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アウステルリッツ

読書

アウステルリッツ

あうすてるりっつ

出版社からのコメント

個人の記憶の迷路に迷い込むことが、 そのまま歴史の深い闇に降り立つことでもある。 狂おしいまでの切実さ。 底知れぬ憂いから生まれるユーモア。 W.G.ゼーバルトは、 20世紀が遺した最後の偉大な作家である。

(柴田元幸)

アウステルリッツ』。いわゆる普通の小説とは一線を画す本書で、表紙に使われている不思議な幼児の写真は、物語のモデルの一人で、イギリスに実在する建築史家の幼少時のものだという。「薔薇(ばら)の女王の小姓(こしょう)」と名づけられ、主人公の幼少時代の写真として作中にも登場する。装丁は緒方修一さん。

毎日新聞2003年9月7日東京朝刊から)

単行本: 289 p ; サイズ(cm): 182 x 128