伴武澄氏講演会「甦る賀川豊彦の平和と協同」のご案内

100年前、1人の牧師の卵が神戸のスラムに身を投じました。若き日の賀川豊彦です。貧しい人々と「ともに生きる」ことを学び、大正期最大のストライキを指導します。自らの半生を描いた自伝小説『死線を超えて』がベストセラーとなるや、その印税で農民組合運動や協同組合運動に乗り出し、内外に賀川の名が知られるようになります。関東大震災では政府や東京市が手をこまねいていた本所地区で多くのボランティアを率いてセツルメント運動を起こし、賀川の名はさらに高まります。
戦後は東久邇内閣の参与として、平和国家日本の建設に邁進し、世界的広がりをみせていた世界連邦運動の国際的指導者となります。晩年、ノーベル平和賞、同文学賞候補にもなっていますが、その後、その存在は急速に忘れ去られました。戦争と貧困が大きな課題として世界の立ちはだかる時代にいま一度賀川に光を当てたいと思います。

テーマ:「甦る賀川豊彦の平和と協同」
講演者:(財)国際平和協会会長 伴 武澄氏
日時:1月31日(日)14時〜16時(終了後懇親会有、参加費別:4000円から5000円程度)
主催:財団法人国際平和協会
場所:消費者生活センター:第五集会室
http://www.city.ota.tokyo.jp/shisetsu/seikatsu_center/index.html

会費:お一人様、2000円(先着40名様まで、領収書発行可能)
幹事:津田慶治、園田義明
お申し込み:氏名、メールアドレス、懇親会参加の有無をご記入の上、下記までメールで。
fuku41@mail.goo.ne.jp

<伴 武澄氏プロフィール>
思春期をアパルトヘイト南アフリカで過ごしたことが、人生の転機となった。白人社会の有色人種への差別を身をもって体験し、抜きがたい白人不信に陥る。早熟な日本への目覚めが始まった。ジャーナリストになる決意した。共同通信社で外信部志望がいつのまにか、経済部記者になる。その後、萬晩報などネットで活躍し、47NEWS編集長になる。

1951年 高知市生まれ。
1968年 都立国立高校入学。 
1972年 東京外国語大学国学科入学。
1977年 4月共同通信社入社。
1998年 1月インターネットコラム日刊「萬晩報」を発刊。
現在  (財)国際平和協会会長、共同通信ニュースセンター整理部長