ロシア,ソ連の(強制)収容所のこと. (ドイツ語でラーゲル) ドイツ語でただラーゲルといえば、ねぐらとか小屋の意味で、 合宿訓練所などもラーゲルという。 もとは「強制」ではなくて、思想矯正の意味の「矯正」収容所.反体制分子の再教育の場とすることが起源. どちらも洗脳のための収容所で、ナチの場合にはユダヤ人の絶滅収容所となり、ソ連では強制労働者の収容所.
満州→シベリアへいき捕虜暮らしをする中で亡くなった仲間の遺書を暗記して遺族にお届けする話。 山本さんという方の実話らしい。 騒がずどんな時も落ち着いて人道的に生きる。極限の中ではなかなかできない。 賢い方なのだろうな。と思った。 故に人徳もある。 戦争ってこんなに嫌だ本当に酷いって当事者たちが言っているのに、未だに世界から戦争がなくならないのは何故なの?人間ってそんなに愚かな生き物だっけ?と悲しくなる。 いやしかしそんなクソな戦争が終わったのに、終戦から11年も拘束されてたのですか…。 それはさぞかし辛い日々だったでしょう。 希望を失わずによく生き延びて帰国されたな。と尊敬する。 中でもいちば…
フェミニスト反戦レジスタンスが、2024年10月30日(政治的弾圧の犠牲者を追悼する日)に企画した、収容所(ラーゲリ)を体験した女性たちが書いた詩を紹介するシリーズ。139の詩作品の中からひとつずつ訳出していきます。 まずは、エレーナ・イリゼン=グリーン(1919-1991) エレーナ・イリゼンはキーウ生まれ、コクテベリのヴォローシンのもとへ集まっていた詩人の一人。1937年に両親が逮捕され、哲学博士だった父は銃殺、美術史家だった母はラーゲリへ送られた。医学部の学生だったエレーナは退学処分となる。1947年、エレーナ自身も逮捕され、ヴォルクタ(コミ共和国)の矯正労働収容所へ。刑期中、医療スタッ…
Mrs.GreenAppleのみなさん、紅白出場おめでとうございます!さじゃんです。以前現在(2023年11月16日)ガザで起きている戦争が何故起きているのかを解説する記事をアップさせて頂きました。 1900年代の世界も同じ様に戦争の動乱のさなかにあったことは歴史が物語っており、人間は悪い意味で学ばない生き物なのだなと少し悲しくなったりもします。そんな時、ホリエモンこと堀江貴文さんが大絶賛していた、昨年公開の「ラーゲリより愛を込めて」と言う映画を思い出しました。 実話をもとに何度も映像化された物語 シベリア抑留の悲劇を背景に、実在した山本幡男氏の壮絶な人生を描いた映画「ラーゲリより愛を込めて」…
ほんの4カ月前に購入した本ですが、どうして買ったのか忘れてしまいました。 実際は『収容所群島』が読みたかったものの、手ごろな価格のものがなかったため、本作『イワン・デニーソヴィチの一日』を購入したことは覚えているんです。でも何に触発されたのかが全く記憶になく・・・。これも脳梗塞のせい?とかいうと不謹慎でお叱りをうけそう。嫁なら即ギレしていますね笑 ひとこと ロシアの作家ソルジェニーツィンの作品。1970年にノーベル文学賞を受賞。ちなみに私にはお初の作家さんです。 ロシアといえば若いころツルゲーネフとかドストエフスキーとかを幾つか読みましたが、まあ暗かった。とにかく暗い、という印象が読後20年以…
東京・丸の内KIITE 地下1階で開催されていた。 最終日の前日に見ることができた。 引き上げ桟橋の模型 袖なしの外套 袖の部分を売って食料に換えたという。極寒の土地での選択。 白樺日誌 白樺を紙の代わりに記録をしたためたという。 他にも手作りのメモなども展示されていた。 年末に見た映画「ラーゲリより愛を込めて」がスクリーンに映し出され、劇中で使用された小道具も展示されていた。 隙間時間に無理して入れ込んだ展示見学だった。来てよかった。 実際に見て伝わる声を受取った。
『獄中の人間学』*1に沿って敗戦後の古海の流れを追いたい。昭和20年9月に新京でソ連軍に逮捕されてシベリアへ抑留、5年間に及んだ。 ソ連のラーゲルでの日々 ソ連の取り調べを受けているうちに相手の意図が分かってきた。満州国にも侵略の意図があったのではないか、ということで文官の古海が逮捕されたのだ。「ぼくは知らぬ存ぜぬで押し通した」[10]。ソ連侵略の意図があったことを立証するまでは監獄へ入れるわけにはいかなかったので、ソ連は監獄ではなくラーゲルに抑留した。 ラーゲルにいた5年間で10ヶ所転々とした。朝から晩まで重労働して食べ物もわずか、食べられそうな野草はすべて食べた。毒草にあたって死んだものも…
8月、日本は戦争について考えさせられる時期です。15日の終戦記念日でした。 1945年8月15日に日本はポツダム宣言を受諾し、第2次世界大戦(太平洋戦争)は終結しました。しかし、満州などには8月15日以降も戦い続けた日本兵や戦火に逃げ惑う日本人がいました。特にソ蓮の捕虜となった日本兵のシベリア抑留は過酷を極め、飢えと強制労働により多くの人が亡くなりました。 こうしたシベリア抑留は日本人に限ったことではありませんでした。多くのドイツ兵や軍属もソ連の捕虜となりました。 ゲッティンゲン近郊にあるエーバーゲッツェン(Ebergötzen)のヨーロッパ・パン博物館では、ソ連の捕虜となったヘルベルト・ヴェ…