リスト::ポケモン --> 第2世代 --> 金・銀 リスト::ポケモン --> バーチャルコンソール --> 金・銀
任天堂より1999年11月21日に発売されたゲームボーイ用(ゲームボーイカラー対応)RPG。
当初は1998年発売予定だったが、発売が延期された。発売前後には、1999年9月21日の台湾地震の被害の影響により、ソフトの部品工場が損害を受けて深刻な品薄が起きた。
「ポケットモンスター」シリーズの第2作。「金」「銀」の2バージョンが発売され、パッケージに描かれているポケモンは「金」がホウオウ、「銀」がルギア。「金」と「銀」でポケモンのグラフィックやポケモン図鑑の説明文が異なり、またそれぞれポケモンの出現率が違い一方にしか出現しないポケモンもいる。
第1世代の作品*1からみて3年後が舞台で、近畿地方がモデルの「ジョウト地方」と第1世代にも登場した「カントー地方」を冒険する。
主人公はワカバタウンに住む少年。ウツギ博士からチコリータ、ヒノアラシ、ワニノコの3匹のポケモンのどれかをもらい、ウツギ博士の依頼でポケモンじいさんのところに向かうところから冒険が始まる。主人公が様々な土地を旅してつかまえたポケモンを育てながら、ロケット団という悪の組織が起こす事件に関わったり、各地のジムリーダーとポケモンバトルで対戦していく。
新ポケモンが大幅に追加されたほか、ほとんどのポケモンにオス♂とメス♀の性別が存在し、ポケモンのタマゴが登場する。カートリッジに時計機能が搭載されたことによって時間の概念が導入されており、時間帯によってポケモンの出現率が変化したり、曜日によって発生するイベントがある。登場ポケモンは全251種(第1世代比100種増)。
便利ボタンや技忘れ親父など、かゆい所に手が届く機能の追加もあった。また、殿堂入り後はカントー地方に行けるようになるなど、前作ファンへのサービスも多い。
本作を中心とする第2世代の作品間で通信対戦が可能。通信交換は第2世代間はもちろん、データの食い違いが起こらない範囲で第1世代側とも相互に*2できる。ただしバグで生み出した「ミュウ」は第1世代側の内部からデータの食い違いを起こしているので持ってくることが出来ない。
新バージョンとして「ポケットモンスター クリスタルバージョン」が2000年12月14日に発売された。もちろん通信機能は相互に可能。
さらに「ポケットモンスター クリスタルバージョン」と同日にニンテンドウ64で発売された「ポケモンスタジアム金銀」に連動対応しており、64GBパックに「金・銀・クリスタル」のカートリッジを挿入すると、テレビ画面上で育てたポケモンで対戦することができる。
2009年9月12日には、ニンテンドーDSで本作のリメイク作品『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』が発売された。
なお、第1世代・第2世代と『ポケットモンスター ルビー・サファイア』を中心とする第3世代に通信の互換性が無いため、『ルビー・サファイア』以降のシリーズ作品と通信させることはできない。
2017年6月6日のPokémon Directの大トリとして発表された。配信開始は2017年9月22日。
第1世代作品のVC版同様ローカル通信や、本作の特徴であった「タイムカプセル」ももちろん対応するという。
2017年11月20日配信の『ポケムーバー』Ver1.4を以て『ポケモンバンク』への移動にも対応する。