広志祭り

田坂広志本をまとめてゲット。

なぜ、働くのか―生死を見据えた『仕事の思想』 (PHP文庫)

なぜ、働くのか―生死を見据えた『仕事の思想』 (PHP文庫)

仕事の報酬とは何か

仕事の報酬とは何か

深き思索 静かな気づき―「仕事の思想」を高める25の物語

深き思索 静かな気づき―「仕事の思想」を高める25の物語

あとは最近仕事で初めて知ったインナーブランディングマーケティングちっくな本は久し振り。

シナジー・マーケティング

シナジー・マーケティング

かものはし総会2009に参加してきました

久々に帰国した奥さんと、同僚のTさんと、かものはし総会2009に参加してきました。おそらく数年振りの参加です。ここ数年で事業モデルが変わったり、メディアに露出する機会が増えたりしましたが、活動のベースとなる児童買春問題に対する問題意識は全くブレる事無く、またNGOとしてますます地に足が着き、成長しているなあという印象を受けました。


かものはしプロジェクトは、カンボジアの児童買春問題を解決する事をミッションとする事業型NGOです。平均年齢26歳と若め。なぜならば2002年に当時学生で今、共同代表の村田さやかちゃん、青木くん、本木くんが立上げたから。当初は、現地のリスクに晒される人々にPCの教育を施し、将来的に日本からシステム開発案件を受注する事業モデルでしたが、現在はリスクが高い世帯が多い農村にファクトリーを立上げ、現地でお土産として販売するハンディクラフトを生産し、将来的に現地スタッフのみで自立して事業を継続させる事を目指す、という事業モデルに注力しています。(ちょっと説明がザックリな感じ。間違ってたらすみません。)


大学時代、少しだけお手伝いさせて頂いていた時期がありました。といっても何したかほとんど覚えてないしあまり貢献できてなかったけど。永福町の事務所が懐かしいなあ。


とりあえず、まだかものはしプロジェクトを知らない方は、WEBに活動の背景や事業モデルが非常に分かり易く整理されているので、騙されたと思って絶対に読んで下さい。すばらしい事業をしています。

かものはしプロジェクト


そうそう。総会の売店で売っていた、い草のブックカバー(緑)を買いました。こんな感じで作られているそうです。正直、数年前に買ったランチョンマットと比べて品質もデザインも格段に上がってました。思わず即買いしました。ファクトリー自体の質を下げない為とはいえ、こんなに素敵なものが作れるのであればカンボジアのお土産屋だけでなくて、日本のセレクトショップとかでも扱えばいいのになあと思っちゃいました。こんなに素晴らしいストーリーがあるのだから、日本でも沢山の人に知ってもらいたい!使ってもらいたいです!お、営業マンの性が出てしまいました(笑)このブックカバーは、通勤中の読書でしばらく使ってみて、後日レポートしたいと思います。

いくつもの壁にぶつかりながら

いくつもの壁にぶつかりながら

いくつもの壁にぶつかりながら

自分が大学を卒業してからセコセコ働いている間に皆はこんなすごい事してたんだなあ、学生時代色々考えて色々動いてたなあ、なんて帰宅中の電車の中でしみじみ読んでいたら気付いたら涙が出てました(笑)。かものはしプロジェクト、さやかちゃん、本木くん、青木くんを、これからも陰ながら応援し続けます。今週土曜日は同僚で最近サポーターになった人と一緒にかものはし総会2009参加してきます。とりあえずかものはしプロジェクトをまだ知らない人はこの本を読んで下さい。

「英語×社会起業」で広がる!世界のリーダーに必要な発想とコミュニケーション力

http://seminar8.jimdo.com/

今週も行ってきました。なんかやたらタイトルのスケールがでかいけど、マインドマップで有名な神田さんの知識創造社会における働き方と、カプラン石渡さんの丸暗記系学習を否定する斬新な英語習得法のセミナーです。社会起業色はかなり薄かったなあ。カンボジア国際教育支援基金への寄付するのが参加条件のチャリティーセミナーでした。参加層は10〜50代とかなり広め。場所が表参道だったのでその後はそのまま買い物しました。

  • 第一部:神田さん
    • ドラッカーの言う知識創造社会がとうとう到来した。社会が価値観が劇的に変わっていく(明治維新みたいに)。価値がハードからソフトに移り、企業も働く人もその社会の変化に適応できず苦しんでいる。働く人からすれば、求められる品質/スピードが上がり、責任は大きく、抽象的なゴールのない仕事が多く、新しい事にチャレンジしにくく、モチベーション維持が難しい。
    • 知識創造社会以前は、情報を収集/整理するだけで価値が出たが、これからは新しい知識を創りそれを行動に移す事のみが価値となる。情報収集はGoogleにより陳腐化した。
    • これから3年はパラダイムシフトの移行期間と位置付け、あまり目立たずに必要なスキルを身に付けていこう。MBAで1970年代から存在する既存のフレームを学べば良い?これからは論理より感性の時代には、異分野知識+想像する/つなげる力+行動力が必要に。コンセプトは「ソリューション化社会」。時代の変革期は事業家ではなく「教える人」がリーダーになる。
    • マインドマップは感性の時代に有用。刷り込みで行動が変わり目標を実現できる。変革期に将来に迷い不安になるのは当然。先が見えない状況下では、直感・ワクワク出来るものにチャレンジしよう。
  • 第二部:石渡さん
    • 成人は子供に比べて学習速度が遅い、習うより慣れろ、留学/恋人作り/英語シャワーが一番というのは間違っている。
    • スコア向上は目標であり目的ではない。単語の丸暗記は意味無し。日本人は英語について考えるが、英語で考えない。
    • 英語はただのツールではない。外国人とのコミュニケーションで世界が広がる。
    • 好きなスピーチをシャドーイングする。オバマキング牧師
    • 1日10分使って英英辞典片手に自分の知っている単語の意味を声に出して説明する。分からない単語が出てきても調べないで想像するだけ。3ヶ月で会話力が向上する。

マインドマップを日本で広めたり、本が売れたりして有名な神田さん。パネルディスカッションで八方美人的に意見がブレたり、知識創造社会はモノの本そのままの事を喋っててちょっと薄かったり、内容は結構突っ込みどころあったけど、プレゼンは完璧。それだけで大変勉強になりました。石渡さんの方は、ちょうど今電車の中でスティーブ・ジョブススタンフォードの卒業式のスピーチをシャドーイングしてるところなのでちょっと嬉しかった。15分丸暗記するぞ。

Living in Peace×セキュリテ 共催 ワクチン債×マイクロファイナンスファンドセミナー

もともと興味があるマイクロファイナンスと、最近仕事で関わりがあるワクチン債に関するセミナーを発見したので行ってきました。以下、自分の備忘の為のメモ。


背景

ワクチン債

  • IFFImが発行。途上国へのワクチン支援の長期コミットメントを債券として、国際債券市場で取引し増額を図るスキーム。GAVI(世界ワクチン免疫同盟)が集まった資金で70以上の途上国にワクチンを提供。格付AAA。
  • 昨年より大和証券三菱UFJ証券SBI証券等が相次いで個人向けに販売。欧米では機関投資家向け中心。日本は個人投資家は意識が高い(ほんと?)。例えばイギリスでは個人30億、機関投資家300億だが、日本は全て個人向け。

LIPマイクロファイナンスファンド

  • MFIの返済率は95〜99%。MFIは世界に1400存在する。
  • 個人投資家カンボジアのMFIのCHCへ出資。セキュリテが仲介?LIPが現地とのコミュニケーションを支援。
  • LIPは金融機関、コンサル勤務の20〜30代が半数を占める。

所感

  • 結局ワクチン債って各国政府が歳出が単年度主義で援助金を一度に拠出できないのを解決するスキームって事なのだろうか。それ以外に直接ワクチンを配る以上のメリットが感じられなかった。
  • 恥ずかしながらまだ「貧困の終焉」を読んでないので早速Amazonで買おう。
  • LIPのような形で本業以外で本業のノウハウを活かして社会に関わっている人を見るとすごく羨ましくなる。僕も仕事で得たモノを活かして小さくてもいいから何か出来ないだろうか。