ギリシャ文字からエトルリア文字を経て派生した文字で、ラテン語表記用の文字。ローマ字とも。英語では“Latin alphabet”又は“Roman alphabet”、“Latin script”と呼ばれる。
なお、単にこの文字のことをアルファベットと呼ばれることがあり、この場合は英語で使用される26文字を指す。
本来のラテン文字から C から G が作り出されたり、 I から J に分岐したり、V から U や W が派生したりして、現在の26文字となった。
のちに英語やフランス語、ドイツ語などヨーロッパ諸言語からアジア・アフリカの少数民族言語まで広がっていった。ダイアクリティカルマークやエスツェットなどの拡張文字の追加によって、言語表記を補う。
日本語の各種ローマ字や中国語のピンインなど、補助文字として使用される例もある。
この文字からドイツ文字(フラクトゥール或いは亀甲文字とも)やゲール文字が派生した。
2008年現在、ユニコードではラテン拡張-Dまでが使用可能である。