"casting vote"(英) 議会などで賛否同数のとき、議長が持つ決定権、決定票。 また広義で、敵対しあっている同程度の力を持つ二つの勢力があり、 ある少数の第三者がどちらかの味方をすることによって二つの勢力の勝敗が決定する場合、 その第三者を「キャスティングボートを握っている」と表す。 キャスティングボード(casting board?)ではない。
衆院選挙当日。今日は勢い余って個別のことをあれこれと書くわけにはいかないが、ジャーナリストの鮫島浩さんが特に「若い世代」に向けた投票の秘策(と論理)を発信していて、ドイツの政党と比較するなど大変おもしろい内容だった。これは「世代」に関係なく、すべからく読むべき秀逸な記事だと思う。日本の個別の政党名を出さないと元記事の「箔が落ちる」感じは否めないが、比定したドイツの連立政権のところだけ、以下に引用させていただく(是非元記事をお読みいただきたい)。 10月29日付記事より。高齢化時代の少数派「若い世代」の声を政治に届けるための秘策〜二大政党ではなく少数政党に投票を!│SAMEJIMA TIMES……
学歴詐称疑惑が再燃し、苦境に立つ小池百合子・東京都知事(写真左/時事通信フォト) 元側近の告発で学歴詐称疑惑が再燃し、苦境に立つ小池百合子・東京都知事。7月の都知事選での3選に黄信号が灯ったと見られているが──。 【写真】紫のジャケットでガッツポーズする小池百合子・東京都知事 本人は4月12日の会見で、「カイロ大学が自分の卒業を認めている。卒業を認める資格があるのは大学だけ」と疑惑を全面否定すると、連日、衆院東京15区補選に擁立したファーストの会副代表・乙武洋匡氏の応援のため街頭に立ち、ヤジを浴びても、「お騒がせしています」と笑みを浮かべる余裕を見せる。 月刊誌『文藝春秋』(5月号)で学歴詐称…
特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律から特定電気通信による情報流通によって発生する権利侵害等への対処に関する法律へhttps://www.soumu.go.jp/menu_hourei/k_houan.htmlその他の今日の司法ニュース人身事故による罰金を納付できず、長野刑務所に「労役場留置」となったが、刑務所が寒すぎて、凍死かhttps://www3.nhk.or.jp/news/html/20240304/k10014378501000.html財布に入れた「お清めの塩」を警察が違法薬物と勘違い! 職務質問され地獄の5時間拘束https://news.…
日本はもう浮上できまい。 そう思う最大の根拠は、インフラやロジスティクス、ソーシャルな部分で他国にほとんど影響がないからである。 確かに日本の工業製品や、BtoBデバイス、パーツなどは優れているかもしれない。しかし、これは明日から別の国の製品に変えると言われれば変えられないことはなく、科学は万人に平等である以上、絶対に日本人にしかつくれない工業製品はない。 欧州が落ちぶれても国際的に強い影響力を有するのは、インフラ、ロジスティクス、宗教などで他国を支配しているからだ。 経済的にも軍事的にも欧州は凋落してしまった(中国の足下にも及ばない)が、こういった社会的な部分は明日から中国製に変えるから、と…
雑誌「non-no」2023年12月号(集英社) ▶ 気になる小見出し 「アクセをつけるとき、スタイリストが考えていること」 ここは購入の食指が動く。僕がVOGUEを定期購読している動機の一つでもあるから。襟の大きく厚手の蝶結びの着こなしとか。 能條純一「月下の棋士」 ▶ チェスと将棋のルールの違いは、もぎ取った相手の駒を、自軍の戦力に転用できるのが将棋で、チェスは捕虜としてストックはできるが、兵力としては使えない点。 北島忠雄「進化する。角換わり☗4五佳」 伏黒恵(集英社ジム所属)を表紙にした「an an」マガジンハウスのシグナル (Wikipediaより引用) アンノン族とは:1970年代…
餅つき 「派閥」は本来、単なる後ろ盾や数合わせ装置だけではない。 ウクライナ戦争の初期を見ていて思ったのだが、「士気」は想像以上に重要だった。 内燃機関と外燃機関の一例 エントロピーの法則 戦争の専門家のクラウゼヴィッツも孫氏も「相手の戦意を喪失させること」の重要性を説いている。 パティ さて。誰がキャスティングボートを握るのかな。 車田正美「リングにかけろ」の「闘志」 ▶ 浮遊票を取る方が伸びると思うけどね。フレッシュだし。
解剖学者の養老孟司 ▶ この人の言葉で最も印象深いのは 「この大きな川どうやって出来たんだろうと子供の頃に不思議に思い、川沿いを辿って山に登った事があるんです。百科事典で、小さな水の流れが地形の自然で集まって大きな川になったという解説では、知識で理解はできても、感覚で納得できなかったので」 というコラム。学者の才能の芽吹きを感じるエピソードだよね。 渡辺恒雄「派閥」 ▶ この本、前から気になってたんだけど入手できていない。復刊されてるかもしれないので書店を彷徨ってみるかな。 【上記の目次】 目次前篇 派閥の芽生え(派閥と領袖;派閥と政治資金;派閥と選挙区制;派閥と猟官;派閥と政策;官僚と政党)…
今年は世界中で、国際社会に大きな影響を与える選挙が目白押しだ。その最初のもの(*1)が台湾の総統選挙と立法院選挙。親米の民進党蔡政権が2期続き、台湾有事がうわさされ、中国習政権の介入も懸念される中での選挙となった。 結論から言うと、台湾市民は絶妙な選択をしている。総統は民進党の頼氏が当選、ただし得票率は4割ほどと圧勝ではない。立法院(国会)は民進党が第一党にはなれず、僅差だが国民党に敗れた。ただ両党とも過半数には届かず、第三党の民衆党がキャスティングボートを握ることになる。 台湾併合をあからさまに言う中国に対して、その距離をどうとるかが最大の争点ではあるのだが、3党とも「現状維持」が看板で大差…
<天正戦国小姓の令和見聞録0184> ○___________________○ 春日山城、鳴海幕府 お屋形様:上杉道満丸景虎 見聞録検め:小姓 ○___________________○ ◆天正四百五十二年 壱月二十日 「21世紀トップリーダーのミッション・イン・ポッシブル」 拙者が思うに、帝国や諸国を治めるトップリーダーの器量に関心を寄せる歴史学者や現役の権力に携わる人を推し量る機会は数え切れぬが、模範となり得る指導的立場の人間は数えるほどしかおらぬのでござる。中国の前漢が滅び、一年ほど新王朝が建立されるが、劉秀で奪還し後漢を築いた歴史的事実は令和の時代になっても世界中から畏敬の念を抱かれ…
台湾現状維持を選ぶ 台湾は、14日に総統選挙が行われました。総統とは、アメリカの大統領と同じく、政治、軍事、経済の権限をすべて把握するリーダーのことです。台湾の国民が選んだのは、民進党の頼清徳さんです。 台湾は長く国民党委一党独裁が続き、第二次世界大戦前から蒋介石が国民党の総統を務めて来ました。その後、第二次大戦以後、共産党に敗れて、台湾に移って後も一党独裁が続きました。そのため共産国の中国とは敵対していました。 その後、民主化が進み、選挙もするようになり、新たにできた民進党が徐々に力をつけ、互いに政権を争っていました。国民党は、親日派の李登輝さんまでは親日親米を貫いてきていたのですが、馬英九…
中村橋之助主演 大河ドラマ 毛利元就 完全版 第壱集 DVD-BOX 全7枚【NHKスクエア限定商品】NHKエンタープライズAmazon 【今回のあらすじ】 毛利軍は厳島の陶軍を攻撃するため、下準備を着々と進行させていたのです! 大嵐で合戦が中断し、陶軍は翌朝未明の攻撃を予定するのであります! ところがその眠りは、あり得ないと思われていた毛利軍の奇襲によって破られたのでした!! (以下、個人的覚え書きメモ。ネタバレ注意!) 前回ラスト、 「嵐こそが人生の好機じゃ! 出陣じゃー!」 (ナレーション)毛利元就59歳。嵐の中の決断でした。(ナレーター:平野啓子) ……といういい所で終わりました。ここ…
田圃や畑にお金を撒いても収穫は得られない(田圃や畑がお金に見える政治家や土地開発の業者はいるが)。 最近私はお金ではどうにもならないことをしている人をつくづく「偉いなあ」と思う。最後は誰かが体を使ってやらなければならない。私に「取材旅行に出ないか」と言ってくる人とか、「しばらく滞在してこっちを舞台にした小説を書いてくれないか」と言ってくる人がいるが、そのたびに私は「猫がいるから無理だ」と答える。そうすると向こうは「じゃあ、猫の世話をできる人間を手配する」と言うのだが、それは田圃にお金を撒けば収穫できるというのと同じ発想だ。誰かに世話を任せたら「猫を飼っていることにならない」 保坂和志『人生を感…
天文学,惑星科学への夢を語り,今日の宇宙科学ブームのさきがけとなったベストセラーの復刊.セーガン博士が初期から取り組み続けた太陽系惑星の探求がつづられる.探査衛星などから送られる観測データをもとにした,金星,火星,木星,土星といった惑星の物語は圧巻.「なぜ地球には生命が存在したのか」を追った宇宙と生命の問題は,最大の関心事として現在の地球外生命の可能性の研究にまで受け継がれていく――. 世界と宇宙を意味するコスモス(Cosmos)は,ギリシア語の「秩序」を意味する語でもあった.古代ギリシアの共同体においては,姦淫を犯した女性に対して,村人全員で投石し,殺害することを掟としていた.コスモスを汚す…
今日は「少子化対策」の話です。 「増税メガネ」(私は「裸眼減税」と呼びたくて仕方がないのですが)こと、岸田先生がいつ衆院解散に踏み切るか分かりませんが、「少子化対策」オンリー、「少子化対策」ワンテーマの政党があれば、20〜50議席ぐらいいけるんじゃないかと思うんです。
2023年4月9日 聖書ニュース.comさんより転載 イスラエルの国内情勢の変化と第三神殿への道 - 聖書ニュース.com (seishonews.com) 近年、エルサレムの神殿の丘をめぐるニュースが加速度的に増加している。前回の記事では、神殿の丘をめぐる国際情勢を取り上げたが、今回は神殿の丘をめぐるイスラエルの国内情勢を見ていきたい。イスラエル国内の状況を見ても、第三神殿建設への道が着々と整いつつあるように見える。 イスラエル国会で第三神殿担当大臣の設置の可能性に言及 昨年12月のイスラエル国会(クネセット)で、神殿の丘に神殿が建設された後、担当大臣を置くかどうかという議論が行われたことを…
かつて、ノルトマルク(北方辺境伯領)と呼ばれていた地は、カール大帝および東フランク王ハインリヒ1世とその後継者オットー1世らによって平定され、ドイツ人による支配が確立していたものの、10世紀末頃からスラヴ人による反乱が多発し、いつの日かこの地は彼ら異教徒の手によって完全に奪われてしまっていた。 これを解放し、再びドイツ人とカトリックによる支配を回復するのは、史実では1134年のアルブレヒト熊公の代まで待たねばならなかった。 しかしこの物語においては、そのアルブレヒト熊公より半世紀早く、ルナール家のオトゲル隻脚伯の手によって、ドイツ人とカトリックによる支配圏「ブランデンブルク辺境伯」が設置される…