Monroe Doctrine
1823年にアメリカ合衆国第五代大統領のジェームズ・モンローが議会への教書として出した宣言に由来する外交方針の一。
いわゆる孤立主義の原型のひとつであり、ヨーロッパに対して「お前のものはお前のもの、オレのものはオレのもの」を宣言、アメリカ大陸への不干渉を求めた。転じて、孤立主義全般を指す語としても用いられる。
第二次世界大戦への参加と戦後の北大西洋条約機構(NATO)の結成によって、外交政策上の孤立主義は否定されている。
とはいうものの、「アメリカが世界の警察官である必要はない」との主張する声も根強く残っており、ことある毎に頭をもたげようとするアメリカ外交の基調の一つである。