紀元前492年(第一次)から紀元前449年までペルシア帝国とギリシアの諸ポリスとの間で行われた戦争。
もともとはイオニア地方での都市反乱(紀元前500年〜紀元前493年)を援助したギリシア人たちへの懲罰としてペルシア帝国が派兵したことに始まる。
ペルシア側は紀元前492年、同490年、同480年の三回にわたって遠征軍を送り込んだが、都市国家群の抵抗に遭い、ギリシアの征服に失敗した。
戦争に勝利したギリシアでは古代民主制の黄金期を迎えるが、やがてペロポネソス戦争などの混乱の時代を迎え、最終的にマケドニア王国がすべてを征服することになる。