ソウルでの賀川豊彦シンポジウムの概要

 社会宣教献身100周年記念韓国シンポジウム−賀川豊彦

  • 日時:10月27日午後2時から6時
  • 場所:ソウル市明洞 チョンオラム
  • 主催:イェザン生協、チョンオラム・アカデミー、パルン教会アカデミー
  • 連絡:ソウル市 02−319−5600

  発表者

  1. 「なぜいま賀川豊彦なのか?」キンムギヒョン牧師(キリスト教著述者)
  2. キリスト教入門」の書評」ヤンヒソン(チョンオラム・アカデミー代表)
  3. 「牧師賀川豊彦、孫の回想」賀川督明(グラフィックデザイナー)
  4. 「日本キリスト教界における賀川豊彦」杉浦秀典牧師
  5. 「非キリスト教作家の目から見た賀川豊彦林啓介(作家)

 近代日本のキリスト者の中で最も強烈な信仰の生き様をみせた一人である賀川豊彦。彼は燃え上がる信仰人である、伝道者として肺結核を病みながらも、神戸のスラムに入った。荒れ果てた日本の土壌でも彼の伝道講演にはいつも人々が切れ間なく集まった。また彼は貧民と労働者たちの生活改善のために労働運動、生協運動に飛び込み、日本の社会運動のゴッドファーザー的存在となった。日本の戦争責任に対しても公開的な謝罪文を発表し、時代的良心に背かなかった。
 賀川の著述と生き様を新たに韓国に紹介し、神戸スラムに身を捧げて100年を迎えるこの時に小さなシンポジウムを開き、賀川の人徳をしのび、賀川を通じてこの地上での神の国運動を新たに照らしたいと思う。