ロシア生まれのフランスの伝記作家。2007年95歳で死去。 本名レフ・タラソフとしてモスクワに生まれたが、ロシア革命を機に家族でフランスに移住。27歳で仏ゴンクール賞を受賞した。 「大帝ピョートル」「女帝エカテリーナ」「プーシキン伝」「ヴェルレーヌ伝」など、ロシアとフランスの人物を描く伝記で知られ、著書は100冊を超える。邦訳も多い。
アンリ・トロワイヤの小説「サトラップの息子」のことであります。中編で 読みやすいので、一日もあれば読めるくらいのものですが、当方はずいぶんと 時間がかかってしまいました。(単純にうまく読む時間がとれなかっただけの 話です。) 小笠原豊樹さんが翻訳した三部作の一つで、2004年に草思社から刊行と なったものです。当方が安価で三部作を購入したのは、いつのことでありました でしょう。 あちこちに書き散らしておりますが、小笠原豊樹=岩田宏のものは、当方の中 では草思社と一心同体のようなところがありまして、草思社からでてた岩田宏も のは読むことはできていないのに、購入をつづけておりました。 翻訳はそのよ…
月曜日、朝起きて一番はじめに行うのは、昨晩に仕込んだ天然酵母種のあがり 具合を確認することでありました。(ぶどう酵母液に強力粉を合わせたもの) 元の量の倍まであがっているので、このあと、これを使ってパンこねをすること になりです。 その前に朝食の準備で、にんじん、りんご、レモンでスムージーを作り、パン をカットして、一部はチーズ(ゴーダとモッツアレラ)をのっけてトーストに、 ゴマレーズンパンはそのままバターをつけていただくことに。コーヒーは、豆を 挽いてからペーパードリップすることにです。ここまででだいたい20分くらいで しょうか。もちろん、食後の片付けも自分でやるのでありますが、これは毎日の…
昨日に気分転換のためにアンリ・トロワイヤの「クレモ二エール事件」を手に してみることにしました。読みすすめることができるかなと思ったのですが、 読みやすくて、しかも面白くめでたく最後のページにたどりつくことができました。 そんなわけで、小笠原豊樹訳 トロワイヤ三部作(装丁が同じで、いかにも連作 のような雰囲気があるものですから、そう記するのですが、もちろん作者がそれを 意図したものではありませんです。)の、次の作品を読んでみることにです。 アンリ・トロワイヤという作家は、日本では伝記作家として良く知られていま して、中央公論社などからかなり翻訳がでているのですが、もちろん最初は普通の 小説を書…
本日はお彼岸の中日でありまして、お寺へといくことになりました。朝から あいにくの雨でして、お昼近くにはかなり強い降りになって、車での移動であり ましたが、フロントガラスのワイパーが忙しく動いていました。 お彼岸でお寺に行く時に雨というのは記憶にあまりないなと思って、昨年の ことを確認しましたら、昨年は母が亡くなったばかりでありましたので、お寺に 行くことはなしで終わっていました。 本日からお休みが続くことになりますが、お天気が回復したら庭仕事でありま すが、明日の午後にはできるかな。 すこしページを稼ぎたいと思って、ずっと積読になったままになっていた小説 を引っ張り出してきて読むことになりです…
アンリ・トロワイヤは筆名。Henri Troyat (*1911 - †2007) 、ロシア人だが幼いうちに両親に連れられて革命の嵐吹き荒れる祖国を捨て、フランスで育ってベストセラー作家になった。ふつうの小説とともにロシアの歴史上の人物について伝記小説が多くある。作者にとってのルーツ探しということだろ。それぞれの発表年は『エカテリーナ』が'78年、『ピョートル』'79年、『アレクサンドル』'81年、『イヴァン』'82年と、四作いっきに仕上げている。それでかどうか、じつは読後感はみんなあんまり変わらない。年代でいうとイヴァン雷帝が16世紀後半、ピョートル大帝が18世紀前半、エカテリーナ二世が18…
小説の誕生 保坂和志017 誤読 019 全体的眺望 027 レコード 031 発想が単純すぎる 033 わんわん泣いて 043 語りを目的に向かって絞り込む 064 と同じくらいに積極的な行動である 071 継承者なんだなあ…… 076ー077 そんな気持ちだけで読みつづけられるはずがない 078 「ベケットが死んだ」 087 うんざり 096 十ページ読んでは休み 101 もっと救いがたいのは 107 演奏が本当に 113 末井昭 168 という状況分析は芸術家の仕事ではない 194 「複製は実物とーイデオロギーというか」 221 なんでもかんでも子どもに合わせて 249 「児童文学」にか…