静岡県出身の日本画家。 主に絹本に岩絵具を用いて描く古典的な画法で、女性や花、その幽霊などを描き、内臓や身体器官もモチーフにしつつ、自己分析的に「痛み」「狂気」を絵画で追求している。
2011年、横浜美術館で初めて個展を開催。同年12月31日、第62回NHK紅白歌合戦の特別審査員に選出されている。
FUYUKO MATSUI
松井冬子 一 MATSUI FUYUKO I
松井冬子画集 世界中の子と友達になれる (エーテー・アートブック)
増補改訂版 松井冬子 二 MATSUI FUYUKO II (エーテー・アートブック)
谷口月窓作【九相図】 仏教絵画に「九相図」というものがある。 人の体が朽ちていく様子を描いたものであるが、それは諸行は無常であることの教え。 道端にて野ざらしの遺体と出会うことはなくなった昨今。 死は過剰包装され、自然の一部に溶け込むことはなくなってしまったのかもしれない。 松井冬子画伯作品【浄相の持続】 何年前のことだったか、美術館の一角で行われていた日本画家「松井冬子画伯」の展覧会に偶然出会ったことがあるのだけれど、その作品たちの幽玄さに思わず息を飲んだことを今日は不思議と思い出している。 私の人生において、過去に仕事として多くのご遺体のお世話させていただくことができたことは「有難し経験」…
仕事に必要だったので読みました。 13年前に出たユーミンの対談本です。 才輝礼讃 38のyumiyoriな話 本書は、読売新聞水曜夕刊「Pop Style」にて 2008年8月から2011年8月まで連載された 「yumiyoriな話」を再編集したものです 2008年、リーマンショックの年に連載が始まって、 2011年、東日本大震災の年に連載が終わるという、 日本の節目から節目にかけての連載だったんですね。 当たり前ですけど、対談相手は著名人ばかり。 松井冬子という美人画家さんだけは知りませんでした。 写真を見ると銀座のクラブのママみたい。 www.matsuifuyuko.com 【対談相手】…
今日はサボる日だから比較的心が穏やか。 シフトの関係で公休だけど、私にとって平日休み=サボりの日なのだ。 今日は今年初の美術館へ行く。 展示タイトルは【ヒューマンビーイング】で、美術の基と言える人物──彫刻が主体の展示会だった。フランソワ・ポンポンが動物ではなく人物彫刻を創ってた時期の作品とか、日本の彫刻家とか。北村西望って人の作品が好きだったな。 絵画も松井冬子の作品があってテンション上がった。 早く私も創作で名を馳せてそれで食べたい。ブワッと有名に…より粛々と、でもそれだけでなんとかやっていけるよーってくらいの。地方の田舎だとギリ成り立つのかな。 その前に引っ越しのために荷物整理したり、掃…
美術予備校に通っていた時 講師の先生が 生徒を前にして 受かるには まず 美醜のどちらを目指すか 決めなさい と 言った 人の多くは 美しいものが好きだし 美しいものを 描きたいと思う けれど 美しさで 勝負しようと思ったら 並び立つものがないくらい 際立って 美しくなくてはならない ちょっと綺麗なんてのは いくらでもあって 中途半端では 歯牙にもかけられない 美しさで競うのは難しい けれど 醜いものは 醜悪 恐怖 辛苦 苦痛 悲嘆 それらは 強烈な感情を引き起こし だからこそ インパクトを与え 視線を惹きつける それは 受験では 強み 見る者の 感情を 揺り動かすことができれば 可能性は高く…