<太刀 銘:長光(号:大般若長光)> ・鎌倉-室町時代 ・備前長船長光 ・重文指定日 1931.12.14 ・国宝指定日 1951.06.09 ・東京国立博物館 所蔵 備前長船派の刀工で、光忠の子・長光によって打たれた太刀で 室町時代以来の大名物と謳われる長光の傑作である。 長光は、古刀期の最大勢力である備前長船の基礎を築いた人物とされ、 現存品も多いが、その人気に比例し偽物も多く打たれた。 室町時代に銭600貫(4800-6000万円)という破格の代付がされ、 全600巻ある「大般若経」にちなんで名付けられた。 元は足利将軍家にあり、第13代将軍・義輝より、 重臣の三好長慶に下賜されたともあ…