ブログ版『ユーリの部屋』

2007年6月から11年半綴ったダイアリーのブログ化です

フランス語を始めて人生が豊かに

しばらく、ブログをお休みしていました。
パイプス先生の翻訳に関して、誰からもご指摘いただいたわけではないものの、自分でミスに気づいて、昨夜はなぜか徹夜までして、再提出に備えました。計13本プラス最新の1本を送ったところ、さすがはマメなパイプス先生、すぐにお返事をくださいました。
ここまでメル友になると、日本の著作権法アメリカとは異なること、私が細かい性格で、いろいろと先生の評判に関して一人で心を痛めながら、あれこれ考えてブログに綴っていることに気づかれて、「いつもいろいろと心配りをありがとうね」と書いてくださいます。
http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120505)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120507)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120508)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120509)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120511)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120514)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120515)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120516

慣れの問題もあるのでしょうが、インターネットは、書籍とは違って、瞬時に誰が見るかわからないという可能性および危険性があります。自分の文章ならば何ともなくとも、著名な学者の書いたものを、まだ現役でがんばっていらっしゃるのに、無名の私ごときが訳させていただけるなんて、と畏れ多く思っているので、どうも作業が滞りがちなわけです。
それと、アメリカって、2005年8月に一度訪れただけですが、ヒルトンホテルのような(マレーシアでは少なくとも)高級ホテルのレストランでさえ、何やら味付けがイマイチ。食べ方の説明も(恐らくはイタリア系のウェートレス)、一瞬(え?)というもので、世界中から多種多様な文化背景を背負って作り上げている移民社会だからなのか、(大ざっぱな国だなぁ)というのが、正直な感想。
大学は、有名なところばかりを見上げて、一人で恐れ入っていたせいもありますが、訳業を始めてみて(何だか、人の揚げ足を取るのに、馬鹿みたいなことばかり喚き散らす社会なんだわねぇ)と、少しため息も。
著作権のことでは、日本のある組織にも取り次いでいただき、何とか喜んでいただけました。最初はそれこそ、日本が米国の子会社風に考えていらして、「そんなの、絶対嫌だね」みたいに息巻いていらしたのですが(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120405)、丁寧に時間をかけて、事実証拠も出していった結果、結局は私が最初に言った通りだったということが納得できたらしく、すっかりおとなしくなられました(!)。
そして、うれしいことがあったんです。パイプス先生は、最近、パリ第8大学の同い年ぐらいの男性教授と、フランス語で共著を出されたのですが、その連絡をいただいてすぐに、「新著のお知らせをうれしく思います。私、学生時代にはフランス語よりもドイツ語の方が好きだったのですが、二年前からやっと、フランス語を学び始めました。早速、ご著書を買おうかどうか考えています」と書き送りました(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20101114)。
すると、これまた直後に、「お願い...買わなくてもいいよ。僕の方に何冊か送られてきたら、そちらに送ってあげるから」と。
わぁい!フランス語を始めてよかったですね。やっぱり、何でも学んでおくと、人生が豊かになります。