ジェイムズ・ジョージ・フレイザー*1卿【Sir James George Frazer】
(1854年1月1日-1941年5月7日)
イギリス、スコットランド、グラスゴー出身。文化社会人類民族学者。リヴァプール大学教授。
呪術を類感呪術、感染呪術の2原理に分類、伝承とはいかなるものであるか、宗教と呪術の関係・区別を論じ、各国に伝わる伝承や宗教を呪術的観念などから比較研究し、それらの解明・研究に力を注いだ。
しかし1920年代以降フィールドワークが主流となった現代の人類学において、フレイザーは「安楽椅子の人類学者」と蔑称され、現在その影響力は皆無とされる。
著書『金枝篇』『トーテミズムと外婚制』など。
*1:フレーザーとも表記。