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ロットワイラー

(動植物)
ろっとわいらー

ロットワイラーの先祖をたどればはチベタン・マスティフといわれている。古代ローマ帝国が中央ヨーロッパに進攻したとき食用とする牛を護衛し荷車を曳き夜間は兵舎を警備する作業犬として同行したと言われている。ローマから中欧への進軍はアルプスを越え原生林を抜けて過酷な気候条件の中をも行軍したにちがいない。

以後ロットワイラーはドイツに定着して牧羊犬、牧畜犬としても改良さたたらしい。この時期ローマ兵には多くのゲルマン人がいたが、そのローマ人も一緒に定住したのか犬だけが置いていかれたのかは定かではない。いずれにしても、この地方の人たちがこの犬の種を固定して現代に伝えたことになる。

後年この地域の住居跡から赤いタイルの堆積が発掘され、南ドイツのこの地方は、赤いタイル「ロット・ワイル」地方と呼ばれるようになった。ロットワイラーの犬種名はこれに由来すると言う。ロット・ワイル地方は交易の要衝であり家畜商人の多くもこの地に住んだ。家畜移送のためにロットワイラーは牛などを市場まで追い立てるのに不可欠の犬となった。その地方では「肉屋の犬」と呼ばれていたそうだ。

その後、ロットワイラーは荷車を曳く能力を重宝がられ、以来2000年の間ミルク缶や農作物の運搬から行商の荷車を曳く仕事に使われてきた。それによって、元来の強靭な体力と忍耐強さに加え人との信頼関係や従順さ愛情の深さと人の意を解する能力が開発されたと思われる。

イギリスでは1854年の動物保護法で荷車などの牽引用にイヌを使うことがとくに禁止された。フランスでは1999年に動物保護に関する法律が成立し、裁判官は動物虐待者に飼育禁止命令を出すことができるようになった。ドイツでは、動物に対して苦痛、苦しみまたは傷害を与えてはならないとする動物保護法が改正されたのは1986である。

ロットワイラーの仕事は、ロバが荷車を引いたり、鉄道や車両に代わり、かえってロットワイラーの存在が危ぶまれるようになる。この地方でロットワイラーの数は激減し犬種存亡の危機を迎えたが警察犬として高い評価を得ることとなる。

高い知能と家族を守る強い防護本能から「護身犬」としての知名度が高まった。被毛色や顔貌、感情を表現しやすい特質など、いずれもが護衛犬のイメージに直結していると言える。堂々とした風貌のロットワイラーは大胆で勇敢な性質を持ち警戒心も強いので番犬として理想的な犬種といえる。

また、現在ではセラピー犬として多くが活躍していることから賢く従順な犬であることがわかる。人を助けをしたいという意志がなければセラピードッグにはなれない。その点でもロットワイラーは最適と言われている。人間に対する愛情があるらしい。セラピー犬は初対面の人と接することが仕事なので人と接するのを好む社交的な犬しか採用しない。アメリカでは2番目に人気の高い犬種であり現在では世界中にファンも多い。

ロットワイラーが過去も今日も高い評価を維持しているのは、ローマ時代から脈々と継承されるマスティフ系犬種に共通する特性によるものである。ロットワイラーはドーベルマンの作出に大きく貢献した犬としても知られ、ドーベルマンに比べ首が太くたくましいのが特徴で重々しい印象を受ける。

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