加藤清正(上)【電子書籍】[ 海音寺潮五郎 ]価格: 750 円楽天で詳細を見る 【あらすじ】 羽柴秀吉が浅井家の旧領を受けついで長浜に城を築いた年、秀吉の母のいとこ、お沢が息子を連れて訪ねてくる。虎之助と名乗るその少年は、身体が大きく堂々として、秀吉は侍奉公の将来性が見込んで、200石で召し抱え、名を加藤清正と改めた。その後秀吉は近江の寺で修行をしていた石田左吉三成という利発そうな青年と、清正ほどの背丈はないが怪力の福島市松正則も召し抱える。清正は尾張で同郷の市松とは馬が合うものの、知恵をひけらかして蔑む視線を送る左吉とそりが合わなかった。 秀吉は信長から播磨攻略を命じられ、その背後にいる毛…