中華帝国の一つ晋王朝の歴史を記した史書「晋書」にある「粛慎伝」の日本語訳文を作りました。 原文と併記してますので、書記法を検証するのも面白いでしょう。「晋」は三国を統一した中国の「古代帝国」です。 粛慎は満州民族の祖先で、日本書紀では「みしはせ」と呼んでます。 「み」は接頭辞ですが「しはせ」は、粛慎の「上古中国語音」を写した呼び方です。 肅慎氏一名挹婁,在不咸山北,去夫餘可六十日行。東濱大海,西接寇漫汗國,北極弱水。其土界廣袤數千里,居深山窮谷,其路險阻,車馬不通。夏則巣居,冬則穴處。父子世為君長。無文墨,以言語為約。有馬不乘,但以為財産而已。無牛羊,多畜豬,食其肉,衣其皮,績毛以為布。有樹名…