STORY SNSの普及で、私たちは液晶画面に敷き詰められたタイムライン上の会話や写真さえ眺めれば、現実で会って言葉を交わさなくてもつながりを身近に感じることができるようになった。でも、画面の中のあなた方は現実よりも楽しそうで、私の孤独はより一層深くなる。 それは、私の中にある原風景に似ていて、小学性の頃ドッジボールに混ざるのが苦手だから、みんなが楽しそうに遊んでいる風景を私だけ校舎の二階から眺めていた体験とよく似ている。 だから、あの頃と数年経った私自身はあまり変わらないのかもしれない。 私は今、仙台を離れて東京にいる。 私はあそこに取り残されたあなた方と、君のその後を夢想する。 ◇コメント…