F1コンストラクター。
オーストリアのエナジードリンクメーカー「レッドブル」がジャガーF1チームを購入し、2005年より参戦。
旧ジャガーのマシンが戦闘力の低かったため、当初は活躍が期待されていなかった。しかしデビッド・クルサードが4位入賞2回を果たすなど予想を裏切り、その活躍は「春の衝撃」と呼ばれた。
2006年はフェラーリエンジンを購入、さらにはマクラーレンから空力工学のスペシャリストであるエイドリアン・ニューウェイがCTOに就任し、ますます戦力アップが期待された。
2007年から2018年までルノーエンジン(またはパワーユニット*1)を採用。とくに2010年にセバスチャン・ベッテルの活躍で初のF1コンストラクターズチャンピオンを獲得してからは4年連続でコンストラクターズチャンピオンとなり、黄金時代を築き上げた。エンジン規定がハイブリッドのパワーユニットとなってからも3強の一角として注目を集める。
2005年に資金難のミナルディを買収し、2006年からジュニアチーム「スクーデリア・トロ・ロッソ」(トロロッソ)として活動することになった。
以前はトロロッソのドライバーをレッドブルのテストで起用するなど交流が活発になされていた*2。トロロッソで成果を上げたドライバーがレッドブルに昇格するという仕組みは健在である。
過去にはレッドブルとトロロッソでシャシーの共通化を試みたものの、レギュレーションに阻まれ失敗に終わったことがある。以降は可能な限りの共通化をしつつも別のシャシーを採用、開発部門のレッドブル・テクノロジー社から両チームに部品が供給されるという体裁で協力関係を続けている。