インブリード

動植物

インブリード

いんぶりーど

サラブレッド、イヌ、ネコ、レース鳩などのブリーダーによる意図的な近親交配のこと。

特にサラブレッド生産において多く言及され、血統表などでも一見して分かるような表記となっている場合が多い。


端的には優れた資質を持つサラブレッドの特徴を生かす近親交配のことを指し、インブリードの対象馬を表す場合は数字を用いて4×3のような表記を用いる。この場合は対象馬の父(種牡馬)、母(繁殖牝馬)を1として扱い4代前と3代前が同一馬である。ちなみにこの4×3(もしくは3×4)となる配合は奇跡の血量18.75%と呼ばれ珍重されていたが、現在はこういった形にこだわる傾向はあまり見られない。種牡馬が優秀なほど産駒の数も増え、結果としてサラブレッドの多くは何らかの形でインブリードとなっている。極端な近親交配は当然ながら弊害もあり、体質不安、脚部不安、気性難などの好ましくない特徴も同時に受け継ぐ場合もある。


またインブリードが重なると配合が難しくなる。例えばノーザンダンサーNorthern Dancer)やサンデーサイレンスSunday Silence)の名前が無い血統表を探すことは現在難しい状況となっており、既に同じインブリードを持つ馬は弊害を避ける為、他の配合相手を探さなければならない。20世紀初頭の名馬セントサイモンSt.Simon)のように、自身の活躍から配合相手が限られることで血脈が絶たれる場合もある。