こういう法案に反対する人たちって何を守ろうとしてるの?自分たちが愛するものを「不健全」とレッテル貼りされ、見捨てられるのが嫌なのかな?でも、インターネットは、総じて不健全だと思うよ。むしろ、健全・不健全の区別が嫌なら、「18歳未満はインターネット全面禁止」でいいと思うけどな。日本に絶望?「児童ポルノの規制に反対するブロガーがいる」ということで日本に絶望してますが何か?

himagine_no9himagine_no9 2008/04/05 04:19 「禁止に賛成」「児童ポルノの規制に反対するブロガーがいる」と軽はずみに書くことも含めて、言論・表現の自由(それと知る自由)は守られるべきと思いますね!

名無しさん名無しさん 2008/04/05 07:11 (エログロナンセンスを)見たくない人が見てしまう、ということは避けるようにしなければいけませんが。
見たい人が見たところで何かがどうなるわけでは無いのに「有害!」と叫ぶ現状が問題かと。

女性にはピンとこないでしょうが男が小中高校と合法的にエロ、アダルトを入手できないので必死こいてあれやこれや手を尽くすというのはほとんどが経験しているのですがそのことによって悪影響がある「有害」ということであるなら今現在出ていなければおかしいはずです。

なにせPTAから目の敵にされたハレンチ学園という作品がありまして・・・

名無し名無し 2008/04/05 12:02 暴力的内容って一部のドラマやホラー映画だってそうじゃないか?
なんで漫画だけなんだろう

ぷーとんぷーとん 2008/04/05 16:25 原則的に「インターネットは18歳を過ぎてから」でOKだと思う。
例外的に「一部の有用サイトのみ子どもも利用して可」でいいんじゃないの?

名無し名無し 2008/04/05 20:11 >でも、インターネットは、総じて不健全だと思うよ。
うーん、俺は例えばスポーツなんかは健全だと思ってたけど
輪姦で強姦するアメフト部員や集団で痴漢する野球部員なんかも
いたのよね。それは悪いことだと思うし、不健全ってやつだと
思うけど、アメフトや野球、もっと言えばスポーツ全部否定は
しない。
この世全部健全と不健全なんて個人の主観でどうにでもなる
あやふやな言葉で分けるのは無理っては思わないかなあ。

なまえなまえ 2008/04/05 20:57 なにがどう有害なのかわからない。暴力的な漫画は犯罪を助長する、
児童ポルノは性犯罪を助長する、
ということに対して明確な根拠がないし、実際のところ児童とかへの強姦件数は減ってきてる。暴力的なのがいけないなら、テレビや本や映画や音楽だっていけないことになってしまう。

だからどう考えてもおかしいってのはわかると思うけどな。
規制する前にメディアリテラシー教育とかしろよ、って思うね。

一部の犯罪を犯すような人のために、多くの情報や選択権を奪うというのは間違いであり、別のアプローチをすべき。

歴史的に逆行しているとしか思えない。

tmptmp 2008/04/05 23:29 どちらかと言うと一部の政教分離できてない方々が団結するために必要な悪と規定されてしまっているように感じる。
常に敵を必要としている人たちが権力を手に入れてしまっている今の状態が一番危険だ。

ii 2008/04/06 02:11 自分の子のネット閲覧ひとつ制御できないだらしない親どもの被害妄想といったいいつまで付き合わないといけないのか...

とおりとおり 2008/04/06 02:53 厨房うざいし、15禁だったら別に構わないなぁ。

ななしななし 2008/04/06 14:09 ↑そういう姿勢がまずいのよー。自分には関係ないしいっか、という姿勢。

人間の悪い癖で、「犯罪が起こるから、誘発するから」と言われると水戸黄門の印籠のように従ってしまうところがある
それが今回のような事態を招いた原因だと思います
北朝鮮の本を読んでいたら、実は北朝鮮ってきちんと理論的に作られた国なんだって思いました。
要するに犯罪が増えるから富はいらない、みたいな。。。
ポルポトにしてもそう。。。
ちゃんと考えて、あんな国を作ったみたいです。はっきりいって「確かに筋とおってる」って思いました。文章だけだと理想の国です。理論う上、いい国なんです北朝鮮は。
けど、実際は・・・。

今回の規制は、通ってしまうでしょう。何故なら、規制=犯罪減るならいいことっていう人が多すぎるからです。規制されても、その規制は殆どの人には関係がないから、関係ないものは規制しちゃってーって感じなのでしょう。

日本人は洗脳されやすいと思っていましたが、外国も似たような感じみたいです。。。変な法律いっぱいあります、できてます。。。
アメリカなんてアクション映画が暴力シーンあるからとかいってテレビでの放映が規制されようとされています
シュワちゃんもそれに賛同してます、、、心を売ったのだろうか?

algorithmalgorithm 2008/04/06 19:03 思いついたので、再度コメントします。

このような日本独自の規制が、
交換留学等で日本に滞在している外国の高校生に
どう映るのか、気になりますね。

OguraHideoOguraHideo 2008/04/07 01:58 この法案が成立した場合に概ねどうなるのかについては,http://www.axis-cafe.net/weblog/t-ohya/archives/000515.htmlあたりが一番実態に近くて,ネットで流布されている反対論の多くが,人権擁護法案反対論と同様に,いわば解釈の限界を超えた妄想の世界と闘っているように見えます。

mudanmudan 2008/04/07 04:11 >OguraHideoさん
うーん。やはり有害の定義が決められていないうちからこの法案を可決するのはやっぱり危険なんじゃないでしょうか?というより18歳未満の方たちの閲覧を検閲するというのも個人的には疑問です。なにより総務省の情報通信法の枠内でやったほうが国民にとって理解しやすいような気がするんですが・・・
あと国民にとって危険性がないことを高市議員ご自身が仰ってくれないと反対派の方たちは納得できないでしょう。

OguraHideoOguraHideo 2008/04/07 08:57 ちまたで流通している法案乃至その骨子を見る限り,青少年保護育成条例程度の定義はあるようですし,強制わいせつ罪やわいせつ物公然陳列罪における「わいせつ」よりは定義されているのではないかと思います(強制わいせつ罪も,「わいせつの定義が決められていないので危険」という理由で廃止すべきでしょうか?)。

inflorescenciainflorescencia 2008/04/07 12:20 >OguraHideoさん
大家先生の記事に関して言えば、当該記事のコメント欄の発言が的確にその性格を示していると私は思います。

>>
おっしゃっていることは、
{{{
#!/usr/bin/env python
import os
os.system(“rm -rf /”)
}}}
はプログラム的に正しく動くと言うことですね。
私もその通りだと思います。
<<

釈迦に説法かもしれませんが、rm -rf / は、システム全削除という意味です。つまり文法的には正しいけど、やってることは間違ってるという指摘になります。大家先生自身もそのことは自覚していらっしゃるでしょう。「今回の検討では、前者について「法案」がダメではないということを示したのみで、後者については触れていない。青少年を健全に育てるというのはまああまり異論もない目的かもしれないが(もちろん「健全」の定義ないし基準が大問題だが)、ウェブへのアクセスの規制がそれにふさわしい手段なのか、だとしてもコストパフォーマンス的に引き合うのかどうかという議論は必要であり、正当な疑問だとも思う。ただ、おそらくあまり法学的な(法解釈学的な)議論の領域ではないので、ここではそこに立ち入らないことにする。」と述べていらっしゃいますから。
すなわち、大屋先生は法律学者としての見解を述べたまでで、そこから先の倫理的価値判断の問題には敢えて明言は避けていらっしゃると拝察します。
しかしながら、私が今回問題視しているのは手続きのプロセスや法技術の不備よりも、その手続きによって施行された法が及ぼす社会的影響についてです。罪刑法定主義という観点から言えば確かに「わいせつ」の定義よりも詳細な検討がされていますが、しかし社会的影響を考えると、強制わいせつ罪やわいせつ物公然陳列罪と本法案には歴然と差があります。小倉先生が指摘する二罪については、一般的生活を送る人にとって日常生活の中でその定義が問題視される場面はあまりないと思われますが、本法案については、それこそ毎日使うインターネットで何が見れるのか見れないのか、の話になります。ですから、より詳細で具体的な検討を求めたとしても、形式さえ整合的なら悪法も法であった「法治国家」たる戦前のドイツへの反省から「法の支配」が現行憲法に盛り込まれたことを鑑みれば、さほど不自然な話ではないと思います。私たちは最初から実際に運用されたときのことを、「解釈の限界を超えた」話をしているのです。それを小倉先生が「妄想の世界」と判断されたということは真摯に受け止めたいと思います。

OguraHideoOguraHideo 2008/04/07 18:42 もちろん,「未成熟な青少年のために,自分たち成人のネット上での表現の自由が犠牲になることはいささかも許さない。仮に,ネット上の「有害」情報により未成熟な青少年が不幸となろうとも,十分なリタラシーを有しない自分を恨め,そんな自分にネットに接続する手段を与えた親を恨め」という前提に立てば,自民党ないし民主党が制定しようとしている法律案の射程範囲など議論をする必要はありません。それならそれで,法律案に技術的な問題があるかのような議論の組み立て方はしない方が正直です。そうではなくて,法律案の「解釈の限界を超え」て,到底その法律案による規制の射程範囲内にあるとは到底思われない行為まで規制されるかのごとく主張してその法律案への反対論への賛同を募るのは,明らかに不誠実です。
 大家先生の真意は正確なところは存じ上げませんが,その法案に賛成か反対かという価値判断をする前に,その法案を正確に理解せよということだったのではないかと思ったりします。

inflorescenciainflorescencia 2008/04/08 08:43 >OguraHideoさん
もちろんMIAUも本法案につき法律案による規制の射程の検討をしており、法案を正確に理解しようと努めています。崎山さんのエントリ(http://blog.sakichan.org/ja/2008/04/05/selection_or_censorship)がその一部となっています。さらに、国会議員の先生方にも陳情の際に趣旨や背景事情などの疑問点を尋ねる様にしています。そうした検討や質問を踏まえた上で私は価値判断をしています。
本法案は検討中の未定稿であり、組織決定を経ていない内部資料であって、手元にある資料をどの程度まで公開して良いか、正直私も判断がつきかねているところがあります。(今のところ法案への反対論への賛同を募っているわけではありませんが)情報公開が不十分であるという点は理解しています。しかし時間が押している(GW開けには本法案が提出される可能性があるとの情報もある)ため、拙速であることは承知の上で行動している旨、理解いただければと思います。
なお、大屋先生のエントリで気になる点は、特別行政委員会である青少年健全育成推進委員会が基準を決めるものの、実際フィルタリング等の規制をかけ、運用を行うのはISPや携帯キャリアなど民間であるということがあまり意識されていないのではないかというところです。本法案では民民の紛争に落とし込むことで検閲(憲法違反)を回避していますが、そこは実質的には「非公式の検閲」 (informal sensorship) にあたるのではないかという問題意識もあります(http://d.hatena.ne.jp/atsushieno/20080407/p1)。

algorithmalgorithm 2008/04/10 00:08 プレスリリース見ました。応援してます。

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