チャンドラー 『長いお別れ』

 二十何年ぶりに再読。
 レイモンド・チャンドラーフィリップ・マーロウを主人公とした長編小説は全部で7冊あって、1954年に刊行された本書は第6作にあたる。
 確か今までに4冊ほど読んだはずなんだけど、どれも主人公の印象が強すぎて、ストーリーをまったく覚えていない。4冊読んだ、といっても、どれとどれを読んだのか、読んでないのはどれなのかすらよくわからない。全部を読まなかったのは途中で飽きてしまったからだ。
 昔読んだ本は全部処分してしまったのだが、最近、古本屋で3冊ほど買ってきたので、ときどき拾い読みしたいと思っている。