前から気になっていた本であったので、まずは6巻ある中の1巻を手に取ったが全巻読破するのは中々難儀だなと思える内容だった。書いてあることもドストエフスキーを読んでいる時みたいに急に文章の中で別の話をしたりしているので、よくわからん事も多かったがそれでも面白いと感じたのは良かった。文学的考察となっているからこんな感じになっているのかもしれないが、そっちの方は明るくないのでわからない。 1巻は逮捕されて尋問され収容所にぶち込まれる事がどんな感じのものか書かれているが、ほぼほぼ「疑わしきは何から何までぶちこめ」といった感じだった。反革命勢力はまだしも、革命後ちょっと豊かになった農民も「富農」という事で…