ジェイムズ・ヒルトン(1900-1954)著 小説
原題:James Hilton, Good-bye, Mr. Chips, 1934年
霧深い夕暮れ、炉辺に坐って回想にふけるチップス先生の胸に、ブルックフィールド中学での六十余年の楽しい思い出が去来する。腕白だが礼儀正しい学生たちとの愉快な生活、美しく聡明だった亡き妻、大戦当時の緊張した日々……。愛情に満ち、しゃれの名人でもある英国人気質の老教師と厳格な反面ユーモアに満ちた英国の代表的なパブリック・スクールの生活を描いて絶賛された名作。
(新潮文庫『チップス先生さようなら』裏表紙より)
英米はじめ日本でもベストセラーとなった往年の名作。1939年にロバート・ドーナット主演で映画化(ASIN:B0001DQWD0)、1969年、監督ハーバート・ロス、主演ピーター・オトゥールで映画化されこちらもヒットした(ASIN:B00005HD2N)。