2005-02-22

クリエ終了

ソニー、クリエの新機種投入を終了
ついにクリエが終了になります。PalmOSを取り込んだ日本企業として期待されてスタートし、ソニーらしい戦略でマルチメディアマシンとしてPalmを次々とカスタマイズしていき、新機種を投入していきました。ソニーのPDAへのアプローチの方法論は賛否両論ありましたが、ソニーがPDAに取り組んでいるという状況だけで私的には嬉しかったです。残念ながらクリエが終了してしまいますが、我が家ではクリエTG50をメモステレコーダーと一緒に現役で使い続けると思います。

2005-02-22

クリエへの言及

クリエユーザーにとって新機種投入終了のニュースは波紋を呼んでいます。エントリーをしている方をリンクしてみました。
ガジェットでモバイル　−小さいっていいね！− - クリエ、とうとう終焉を迎える

Elemental Analysis - おとなしくしてます

日本語 Palm OS 市場の終焉か――ソニーが CLIE シリーズの開発を終了？ (WindowsCE FAN)

はりー日記 - 夫婦Palm記

右脳^^部屋

なるしす日記

KOTETU’s Hatena - クリエ終了

ソニ☆モバ: ソニー、クリエ新製品投入を終了〜って、クリエビジネス事実上の終焉だよね

中途半端なMOBILER: ソニー、クリエの新機種投入を終了

ぬりかべ魔人の電脳日記「徒然なるままに電脳」

ASMの日記　CLIEが開く門 - 生産終了

MAROONのなんでも日記

TungstenC CLUB: CLIE・・・。

2005-02-22

夢の狭間で

クリエ終焉を聞いて、思うことが沢山ありました。
私がPDAに望んでいたこと、それは「夢」でした。
小さな筐体で、ネットもできて、画像も見れて、動画も見れて、音楽も聴けて、電子書籍も見れて、ゲームもできて、ワープロ機能もあって、表計算もできて、予定表もアドレス帳も管理できて、etc。
PDAでそんなことができたら良いな、それは本当に「夢」でした。
その「夢」が最初はユーザー達の力でどんどん実現していきます。日本語すら使えない英語マシンを日本語化してまで、ユーザー達は頑張ります。そして、メーカーも次々と機種を市場に投入して「夢」の実現へ、PDA業界は向かっていきました。
初代クリエなんて、まさにそんなメーカーの「夢」がつまったマシンだったのではないでしょうか。
そして、夢は覚めます。「夢」ではなく、「現実」を搭載した携帯電話や小型ノートPCが登場しました。それらは「夢」を見る必要はありません。ユーザーの望む機能は最初から搭載しているのですから。
消費者にとって、高いお金を出して、必要なのは「便利さ」です。「夢」ではありません。「夢」を追い続けるPDAは、市場において居場所がなくなりつつあります。
私に沢山の夢をみさせてくれたPDA達。そのPDAの発売が中止になるニュースを聞く度に思ってしまいます。「夢を見させてくれて、ありがとう」って。
クリエの終焉を聞いて、そんなことを感じました。