志明院(しみょういん)・岩屋不動

行ってきました。

京都市内から車で小一時間。といっても、志明院のある雲ヶ畑は行政区分としては「京都市北区」になります。車1台しか通れないような細い山道を延々と走るとたどり着くのですが、私の車の後をぴったりと付いてくるタクシーがある。案の定志明院の駐車場まで一緒に到着。

じいさん・ばあさんのコンビあたりか、と思っていたのですが、中から出てきたのが、目鼻立ちのはっきりした、背の高い若者一人だけ。えらく場違な感じだったのですが、そうか「鳴神」じゃんと気づた。若者は歌舞伎役者なのでしょうが、私はその分野には疎いので、有名役者かどうかはわかりません。

本堂の奥には岩屋の滝が流れ落ち、飛竜権現の祠がある。如法大師が入山して行法を修した際、神童が飛竜となって滝壷に入ったと伝えられている。背後には弘法大師護摩を焚いたと伝える護摩洞窟がある。歌舞伎の「鳴神」はこの洞窟あたりを舞台としたもので、鳴神上人は三千世界の龍神をここに閉じ込め、京都市中に一滴の雨も降らせなかった。だが洛中随一の美姫とうたわれた雲の絶間姫の色香に迷ったため、止雨の法力は敗れたと伝えられている。
(「志明院」(しみょういん) 2006-04-09 22:54:12 / 京都歴史探訪 )
http://blog.goo.ne.jp/yama1411/m/200604/1

雰囲気を伝える写真はこのあたりで(山門から中は撮影禁止):

http://www.photokyoto.com/kyoto/kyoto/Shimyoin/01Shimyoin0508/Shimyoin.htm
(とんでもない穴場でした。寺マニア必見の場所ですーーーとあります)

洞窟がいくつかあって、確かに独特の雰囲気がある。寺そのものより、自然を味わうべき場所なのでしょう。でもとてもあっさりした感じで、オカルトには程遠いと私には思えました。もっとおどろおどろしい雰囲気を、密かに期待していた私が馬鹿だったということで。

次は峰定寺(ぶじょうじ)あたりかなあ。ここも修験道。雪の冬場はもちろん、雨の日も入山禁止というのがすごい。
http://homepage1.nifty.com/hon/2/2-131/2-131.html