旅行最終日

kabaho2008-01-11

9時に出発の予定だったが、出発間際にSの持病の腰痛が激しく痛みだしてしまい、出発を遅らせる。家を離れ、状態の悪いところで寝る日が続いたために痛みがピークに達したとのこと。安宿の弊害を見事に蒙ってしまったようだ。
10時頃出発。「廣東人家」で朝食をとり、チャイナタウンへ。グリニッジビレッジを歩く予定はキャンセル。宝飾店やら若者用のイミテーションを売ってる店やらへ。雨漏りしていたり、売り物が陳列されているショーウインドウをオバチャンらが机代わりにして小物を作っていたり、余ったショーウインドウにはパンが置かれていたりする、余所者からしたらこんなところで高いものを買う気が起こらないのだが、中国では普通のことなのだろう。携帯電話のバッテリーが買いたいと言い出し、携帯屋に行ったところ、在庫がなく入荷を待つように言われたものの、1時間ほどで入荷。情報網のレベルが違うという感じだった。こここそ、NYにまで行って、なかなか行かないだろうし、行っても訳がわからないだろうから、いい経験となった。さすがに、ここでは、中国語を話す人に同行していると、僕も中国人に間違えられ中国語で営業を接客をされた。
大雨に遭い、雨宿りをしたりしているうちに時間を使ってしまい、Macy'sへ。Sの土産探しに付き合う。Seikoら一部の時計が定価の25%引き、さらにインフォメーションでパスポートを見せると11%引きとなるチケットがもらえ、1.4倍になるカナダの定価比だと4割強の割引となるので、カナダに住む人へのお土産に向いている。アメリカ国民は15%のチケットがもらえるらしい。Macy'sは世界最大の百貨店とも言われ、買物袋を提げている人もよく見かけられるので、カジュアルなところかと想像していたが、様々な価格帯の商品を手広くそろえていた。
バスでMoMAへ。5Ave.近辺のところへは地下鉄で行きにくいのでバスが有効。金曜の夜は入館料が無料になるので、長い行列が出来ていた。しかし、その列も、一旦入場時間が過ぎればすぐになくなるので、少し遅れて行き、バッグのチェックインをしなければスムーズに入れる。ただし、かなり混んでいる。MoMAはただでさえ混んでいるので、落ち着いてみることが出来ない。現代アートの「訳がわからない」、と30分ほどで脱出。前に来た時に感じたことだが、日本人以外の極東アジア人には向いていないようだ。ゲッゲンハイムと比べてどうかと聞くと、まだMoMAのがいい、と。何で、あんなところに居たんだ? それはそれとして、今度は僕の土産購入のために、そのゲッゲンハイムへ。建物の形を模したマグカップが欲しく、ショップだけを目指してバスでゲッゲンハイムを往復。ブロードウェイ近くのスターバックスで別れ、41Stのジャパスーパーで日本製食料を購入。ついでにZaiyaでカレーパン、店内のBeard papa'sでシュークリームを買う。
荷物を両手に抱えながらブロードウェイで"The Fantom of the Opera"を鑑賞。今日の劇場は、昨日"Chicago"を見たときのところよりも大きく、舞台装置も豪華で、劇場と作品が一体となった感じ。昨日の"Chicago"は素晴らしかったが、ここでしか見られないという価値が『怪人』にはあるように思われた。Sはオケの音や声が拡声装置から聞こえるばかりで感情移入ができないと言っていたが、たしかに、そこは気になった。それと、僕らの席はかなり前の方だったのだが、一番右の席だったので、完全にpartial viewだった。僕らよりも酷い席もいくつかあり、あの席を同列の中心部と同じ値段で売るのはどうかと思われる。
夜、よく見るとSがキューバに行った時に買ったというゲバラのTシャツを着ていた。アメリカでゲバラTシャツを見たのは初めて。簡単に出国させてくれそうだ。

廣東人家

チャイナタウンにある中華料理屋。うちの街も、中華料理屋には恵まれていると思っていたが、ここの料理は、それらのどこよりも美味しいとか。僕も自分が食べまわった中では同意でき、さらにかなり安い。餃子は普通か。
102-104 Mott street。朝9時から早朝までやっているのもチャイナタウンでは珍しく、夜、アメリカでは腹が空腹になるとコンビニなどがないので不便なのだが、そういうときにもちょうどいい。

Macy'sのビルの南東の角に入っている眼鏡屋(写真のMacy's)の看板の真下です)のガードマンに時計屋はどこにあるのか、と聞くと、Macy's内でないところを紹介されたので、Macy'sの中にはないのかと聞き直すと、Macy'sは通りを渡って・・・と道順を教え始めた。まさか、この建物はMacy'sの看板を掲げて店の宣伝をしているだけなのか? と思いながら、ここはMacy'sではないのか? と聞くと、それを聞いていた近くの店員が教えてくれて事なきを得た。火曜日にブルックリンで道を聞いたときにTさんとも話したのだが、わからないときに、「わからない」と言わずに、思い込みだけで、それがさも間違いないような口ぶりで教え始めることがある。