NHKスペシャル グーグル革命の衝撃

というわけで、見てみた。
http://www.nhk.or.jp/special/onair/070121.html
内容的には、今更だよね、と思いつつ、こういう内容をテレビで放送するようになった、ということが重要なのかなぁ、と。
多分、一般視聴者──特に、NHKに全幅の信頼を寄せていると思われる、地方在住の中年の方々にとって、インターネット、Googleに触れる機会というのは、ほとんどないと思われるので、そういう人にとっては、驚きの内容だったんじゃないでしょうか?
個人的には、自分の行動を全てGoogleに蓄積している人の話が興味深かったです。
アレですよ、ライフログというのが、実際にこうやってはじまっているんだ、と思ったわけで。
その他は、特に目新しいのはなかったかな。
Google八分とか、SEOの話は、ネットになれている人にとっては、ほんと、今更な話だよね。
と言いつつ、結構楽しんでみてましたが。
Google本社の様子とか、面白かったです。
あー、あのホワイトボードはあんなところにあるんだー、とか、オフィス環境がほんと羨ましいなぁ、とか。
あとアレですね、途中表示されるコンピュータの画面で、Macが多く使われていてびっくりした。
こういう時って、大体がWindowsじゃないの?
いや、Macユーザの立場からすと、何となく嬉しいんですが。


そんな感じで、Googleって、こんなに影響力があるんだぜ? という内容の番組だったんですが、何となく怖いなぁ、と思ったり。
現状、Googleがひとつの公共的なインフラとして機能していることは、疑いようのない事実です。
ただ、Googleといえど、ひとつの民間企業と言うことにかわりはなく、そのサービスがいつまでも提供され続けるのか? と言えば、それは疑問なわけです。
──まぁ、今の状況からだと、何十年か単位では大丈夫だろうと思いますが。
ただ、ボクの個人的な思いからして、たったひとつの企業がこれだけに大きな力を持つ、というのはあまり好きじゃないのです。
今のところは、まだGoogleも進化を続けていますが、その進化がいつまで続くのか? というのは、誰にもわからないところで。
この進化を続けるために──ひいては、ユーザのためになるにはどうすればいいのか? と言えば、やはり、Googleに対抗できるような、強力な検索エンジンが望まれるわけです。
ネットの世界を見渡してみると、Googleの対抗馬としては、Yahoo!とMSNが挙げられると思いますが、個人的には、どちらもやっぱりGoogleにはかなわないかなぁ、と思います。
というより、在り方というか、カテゴリがGoogleと他の二つでは違うんですよね。
この先、どういう企業がGoogleに対抗するようになるのか、それを楽しみにしています。


ちなみに、この日記、一応Nth Libraryで検索すると、一番上に出てきます
別に、特別な対策とかなんもしてないんだけど、気がついたらそうなってました。
まぁ、わざわざサイト名で検索する人なんていないだろうから、意味はないだろうと思いますが。
そして、Googleの検索結果って、更新してないと、ほんと一気に下がるんだよねぇ。
ほんと、怖いね。

ジャンヌ・ダルク 愛国心と信仰(村松剛)

故あって、読んでみた。
ジャンヌ=ダルクのイメージと言えば、やはりリュック・ベッソン監督で、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の映画を思い浮かべるボクですが、一応、実際のジャンヌ=ダルクはどうだったのか? と言うのに、ちょっとでも触れようと思ったので。
まぁ、読んでみた感想としては、ジャンヌの姿よりも、知ってはいたけどこのころのフランスとイギリスはほんとぐちゃぐちゃだったんだなぁ、と。
ある意味、日本の戦国時代よりも、血縁関係ぐちゃぐちゃだよ。
そりゃ、戦争にもなるわ。
というわけで、ちょっとはジャンヌ=ダルクについて、知ることができましたとさ。

緑陰の雨灼けた月(高里椎奈)

緑陰の雨 灼けた月<薬屋探偵妖綺談> (講談社文庫)

緑陰の雨 灼けた月<薬屋探偵妖綺談> (講談社文庫)

──意外に面白いじゃないか。
薬屋一同に預けられた、野弧の少年(実年齢はアレだけど)。
そして、女子高生を襲う妖怪か幽霊と、連続失踪事件。
学校の怪談に隠された、秘密とは? 怪しい探偵の真意は?
そして、少年の秘密は?
若干バラバラというか、詰め込みすぎな印象もあるけど、その分余計なものが少なくて良いかなぁ、とか。
具体的に言うと、秋萌え刑事が出てこないところとか。
動機についても、あっちの方はちょっと納得いかないというか、サイコにしちゃえば良いってもんじゃないよ、と思ったけど、そっちの方は、納得というか、良い動機だと思った。──個人的な好みなだけですが。
そんなわけで、シリーズ今まで読んだ中では、悪魔と詐欺師と同じくらい好きかも。
と、それにしても、アレですね。
ほんと、ショタ好きにはたまらないものがあるんじゃなかろうか? と想像してるわけですが、どうなんでしょうか?

[Today's tune]N.G.S/ASIAN KUNG-FU GENERATION